Suara渾身のライブ開催――「Suara Live 2010〜歌始め〜」

Leaf/アクアプラス作品の主題歌などを歌うSuaraさんのライブ「Suara Live 2010〜歌始め〜」が1月2日・3日にO-EASTで開催された。

» 2010年01月25日 13時38分 公開
[ふじたけ,ITmedia]

 Leaf/アクアプラス作品などの主題歌を多数歌うSuaraさんのライブ「Suara Live 2010〜歌始め〜」が1月2日・3日に開催された。今回は、2日のライブの模様をお送りする。

2009年の代表曲ラッシュでライブがスタート

 薄紫のゆったりとした衣装で登場したSuaraさんは、スタートの「adamant faith」の歌いだしに「みなさんあけましておめでとうございます!」と、多くが“聴始め”であろうファンたちにあいさつする。そのまま「君だけの旅路」「赤い糸」を歌いきってのMCで、このライブのためにマカビンビンを2本飲んできたことを明かす。2010年最初のライブだけあって、いろんな意味で気合十分だ。

Suaraさん

もちろんWHITE ALBUMの楽曲も

 「赤い糸」の後はアニメ「WHITE ALBUM」関連の楽曲が続き、「舞い落ちる雪のように」へ。昨年はアニメ第2期の放送だけではなく、水樹奈々さんが歌う第1期OPテーマ「深愛」がNHK紅白歌合戦で披露されるなど、大きな話題を呼んだWHITE ALBUM。深愛はSuaraさん自身もAnimelo Summer Live 2009で水樹さんとコラボした曲でもあり、作品への思い入れが深いようだ。

 「夢幻の丘」からはアコースティックコーナーが始まり、冬らしくアレンジされた楽曲をしっとりと聴かせる。ステージ中央でスポットライトを浴びるSuaraさんのシルエットが美しく映えて、幻想的な時間が流れた。

 人気ナンバー「星座」のピアノイントロが始まると観客からは「きた!」と息を呑む音が聞こえ、Suaraさんもそれに応えるかのように、声の限り熱唱する。そして、デビュー5周年目に突入しての思いを語った。

ステージに立つ辛さと喜びを激白

 「アルバムを出してライブを繰り返すことで、ここまで来させていただきました。ライブ前はいろんな思いが駆け巡って、落ち込んじゃうことがあるんです。初めてのライブが2006年の10月だったんですけど、今思えば、1st Liveは夢への扉であり、禁断の扉でもあったんだなってすごく思うんですね。何が禁断かっていうと、歌を歌うことで得られる喜びは計り知れないのですが、知らなくてもよかったという思いもあったからです。

 歌を通して感じることは楽しいことと辛いことと表裏一体というか、いつもそんな感じなんですよね。初めてのライブが終わった時、大阪へ帰る車の中でマネージャーさんとお話してたんです。その時の私は成功の喜びだけで、責任感やプレッシャーをまだ感じることなく楽しい気持ちだけだった様子を、マネージャーさんは分かってたんでしょうね。帰りの車の中で、『あなたこれからどうするの? 初めてライブをやってどう思った?』って聞かれたんです。

 私が『すごく楽しかったです!』と答えると、マネージャーさんは『そうじゃなくて、ステージに一度登ってしまったら、自分の意志ではもう二度と下りられないんだよ』って返してきました。当時の私には思いがけない言葉でした。マネージャーさんからそのまま『ずっと続けていく中で、何かと引き換えにしなければならないこともあるよ』と、続けて言われたことを覚えています。

 その時はまだ実感が湧かなかったんですけど、ちょうどその後に自分の人生の大事なターニングポイントがあって、それからはワンマンライブと自分の人生の大事なステップがすごく重なるようになったんです。いつもライブの前にこの壁を越えられるのかという試練があって、歌と真剣に向き合うほど重荷になることがあります。でも、今日みたいに、ドキドキしながらもステージに上がれば、こんなに温かく待っていてくださるみなさんが居る。やっぱり歌を続けていかなきゃという気持ちになります。

 アルバムを作り、ライブをやっていくことをライフワークとして、これからも続けていきます! 歌とともに自分も成長していけるものにしたいんです。私はいつも理想が高く、Suaraはこうでなくてはならない、みたいなできもしない理想を掲げて、歌の本来の良さを引き出さなくてはいけないと思っても、やっぱりできなくてへこんだりしてるんです。でも、その繰り返しで成長していけるように、歌をこれからの人生でも続けていきたいなと、今日改めて思いました」(Suaraさん)

決意新たにライブはクライマックスへ

 Suaraさんがこれからも歌っていく決意を確かなものにし、そして恐らく、その思いに触れた観客たちがこれからもSuaraさんを応援していこうと気持ちを固めたところで、ライブはクライマックスへ。最後の「夢想歌」で一部歌詞が飛んでしまった時には観客たちが一緒に歌ってサポートし、Suaraさんは「みなさん、ありがとう!」と、観客たちの温かい声援に感謝。一緒にライブを形作ることによって会場の一体感がさらに高まったところで、アンコールの始まりだ。


結婚のお祝い&スペシャルゲスト(?)登場というサプライズ

 ツアーTシャツと黒いスカートに衣装をチェンジしたSuaraさんは夕陽色のスポットライトを受けながら「トモシビ」を観客と一緒になって歌い、「Crystal Tears」ではスタッフの粋な計らいにより、事前に純白のサイリウムを配られていた観客&関係者が精いっぱい振って、2009年9月に結婚を発表したSuaraさんをお祝いした。

 ウェディングカラー一色のステージを見渡してSuaraさんが「今日は温かく見守ってくださってありがとうございました。年が明けて早々に、温かな気持ちになりました。今年一年がみなさんにとって素敵な一年になるように、私も歌いながら祈っています。お互いいい年にしましょう!」と締めてライブは終了した。

 終演後、2階でライブを鑑賞していた小山剛志さん柚木涼香さんが1階の観客たちへ「あけましておめでとう! 今年もよろしく!」(小山さん)、「今日は来てくれてありがとう!」(柚木さん)とあいさつするサプライズ。全く鳴り止むことのない“剛志コール”に小山さんが「舞台にも来てくれよ! そろそろ帰っていいかな(笑)」と返すやり取りもあり、最後までSuaraさんを囲むファンの温かさを感じられるイベントの幕が閉じた。

Suara Live 2010〜歌始め〜(1月2日版)
1adamant faith
2君だけの旅路
3赤い糸
4舞い落ちる雪のように
5蕾-blue dreams-
6恋の予感
7夢幻の丘
8春夏秋冬
9キミガタメ
10太陽と月
11水鏡
12花詞
13星座
14天使がみる夢
15フレンズ
16アオイロの空
17Free and Dream
18夢想歌
En1明日へ-空色の手紙-
En2トモシビ
En3Crystal Tears

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/28/news029.jpg 「言葉が出ない」 TDL「スペース・マウンテン」現在の状態は…… 変わり果てた“衝撃的な姿”が423万表示
  2. /nl/articles/2412/25/news213.jpg 「やりすぎだろ」 M-1王者が通販サイトでの「非公式グッズ」販売に抗議…… 運営謝罪「申し訳ございませんでした」
  3. /nl/articles/2412/26/news108.jpg 藤本美貴、“豪華なクリスマス夕食”公開 2枚目には夫・品川庄司の“激変した姿”も……「一瞬びっくりした」
  4. /nl/articles/2412/26/news028.jpg パパに娘を任せて風呂から先に出たママ、ふと浴室を振り返ると…… 衝撃展開が400万表示「ホラーすぎ!」「うちの子も……」
  5. /nl/articles/2412/25/news171.jpg ホロライブ・鷹嶺ルイ、クリスマスイブに“悲しすぎる理由”で配信を終了し泣く 「そんなことある?」「悲しいエンディングでしたね…」
  6. /nl/articles/2412/26/news122.jpg 生え際が後退し、数年髪を切ってない男性を理容師がカットしたら…… 驚がくの大変身が1400万再生「彼の人生まで変えちゃった」「すごすぎて涙出た」【米】
  7. /nl/articles/2412/26/news110.jpg 辻希美の長女・希空、“完成度高いクリスマスケーキ”披露 杉浦家6人そろった“豪華すぎる料理”にも反響
  8. /nl/articles/2412/23/news193.jpg 【編み物】淡い色の毛糸を時間をかけてひたすら編むと 芸術品のような仕上がりに脱帽「美しすぎる」
  9. /nl/articles/2412/18/news171.jpg “27歳差夫妻”、妻の母親に妊娠報告したら……涙を浮かべて まさかの「パパと同い年のおばあちゃん!」が誕生
  10. /nl/articles/2412/24/news037.jpg 毛糸で作ったお花を200個つなげると…… “圧巻の防寒アイテム”完成に「なにこれ作りたい……!!」「美しすぎる!」と100万再生【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  3. 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  4. 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に【大谷翔平激動の2024年 「お菓子」にも注目集まる】
  5. 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  6. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  7. 「バグってる」 シャトレーゼの“864円で買える”「1人用クリスマスケーキ」に大絶賛の声 「企業努力すごい」
  8. 「昔モテた」と言い張るパパ→信じていない娘だったが…… 当時の“驚きの姿”が2900万再生「おおっ!」「マジかよ」【海外】
  9. トイレットペーパーの芯を毛糸でぐるっと埋めていくと…… 冬に大活躍しそうなアイテムが完成「編んでるのかと思いきや」【海外】
  10. “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」