「これは欲しい!」と話題の「カエル図鑑」 今後の販売や経緯について作者に聞いた
カエルが苦手な人や関心がなかった人にも見てもらいたい。
愛のあるかわいらしいイラストが、「これは欲しい!」「買いたい!」とTwitterで話題になっていた「カエル図鑑」。描かれたカエルたちはコミカルで親しみやすく、なおかつしっかりと特徴も押さえており、完成度の高さが伺えるものとなっている。
ねとらぼの取材に応じてくれた作者の黒川宇吉さん(@w0o0w_ukichi)によると、このカエル図鑑では日本のカエル21種、国外のカエル24種を紹介。イラストはある程度リアルさを残しつつ、仕草や小物で擬人化しているとのことで表情豊かさが絶妙だ。
提供していただいたイラストを見ていくと、椅子に座ってフォークやナイフを持っていたり、手で敬礼のポーズをしていたりと、カエルがリアルなだけにその姿にほっこりする。ただ、かわいらしさとリアルさの両立は難しいようで、カエルの種類と見る人によっては「グロテスクね……」といわれることもあるそう。筆者的にはこのぶにぶに感とか色味とか最高なのだが。
卒業制作でカエル図鑑を作ることになった黒川さんは、当初から確固としたコンセプトがあったわけではなく、好きなものをたくさん描いた結果だったと振り返る。それを一冊にまとめるようにしてできたのが図鑑となった。制作目的は、「カエルが苦手な人や関心がなかった人に興味を持ってもらう」こと。展示した卒業制作展で観覧者が書き込みしてくれた“感想ノート”は今でも残しているそう。
この卒業制作でいろんな種類を調べて、子どものころから好きだったカエルによりひかれていったという黒川さん。「同じカエルの中でも、種類によって生活の仕方が全然違って、顔形もさまざまなので見ているのがとても楽しい」とその理由を教えてくれた。
普段の制作について聞いてみると、黒川さんは普段も変わらずカエルを中心に生物のイラストやグッズを制作したり、たまに人物イラスト(応援しているアーティストさんの似顔絵など)を描いたりしているとのこと。黒川さん自身のサイト黒宇堂では「カエル図鑑」のイラストの他、さまざまな作品を見ることができる。
そして、気になる本の販売などの予定については、「まだ何も手をつけてないので確定的なことは言えませんが、 こんなに多くの方に反応を頂けたので、手に取って頂ける形にはしたいなと思っています!」ということで、今後、黒川さんの「カエル図鑑」(または関連グッズ)を手にできる日は近いのかもしれない。
(宮原れい)
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はいくおりてぃさくひんのばあげんせえるだ。
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