時代は3Dより1D!? 名作FPSを三次元→一次元にディメイクしたら……日々是遊戯

海外のゲームファンが、FSP初期の名作「ウルフェンシュタイン3D」をなんと「一次元」にディメイクしてしまったそう。え、どういうこと!?

» 2011年02月02日 22時58分 公開
[池谷勇人,ITmedia]

確かに一次元でした

 id Softwareが1992年に発売し、すべてのFPSの原型になったとも言われる名作「ウルフェンシュタイン3D」。このゲームをなんと、海外のファンが「1D」――つまり「一次元」にディメイクしてしまったそうです。

ゲーム画面。HUD部分をのぞけば、確かに一本の「線」だけですべてを表現しています

 タイトルはずばり「ウルフェンシュタイン1D」。そもそも一次元のゲームってどういうことだ? と一瞬耳を疑いましたが、実際遊んでみて納得。一次元だからつまり、マップも、プレイヤーも、アイテムも、全部一本の「線」で表現されているんですね。

 一応説明しておくと、画像の真ん中を横切っている一本の白い線がゲーム画面。濃い白がプレイヤーで、水色はドア、オレンジは敵をそれぞれ表しています。つまり写真の状態だと、プレイヤーはドアを挟んで2体の敵と向かい合っているというわけ。

 操作はキーボードの左右キーで移動、Ctrlで射撃、Spaceでドアの開閉。なにぶんマップが一次元なので、攻撃を避けるという概念はなく、敵との戦いはもっぱら足を止めての撃ち合いがメイン(一応、ドアで敵弾を防ぐことはできる)。回復アイテムなどを駆使しながら、右端まで無事に辿り着くことができればクリアとなります。

 タイトルに「3D」とあるとおり、原作はポリゴンを使ったなめらかな3D表現が最大の特徴でした。そのゲームをあえて「1D」にしてしまおうという発想がなんともユニーク。一応、線として色が付いてそこに存在している時点で「2D」じゃないかという意見もありますが、この際細かいことを気にしたら負けです。ある意味、これこそ究極のディメイクと言えるかもしれませんね。

左から右にスクロールしていくマップを進んでいき、右端まで辿り着くことができればクリア。粗も目立つものの、一応ちゃんとゲームになってるところがスゴい

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