“肉のエアーズロック”は本当にあった:なぜ食べるのか? そこに肉があるからだ
鉄板の上に置かれるや拍手喝さい、盛り上がること請け合いの“肉のエアーズロック”と称えられる肉塊を提供する大木屋さんののれんをくぐった。
肉のエアーズロック――なんて素敵な響きだろう。どれだけ肉厚なのか容易に想像できる。そしてヨダレがじゅるりとあふれ出る。きっと、オーストラリアの荒涼たる大地に唐突に現れる太陽に照らされた赤銅色のウルル(エアーズロック)のように、黒鉄色の鉄板の上に真っ赤な肉塊がただそこに存在しているのだろう。じゅるりじゅるり。よろしい、ならば食べてみようじゃないか!
訪ねたのは日暮里と市ヶ谷に店舗をかまえる大木屋さん。ネイチャージモンで取り上げられたことで一躍名を広め、予約が必至の人気店だ。5人以上でなくては予約ができないとあって、編集部総出で市ヶ谷店へと出向くことにした。もちろん、お腹は空いている。
大きな地図で見る
選んだのはAコース。前菜代わりのかつおのたたきに、肉のエアーズロック、海鮮焼き、メンチカツ、そして鉄板からあふれんばかりのもんじゃが圧倒的な質量で提供される。
意気揚々と席につき、各々飲み物を頼むとまずはかつおのたたきをいただく。前日体調不良を訴えていた記者もこの日のために早退して備えてきた。あっという間にぺろりとたいらげる。ここでようやく鉄板に火が入り、お待ちかねの肉塊がお出ましとなった。
![画像](https://image.itmedia.co.jp/nl/articles/1204/19/wk_120411niku06.jpg)
なぜ肉のエアーズロックと言われているのか。店員さんに聞いてみると、その見た目もさることながら、使用している肉がオージービーフだからとの回答。実に分かりやすい。そうこうしているうちにじっくり両面に焼き色がつき、赤かった肉塊の側面もほんのり火が通っていく。それを見越して店員さんが素早くスライスしていく。
肉塊を平らげたあとはカキ、エビ、ホタテ、イカをネギで炒める海鮮焼きが提供される。8人で訪れたためそれぞれ4つずつ。じゃんけんで公平に取り分けていく。ちなみに人気は予想どおりカキ、エビ、ホタテ、イカの順だった。こちらの具材は季節によって変わるらしい。
次に出て来たのはゲンコツより大きなメンチカツ。その周囲にキャベツの千切りを添えていく。まるで鳥の巣のようだ。そこにソースをかけて出来上がりだ。8等分に切り分けると中から肉汁があふれてくる。これまた一同ひるむことなくいただいた。
そして締めに、両手いっぱいのもんじゃが登場する。忘れていたが、ここはもんじゃ屋。もんじゃがなければ締まらない。ただ、その量たるや……。写真を見ていただくと分かるように、縮尺がおかしいとしか思えない。ボールに入った具材を一生懸命かき混ぜたら、半分ずつ鉄板に投入していく。いわゆる一般のもんじゃと違って土手は作らず、まんべんなく鉄板全体にならすのが大木屋風。きゃべつがしなっとしたらなんとなく完成だ。
さすがに圧倒的な物量に怖気づいたが、2杯分なんなく腹に収まっていく。意外と食べられるものだ。最後に口直しのシャーベットをほおばって各自4500円くらい。人数がいればよりお得感も高まるだろう。やはり5人以上での予約をオススメする。きっと、肉のエアーズロックの登場に盛り上がること請け合いだ。
関連記事
実は全国チェーンだと思ってました……:なぜ「さわやか」の「げんこつハンバーグ」は静岡でしか食べられないのか
静岡のご当地グルメと言えば、静岡おでんや富士宮やきそばなどが有名。しかし、本当に静岡でしか食べられないグルメと言ったら、やっぱり「さわやかのげんこつハンバーグ」だろう。ベーコンがまるでミルフィーユ:じゃあ2500%増量で!――バーガーキングのプラス100円でベーコン15枚追加祭りに参加してみた
ベーコンが食べたい。むしろハンバーガーよりベーコンだ。そんなベーコン好きのためにバーガーキングがやってくれた。さっそく500円(75枚)分、ベーコンを追加してみたらえらいことになった。皮アリ皮ナシ、どっちがお好き? ウワサの「自販機りんご」を食べてみた
これからはコーヒーのかわりにりんごを! 都営三田線水道橋駅に新しく設置された、りんごの自動販売機を試してみた。鷹好きの、鷹好きによる、鷹好きのためのカフェ「鷹匠茶屋」でごはんしてきた
お店の中に猛禽(もうきん)類がいることで、徐々に浸透し始めている三鷹「鷹匠茶屋」。その店主のあふれる鷹への愛に触れてきた。見てよし食べてよし! とことんリポート:カップヌードルやチキンラーメンも作れる カップヌードルミュージアムに行ってきた
自分だけのカップヌードル作りにチキンラーメン手作り体験、インスタントラーメンの歴史が分かる展示、チキンラーメンが生まれた研究小屋の再現――見どころ満載の体験型施設「カップヌードルミュージアム」を堪能してきた。ネコの手も借りたい そんなときにネコの前足型トングをどうぞ
卓上トング「きゃっちだ にゃん」は、料理の時に使えるネコの手(前足)です。肉の名店が集結! 「寺門ジモン厳選! 夢のウマすぎグルメ祭」が東京・渋谷で
お笑い芸人の寺門ジモンさんがプロデュースしたグルメイベント「夢のウマすぎグルメ祭」が東京・渋谷で開催される。ステーキサンドや牛もつ煮込みなど、人気飲食店のメニューが楽しめる。食べてみた:2月2日から全国販売開始 KFC「チキンフィレダブル」をペロリ
いよいよケンタッキーフライドチキンから、肉を肉ではさむ肉だらけのサンドが全国発売される。発表されるやネットでも大いに話題になった。これは食べなくては!食べてみた:6つの“ぷよ”が胃袋で消滅 「ぷよぷよまん(あかぷよ)」が売っていない?
「ぷよぷよまん(あかぷよ)」が1月23日に発売された。でも売っていない! そんな声が上がっています。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
「これが生えたら庭終了」 プロも降参する“何をやっても全部ムダな最恐雑草”の正体が400万再生「ほんとこれ厄介」「土ごと変えないと不可能」
イトーヨーカドー春日部店が閉店へ 「クレヨンしんちゃん」に登場するスーパーのモデル 「残念」「寂しい」惜しむ声
夜、山中の側溝をのぞいてみたら…… 思わず声がもれる“あらぬ生物”の姿に「ヤバいw」「生で見てみたい」
水槽の中で卵を発見→慎重に見守って1カ月後…… 小さな命の誕生に飼い主も視聴者もメロメロ「まじで可愛すぎるほんとに可愛い」
「お父さんはママのオタクだった」 母親が「元・おニャン子」のタレント、アイドルとオタクが“つながっちゃいけない理由”を問いかける
「立体的に円柱を描きなさい」 中1の“斜め上の解答”に「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」
スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
工藤静香、15歳の愛犬が天国へ 感謝の言葉つづるも……「泣いてばかり」「心が追いつかない」と悲痛な思い
外国人が来日して“3年後”…… マクドナルドの“オーダーの変化”に「胃袋が日本人のそれなんよw」とツッコミ
- プロが本気で“アンパンマンの塗り絵”をしたら…… 衝撃の仕上がりが360万再生「凄すぎて笑うしかないww」「チーズが、、、」
- 6年間外につながれっぱなしだったワンコ、保護準備をするため帰ろうとすると…… 思いが伝わるラストに涙が止まらない
- 「お釣りで新紙幣来た!!!!!と思ったら……」 “まさかの正体”に「吹き出してしまった」「逆に……」
- 赤いカブトムシを7年間、厳選交配し続けたら…… 爆誕した“ウルトラレッド”の姿に「フェラーリみたい」「カッコ良すぎる」
- ダイソーで買った330円の「石」を磨いたら……? 吸い込まれそうな美しさが40万回表示の人気 「夏休みの自由研究にもいいのでは?」
- 「これ最初に考えた人、まじ天才」 ダイソーグッズの“じゃない”使い方が「目から鱗すぎ」と反響
- もう笑うしかない Windowsのブルースクリーン多発でオフィス中“真っ青”になった海外の光景がもはや楽しそう
- アジサイを挿し木から育て、4年後…… 息を飲む圧巻の花付きに「何回見ても素晴らしい」「こんな風に育ててみたい!」
- スズメの首は、実は……? 「心臓止まりそうでした」「これは……びっくり!」“真実の姿”に驚愕の声
- 【今日の計算】「8×8÷8÷8」を計算せよ
- 18÷0=? 小3の算数プリントが不可解な出題で物議「割れませんよね?」「“答えなし”では?」
- 日本人ならなぜかスラスラ読めてしまう字が“300万再生超え” 「輪ゴム」みたいなのに「カメラが引いたら一気に分かる」と感動の声
- 「最初から最後まで全ての瞬間がアウト」 Mrs. GREEN APPLE、コカ・コーラとのタイアップ曲に物議 「誰かこれを止める人いなかったのか」
- 「値段を三度見くらいした」 ハードオフに38万5000円で売っていた“予想外の商品”に思わず目を疑う
- 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
- かわいすぎる卓球女子の最新ショットが730万回表示の大反響 「だれや……この透明感あふれる卓球天使は」「AIじゃん」
- 「これはさすがに……」 キャッシュレス推進“ピクトグラム”コンクールに疑問の声相次ぐ…… 主催者の見解は
- 天皇皇后両陛下の英国訪問、カミラ王妃の“日本製バッグ”に注目 皇后陛下が贈ったもの
- 「この家おかしい」と投稿された“家の図面”が111万表示 本当ならばおそろしい“状態”に「パッと見だと気付けない」「なにこれ……」
- 和菓子屋の店主、バイトに難題“はさみ菊”を切らせてみたら…… 282万表示を集めた衝撃のセンスに「すごすぎんか」「天才!?」