相模北条家の3代目当主は不良大名? 新武将に北条氏康参戦――「戦国無双3」(1/2 ページ)

11月発売予定のWii用ソフト「戦国無双3」に“相模の獅子”北条氏康がプレイヤーキャラとして登場する。にわかに関東が騒がしくなってきた!

» 2009年08月28日 15時22分 公開
[ITmedia]
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新キャラクターに北条氏康――仕込杖で敵をボッコボコ?

 先日発表会が催されたコーエーの「戦国無双3」では、イメージソングをGACKTさんが担当するほか、かつて任天堂が発売した「謎の村雨城」をモチーフにした「村雨城モード」が収録されるなど、いまだかつてない試みが行われる(Wiiで始める一騎当千――宮本茂氏にGACKTさんも駆けつけた「戦国無双3」発表会)。

 コーエーの「真・三國無双」シリーズのゲームシステムを用い、日本の戦国時代を舞台にした「戦国無双」シリーズは、2004年2月に「戦国無双」が発売。2006年2月に「戦国無双2」が発売され、途中「〜猛将伝」や「〜Empires」などの派生作品を展開するに至る人気タイトルと成長した。

 シリーズ最新作となる「戦国無双3」でも、新たに黒田官兵衛、甲斐姫、加藤清正の3武将が新規に参戦することが発表されている。今回、さらに関東の雄、北条家から北条氏康が登場することが公表された。

 北条家の面々やその居城となる小田原城は、過去作にも登場しているのだが、あくまでも風魔小太郎や他武将のストーリー上攻略すべき敵方として登場するのにとどまっていた。今回ようやくプレイヤーが操作可能なキャラクターとして参戦する。はたしてどういった活躍をしてくれるのか? 

 ここでは、シリーズ伝統のアクションである「通常攻撃」、「チャージ攻撃」、「特殊技」、「無双奥義」のほかに、本作からは画面左下に追加される「練技ゲージ」でたまるゲージを消化することで使用する「影技(えいぎ)」「無双奥義・皆伝」という新技についても紹介したい。

北条氏康

 相模北条家の3代目当主。別名「相模の獅子」。一見、不敵な不良大名。その実、言葉とは裏腹に人を思いやる人間味を持ち、民や兵卒と同じ視線でものを見ることができる。戦においては奸智にも長けるが、筋目は通す。武田信玄、上杉謙信と関東の覇を巡り、抗争を繰り広げる。

 武器として仕込杖を用い、杖の先端からは銃弾を発射したり、杖を変形させて槍状の武器として戦うことも可能だ。頭突きやジャンピングエルボーなどの体術も織り交ぜてのアクションが特徴で、特殊技としてガスが発生する爆弾を投げつける。なお、ガス内で攻撃すると、必ず属性攻撃が発動する特性がある。爆弾を無造作に放り投げ、大爆発を発生させて前方近距離を攻撃する「無双奥義・皆伝」を持つ。

通常攻撃では、従来と同じく3種類のアクションを繰り出せる。技が早く、連続攻撃も容易な「通常攻撃」と、通常攻撃と組み合わせることで、より強力な攻撃を出せる「チャージ攻撃」、武将独自の技が繰り出せる「特殊技」がある
練技ゲージを消費して繰り出せる「影技」は、通常技をキャンセルして連続攻撃ができる。再び通常攻撃に繋げられるため、ゲージ残量次第で強烈な連続技がたたき込める

「無双奥義」は、無双ゲージがたまっている時に発動できる必殺技。無双奥義中は周囲の敵がスローモーションになり、コンボ数やダメージを稼ぎやすくなる
本作から追加される「無双奥義・皆伝」は、練技ゲージが最大のときに無双奥義を繰り出すことで発動する、最強の必殺技。比類のない高い攻撃力と、キャラクター固有のカメラワークによる迫力の演出が爽快

上杉謙信

 武器は七支刀。越後を治める大名で、「越後の龍」と呼ばれ、神がかり的な軍略の才を持つ。戦いそのものに生き様を見出す孤高の求道者でもある。常に無口で、感情を表に表さない。武田信玄、北条氏康を自ら認めた敵と定め、闘争を続けている。

 上杉謙信は、毘沙門天の力を借り、背後に巨大な分身を生み出す特殊技が特徴的。毘沙門天の力を借り、正面に向かって勢いよく武器を振り、巨大な衝撃波を発生させて前方長距離を攻撃をする「無双奥義・皆伝」を駆使して、長中距離でも対応可能だ。攻撃速度が若干遅いものの、一撃の攻撃力の高さが魅力だ。前方に集中する技が多いので、眼前に敵を収めることが戦闘のキモとなる。



武田信玄

 武器は軍配。信濃を治める大名で、別名「甲斐の虎」。余裕と知性に満ちた、明るく快活な策士として描かれている。自ら掲げる王道の世のために戦う。好敵手である上杉謙信、北条氏康の才を高く評価しており、戦いを通し絆を深め合っていく。

 巨大な軍配を使ったアクションは、攻撃が広範囲にわたるので攻撃後の隙が大きくなる。軍配を振り、巨大な竜巻を自身を中心に発生させ、周囲中距離を攻撃する「無双奥義・皆伝」を持つ。集団戦では特殊技で自身の能力を強化して一気に殲滅したり、武将戦では相手を投げ飛ばしたりといったように、状況に合わせた攻撃が可能だ。



今川義元

 武器はは刀と蹴鞠。駿河を治める大名で、戦や政治よりも歌や蹴鞠を愛する風流人。武田、上杉、北条三者の関東をめぐる抗争に巻き込まれていく。

 攻撃で特徴的なのは、寝転がり、死んだ振りをすることで無双を回復し続けることができる点。ゲージがたまれば、鞠を前方に全力で蹴りとばし、大爆発を発生させて前方中距離を攻撃する無双奥義・皆伝が使用できる。今川は、刀を振り回しつつ、蹴鞠を使った妙技で戦うのだが、戦いの途中でリフティングを始めたり、突然死んだフリをしたりなど、人を食ったユニークなアクションが多い。



風魔小太郎

 武器は籠手。北条家に仕える忍者軍団「風魔忍軍」の長で、非人間的な容貌と残忍な性格を持つ。秩序を忌み、乱と混沌を好むため、その幻術で数々の戦を攪乱する。

 腕を伸ばして敵をつかみ、前方に投げ飛ばす特殊技を持ち、妖気を体内に溜め込んだ後、腕を伸ばし高速回転をしながら、周囲近距離を攻撃する無双奥義・皆伝など技が多彩。忍者らしく動きは俊敏で、素早い打突や蹴りを繰り出し戦うことが可能で、長い腕を振り回すことで、離れた場所にいる敵を掴んで投げ飛ばすなど、広い攻撃範囲も兼ね備えている。



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