「RoboGames2012」に日本からドリームチームが参加した!! パフォーマンス編:ロボットのオリンピック
ここのところ連日、ロンドンオリンピックの話題でもちきりでしたが、実はロボットのオリンピックともいうべき大会「RoboGames2012」にも、日本からROBOT JAPANチームが参加していたんです。
参加国多数、ロボットのオリンピック「RoboGames2012」
ゆるいレギュレーションと派手な演出で、ホビーロボットの初心者でも参加しやすいというのがコンセプトのロボットイベント「ROBOT JAPAN 4th」が、2012年8月18日に東京都の築地本願寺ブティストホールにて開催予定です。その「ROBOT JAPAN」を主催するマゼル・ジャパンが中心となって、「Team Robot Japan」を結成。2012年4月20日から22日にアメリカ、サンフランシスコで開催されたロボットのオリンピックともいうべき大会「RoboGames2012」に参加しました。
「Team Robot Japan」は、何度か紹介しているロボットプロレス「できんのか!」の皆さん、格闘技経験も豊富なベテランロボットビルダー丸氏のキングカイザーも参加したという、いわばドリームチームです。ドリームチームなんて書くと、ちょっと大袈裟なんじゃないの? と思われるかもしれませんが、ことホビーロボット、それも二足歩行ともなれば日本のロボットビルダーは世界中のロボットビルダーから一目置かれる存在。「RoboGames2012」主催者サイドからも「ぜひ参加して欲しい」とのオファーを受け、ステージが会場の目立つ位置に用意されるぐらい。あながち過剰な表現ではないのです。マゼル・ジャパンは、世界の人々に日本のロボットを見てもらいたい、そして日本のロボットビルダーと世界のロボットビルダーに交流してもらいたいということで、2011年から「RoboGames」に参加しています。
日本製ロボットの真骨頂、トコトコ丸の演舞
「Team Robot Japan」のパフォーマンスは、ロボットプロレスとその合間をキングカイザー、トコトコ丸のパフォーマンスという、日本のロボット関連イベントでも大人気の鉄板メニューで構成されていました。
キングカイザーが「リアル・スティール」デモを本場米国で披露
映画「リアル・スティール」の監督、ショーン・レヴィ氏が撮影の際にインスピレーションを得たであろう二足歩行ロボット、キングカイザー。そのキングカイザーの制作者、丸氏が映画「リアル・スティール」からインスピレーションを得て考案したモーションキャプチャによる操縦デモを「リアル・スティール」の本場アメリカで披露しました。後方に立つ、丸氏の動作そのままにキングカイザーも動作するという、デモンストレーション自体も高度ですが、そういった経緯を知ってから観るとまた違った感慨を覚えます。

丸氏によるデモのほかに、実際にモーションキャプチャによるキングカイザーの操縦体験も行われたそうなのですが、アメリカ人の少年が操縦体験した際に興奮に顔を真っ赤にして感動しているを見て、丸氏はロボットに国境は関係ないと感じたそうです。
ロボットプロレス「できんのか!」出張公演
もちろん、日本で、否、おそらく世界で唯一のロボットプロレス団体でしょう「できんのか!」の出張公演もありました。「できんのか!」のショーは「RoboGames2012」開催期間中連日、3日間行われたのですが、その短い間にもファンが生まれ、初日のショーの終わりに次の日の開催時間をアナウンスしたところ、次の日にはロボットプロレスショーの開催時間にステージに人だかりができるようになったそうです。アメリカ出張公演にあたってはいつものリングをトラックで運ぶことはできませんから、マットに使用する板だけ現地調達で、そのほかのポストやロープなどは日本で組み立て式のものを製作して旅行トランクで運んで組み立てるという方法で比較的スムーズに設置できたそうです。
アメリカ遠征ということで、仕事の都合などで参加できなかった「できんのか!」メンバーも多く、今回はいつもは名脇役を務めることが多い、流血仮面に注目が集まりました。必殺技「流血エルボー」の右手を振り上げる予備動作に入るだけで歓声が上がり、「流血エルボー」炸裂の瞬間には場内は大いに盛り上がりました。流血仮面オペレーターを務めた「できんのか!」影の支配者、ミステル・タマオ総統はこのことに感銘を受け、「予備動作に入るだけで歓声が上がったのは、必殺技『流血エルボー』が世界に認知された証拠。これからは『ピープルズ・エルボー』と改名する!」と宣言したとかなんとか(「ピープルズ・エルボー」は俳優としても活躍するアメリカのプロレスラー、ザ・ロック氏が得意とする有名な必殺技です)。何を言っているのか分からない方はこちらの動画をご覧ください。

今回は「Team Robot Japan」がステージで行ったパフォーマンスを紹介しましたが、次回の後編ではバトル編をお届けします。日本では考えられない火薬を使用した過激な競技や、実際に機体を破壊し合うという驚愕の競技もありますのでお楽しみに!
関連記事
「ロボでサバゲ!」メカニズム編:ロボットでサバイバルゲームできるのか
ゲーム編では、「ロボでサバゲ!」が行っている屋内でのロボットを使ったサバイバルゲームを紹介したが、メカニズム編では使われている機体がどういったものかを紹介する。「ロボでサバゲ!」ゲーム編:ロボットでサバイバルゲームができるのか
なんと! サバイバルゲームを人間ではなくロボットを使ってプレイするという試みを、定期的に行っている「ロボでサバゲ!」という集まりがある!! 実際にゲームを観戦してきたので、ここに紹介しよう。こいつ……買えるぞ! 夢の4脚ロボット「クラタス」オーダーは1億600万円から
全ロボットファン、いや、全人類の夢がついに現実に!ワンダーフェスティバル2012[夏]:搭乗可能なロボット登場 萌えもコスプレもない漢のワンフェス
「ワンダーフェスティバル2012[夏]」リポートは、1/1のやら乗車可能やらでロボ成分多め。第二次世界大戦車両と、飛ばないけどすごい紙飛行機も紹介。ヒーロー系二足歩行ロボット「キングカイザー」が瓦割りに挑戦!!
ITmediaガジェットにも何度か登場、YouTubeではすっかり人気者の日本発ヒーロー系ロボット「キングカイザー」がまたしてもやってくれました! 特撮なし、ガチで瓦割りに挑戦です。アートな折りたたみイス おとぼけ顔の「RoboChair」
たためばイスに、平らにすればアートに。ダンスするスマホ用スピーカードック「Shimi」
スマートフォン用“ロボット”スピーカードック「Shimi」は、音楽に合わせて踊ったり、レコメンド機能も付いている。サーモスタットいらず!? 熱帯魚型ペットロボットを飼う時代へ
タカラトミアーツが発売を予定している「ロボフィッシュ」は、生きているかのように尾びれを動かして泳ぐ熱帯魚型のロボットだ。一切触ることなく:高速完全変形! 「トランスフォーマー プライム RCトランスフォーマー」発売予定
トランスフォーマーといったら、やっぱり変形! でも、この手の変形おもちゃって手でガチャガチャ変形させるものが多い印象ではないでしょうか? ところが! 12月発売予定のトランスフォーマーRCは走行しながら高速完全自動変形するんです!!リモコンで操作できるRoomba新モデル登場
Roomba 970はゲームコントローラーのようなリモコン「Wireless
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
昨日の総合アクセスTOP10
「志摩スペイン村」微塵も人がいないのに突如トレンド入り 「にじさんじ」周央サンゴの“正直すぎるレポ”で話題に
令和のドロンジョは池田エライザ! 義足つけた“若き日”のキャラクタービジュアル公開
お父さんの帰りが遅くなると、愛猫が玄関で待ち続け…… ドアをじっと見つめる忠犬ハチ公のような姿がいとおしい
子猫がおねむでウトウトしたら……“放送事故”のハプニング!? 白目をむいた瞬間に「可愛すぎて笑える」と11万いいね
映画館「新宿バルト9」、予約システムでの迷惑行為に注意 「100ワニ」イタズラ予約を受けてか
「これはにゃんこの遊園地」「素晴らしい取り組み、アイデアに脱帽」 猫ファーストな賃貸物件で過ごす猫ちゃんが楽しそう
秋山成勲、ボビー・オロゴンとの“ガチ”スパークリングに反響 46歳と56歳の対決に「まだまだおっさんは強えんだ」
広瀬すず、ルイ・ヴィトン輝く真っ赤なリップの“色っぽショット”
改造フィギュア「余ったほうのケンタウロス」に笑い 馬頭とヒトの下半身の半人半馬が元気に爆走
“マリリン・モンロー完コピ”お騒がせセレブをデザイナーが全否定「大きな過ちだ」 博物館から借用して物議
先週の総合アクセスTOP10
- 人気動画ジャンル「ゆっくり茶番劇」を第三者が商標登録し年10万円のライセンス契約を求める ZUNさん「法律に詳しい方に確認します」
- 華原朋美、“隠し子”巡る夫の虚言癖に怒り「私はだまされて結婚」 家を飛び出した親に2歳息子も「もうパパとはいわなくなりました」
- フワちゃん、指原莉乃同乗のクルマで事故 瞬間を伝える動画が「予想の10倍ぶつけてる」「笑い事ではない」と物議
- 「ゆっくり茶番劇」商標取得者の代理人が謝罪 「皆様に愛されている商標であることを存じておらず」「爆破予告については直ちに通報致しました」
- YOSHIKI、最愛の母が永眠 受けた喪失感の大きさに「まだ心の整理ができず」「涙が枯れるまで泣かせて」
- 「ディ、ディープすぎません?」「北斗担、間違いなく命日」 “恋マジ”広瀬アリス&松村北斗、ラストの“濃厚キスシーン”に視聴者あ然
- 有吉弘行、上島竜兵さんへ「本当にありがとうございますしかなかった」 涙ながらの追悼に「有吉さんが声を詰まらせるとは」
- 岩隈久志、高校卒業式でドレスをまとった長女との2ショットが美男美女すぎた 「恋人みたい」「親子には見えません」
- キンコン西野、勝手に婚姻届を出される 「絶対コイツなんすよ」“妻になりかけた女性”の目星も
- 子猫のときは白かったのに→「思った3倍柄と色出た」 猫のビフォーアフターに「どっちもかわいい!」の声
先月の総合アクセスTOP10
- 「普通ではなかった」 坂上忍、「バイキング」卒業翌日に“生放送”の重圧語る 都内自宅取り壊しの決断も明かす
- どうやって着てるんだ! 冨永愛、背中丸見えな“人魚風衣装”に「誰にも真似できない」と反響
- 柴犬が1年ぶりの再会に待ちきれず…… 帰省したお姉ちゃんを見つけてよろこびを爆発させる姿に涙が出る
- 「カムカム」最終回目前、怒涛の展開に視聴者からのツッコミ殺到 「突然のどエラい告白で放送事故」
- 「お綺麗すぎてぶち抜かれた」 フワちゃんが2時間メイクで雰囲気一変、シックな黒ドレスでのモデル姿に称賛の声
- この画像の中に猫が隠れています 見つかるとスッキリなクイズに「わからん」「手こずった」
- 「きもい」「仕事減ったな」水谷隼、誹謗中傷DMへ怒り 「後で泣き喚いても一切同情しないから」
- だいたひかる、虐待の疑いで通報される 警察の訪問受け「アンチが多い事もお伝えしておきました」
- 里田まい、入学準備中の長男に「違う、そうじゃない」 父・田中将大選手そっちのけの推し愛が暴走
- 息子が、大親友ハスキーの「あそんで」を無視した結果…… 激おこワンコとのわちゃわちゃなやりとりに21万いいね