お台場を弾幕色に染め上げろ! STGイベント「わっしょい! 三周目」に行ってきました:日々是遊戯
去る5月4日、東京・お台場のイベントハウス「東京カルチャーカルチャー」において、シューティングゲーム専門のライブイベント「わっしょい! 三周目」が開催された。
今回は2分でチケット完売だったそうです
ゴールデンウィーク真っただ中の5月4日、カップルや若者であふれかえる東京・お台場にて、ちょっと変わったゲームイベントが三たび開催された。シューティングゲーム好きによる、シューティングゲーム好きのためのライブイベント、その名も「わっしょい! 三周目」!! 昨年10月に開催された「わっしょい! 二周目」に続いて、今回も取材に行ってまいりました。
イベントは前回と同じく三部構成で、第一部はYUJ氏による「デススマイルズ メガブラックレーベル」とmYU氏による「エスプガルーダII」、第二部では颪氏の「デススマイルズ メガブラックレーベル」と神威氏の「バトルガレッガ」、そして第三部はSWY氏による「怒首領蜂大復活 ver.1.5」という流れで進行。今回も目の前で繰り広げられるトップスコアラーたちの“神業”と、画面を埋め尽くさんばかりの美しい“弾幕”を、たっぷり3時間以上にわたって堪能することができた。
中でも今回、特に盛り上がったのが神威氏の「バトルガレッガ」とSWY氏の「怒首領蜂大復活ver.1.5」の2タイトル。「バトルガレッガ」は1996年の作品だが、今なお多くのファンに愛され続けている名作で、そのカリスマ性あふれる弾幕と、ユニークな「稼ぎ」システムの数々は、後の弾幕シューティングに多大な影響を与えたとされている。今回神威氏が披露してくれたプレイは、そんな13年の歴史のまさに集大成とも呼べるもので、アイテムの取り方や自機の潰し方(「バトルガレッガ」では残機を多く残した状態で進んでいくと、難易度がぐんぐん上昇していってしまうため、“スコアを稼いで残機を増やし、増やした残機をわざと潰すことで難易度を下げる”という独特のプレイスタイルが求められる)ひとつ取ってもすべて緻密な理論とテクニックに基づいて実践されており、まるでひとつの完成されたショーを見ているかのような美しさがあった。
また途中、ボスの無敵パーツにひたすらショットを打ち込んでそのスコアを稼ぐ「打ち込み点稼ぎ」のシーンでは、オロナミンCのビンでボタンを固定し、自らはレバーから完全に手を離してしまうといったパフォーマンスもあり、そのすさまじいプレイ内容とは裏腹に、本人は終始余裕たっぷりだったのも印象的。「13年休まずプレイし続けた」(神威氏)という言葉の重みをそのまま反映したようなプレイに、会場からはたびたび拍手やどよめきが沸き起こっていた。もちろん最後はきっちり残機ゼロでラスボスを撃破し、会場大盛り上がり。お見事でした。
また前回、ISO氏が挑戦したものの真ボス「ヒバチ」の前に惜しくもゲームオーバーとなってしまった「怒首領蜂大復活ver1.5」には、「わっしょい!」的なリベンジも賭けて、前回「サイヴァリア リビジョン」に挑んだSWY氏が挑戦。本日最後のタイトルということもあって、会場全体が息をのんでSWY氏のプレイを見守った。
さすがに「わっしょい!」常連のSWY氏だけあって、かなりアグレッシブに稼ぎつつも終始プレイは安定。まずは1周目をノーミスで突破し「裏2周目」に突入、さらに激しさを増した「裏2周目」にも屈することなく、やはりノーミスで真ボス「ヒバチ」まで辿り着いていた。しかもこの間、コンボが途切れたのは2周目5面の1回のみ(たぶん)というからすさまじい。
しかし、「怒首領蜂大復活」の真の恐ろしさはここから。真ボス「ヒバチ」の猛攻の前に、エクステンド分も含めて7機もあった自機はみるみる消滅。引き替えにヒバチ側の体力もあと数ミリというところまで減らしはしたものの、ここでとうとうこちらのストックが尽きてラスト1機に。会場からも「うわあー!」という、絶望と諦めの入り交じった悲鳴が沸き起こる。
ところがSWY氏、ラスト1機の絶望的状態から避ける避ける。画面を埋め尽くすような弾幕を前にしながら、なぜか生き残っているSWY氏。狂ったように弾幕を吐き続けるヒバチ、それをウソのように避け続けるSWY氏……。永遠に続くかのように思われたこの戦いだったが、先に力尽きたのはヒバチの方。断末魔の爆風が画面を覆うのと同時に、会場はこの日一番の拍手と歓声で溢れかえっていた。ちなみにSWY氏、このあと行われたじゃんけん大会で来場者を「全滅」させてしまい、自分でプレゼントをもらっていったのはご愛嬌です。
かくしてイベントは大興奮のなか終了。最近では動画サイトなどの充実により、居ながらにしてスーパープレイを見られる環境も整いつつあるとは言え、やはりこうして全員が一丸となって「生」のプレイを見守る緊張感と楽しさは格別。きっと「四周目」もそう遠くないうちに開催されると思われるので、シューティングゲーム好きな人もそうでない人も、ぜひ一度この興奮と一体感を味わってみてほしい。
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