漫画『おそ松くん』が期間限定で無料読み放題! 「おそ松さん」好きにオススメしたいエピソードをまとめてみた

やっぱり赤塚先生は偉大だった。

» 2017年09月27日 16時30分 公開
[ちぷたそPR/ねとらぼ]
PR

 2015年に放送され、熱狂的な人気を博したテレビアニメ「おそ松さん」。2017年10月2日からはテレビ東京ほかにて待望の2期の放送が決定しています。やったー。待ってたよ!!

おそ松くん 2期放送がいよいよ10月からはじまる「おそ松さん」(画像はアニメ「おそ松さん」公式サイトより)

 ところで、「おそ松さん」ではじめて赤塚作品に触れた方の中には、原作である赤塚不二夫先生の『おそ松くん』は読んだことないよという人も多いのではないでしょうか。

おそ松くん おそ松くんが無料読み放題!

 そんなみなさんに朗報です。2期直前というベストタイミングで、これまで横山光輝『三国志』や福本伸行『賭博黙示録カイジ』などの無料キャンペーンを実施してきた電子書店「eBookJapan」で、『おそ松くん』が毎日1巻ずつ追加で読み放題になる施策、「毎日!おそ松くん祭」が9月29日〜11月1日の期間限定で開催されます(第1巻は常に無料で見られます)。

おそ松くん 第1巻表紙

 同作は昭和にハチャメチャギャグで一世を風靡した赤塚不二夫さんの代表作。6つ子はもちろんのこと、「おそ松さん」でもおなじみのトト子ちゃんやイヤミ、チビ太、デカパンなどの名脇役もバッチリ登場します。今回は「おそ松さん」からのファンに向けて、個人的おすすめエピソードを紹介していきます。

初登場時、顔が全然違う!

 『おそ松くん』は、もともと全4回の短期連載の予定でした。ところが、第1回目の掲載から大反響。結果、7年にもおよぶ長期連載となりました。そんな『おそ松くん』の記念すべき1話。初登場時、全然顔が違いますね!

おそ松くん 顔の雰囲気がちがう……。松代も気持ちシュッとしてるかな(第1巻4P)

 赤塚先生の「どうせ4回で終わるのなら、誰も描いたことがないハチャメチャなマンガを描こう」という思いから誕生したのが、前代未聞の6つ子を主人公にした『おそ松くん』。これは実は1950年に公開されたアメリカのコメディー映画「1ダースなら安くなる」を参考にしたもので、本当は映画通りに12人兄弟にしたかったそうですが、コマに入りきらずに6人兄弟に収まったのだそうです。

6つ子が愛おしい「紙上最大の殴り込み」

 個人的にひたすら6つ子が愛おしいと思う話、「紙上最大の殴り込み」。かしわ餅の葉っぱの大きさなんかどうでもいいじゃないですか。6つ子たちはそれをこうしてケンカしちゃうんですよ。そういえば「おそ松さん」でも4個しかない今川焼きをめぐって大騒ぎする回がありましたね。まるで成長していない……。

おそ松くん かしわ餅で兄弟ゲンカするのどう考えてもかわいいでしょ(第4巻59P)

 兄弟が3対3に分かれて争っているのもかわいいです。ちなみにこのかしわ餅を発端とする争いは町のやくざを巻き込んで大事になり、最終的にはやくざと一緒におそ松兄さん、投獄されます。

おそ松くん お約束の展開(第4巻70P)

 まあ、これも余計な手出しをしたおそ松の自業自得なのですが……。

コンビでサーカスを見に来る回「ショボクレ大サーカス」

おそ松くん 悪いお兄ちゃん……(第3巻105P)

 『おそ松くん』の中でも6つ子の性格の違いが出ているのがこのエピソード。他の兄弟たちはお金を払ってサーカスを見に来るのに、裏からこっそり入ろうとするおそ松とチョロ松のクズっぷり……。ただ、その後自分たちと間違えてひどい目にあう兄弟を助けるために奮闘するという優しい一面も見せてくれます。

イヤミが登場する第4巻

 原作は6つ子が主人公ではありますが、エピソード後半に行くにつれて6つ子ではなくチビ太・イヤミがエピソードの中心になっていきます。イヤミが最初に登場するのは第4巻に収録されている「みんなおそ松が悪いのよ」です。

おそ松くん イヤミ初登場。診察室についてくる兄弟かわいい(第4巻74P)

 イヤミとチビ太は原作ではいろいろな役どころで登場しますが、イヤミの初登場は医師役です。この時はまだ名前はありませんでした。

おそ松くん 昔の友達「井矢見」として再登場(第4巻126P)

 名前が出てくるのは同じく第4巻の「いじわるイヤミをおっぱらえ」という話で再登場した時。父・松造の昔の友達の「井矢見」として、突然訪ねてきて長居する迷惑な人物として描かれ、イヤミを家に帰そうとあの手この手で6つ子が奮闘する話です。そしてこれは、おそ松さんクラスタの中でも伝説になっているエピソードでもあります。

おそ松くん カラ松コショウビール事変ですよ!!(第4巻129P)

 なぜこの話が伝説になっているかというと、イヤミに出すビールにコショウをカラ松が仕込むのですが、それをイヤミに逆に飲まされてしまい大変な目にあうんです。カラ松の不憫体質はこの時からなんですね……。

「おそ松さん」登場エピソードの元ネタ?

おそ松くん イヤミにほれた女性が美女薬で変身という話です(第34巻121P)

 第34巻にはアニメ「おそ松さん」の「イヤミチビ太のレンタル彼女」というエピソードで登場した美女薬も出てきます。30分ごとに1粒飲まないと元に戻ってしまうという設定。そして「レンタル彼女」のシステムの元ネタっぽいものも。

おそ松くん おそ松の提案、嫌な予感しかしない……(第34巻162P)

 第34巻に収録されている「さよならをおしえて……なかよし会社は大繁盛の巻」ではお年玉が少なかったと嘆くトト子ちゃんをおそ松がそそのかして、「女の子と仲良くなれる会社」を作ります。こいつ本当にクズだな!

おそ松くん 追加料金無しなのである意味「おそ松さん」アニメ版よりも良心的かも……(第34巻164P)

 具体的には選んだ女の子とブランコ(1000円)や鉄棒(2万円)で一緒に遊ぶというものです。おそ松……憧れている女の子に何させてんすか……。そしてやっぱり被害に合うのはイヤミやチビ太。

19巻「チビ太の花のいのち」

おそ松くん 「少女マンガみたい」な「チビ太の花のいのち」(第19巻131P)

 アニメ「おそ松さん」第15話の「チビ太の花のいのち」。あの話、原作があったんですね……! チビ太がゴミすて場に生えているバラをかわいそうに思い、家に持ち帰って世話をしたところ、バラの精が出てきて恩返しをしてくれるという話です。アニメも原作もひたすらアホな話があれば、たまにこういうちょっといい話もあったりするからやめられないざんす!

これが本当の「嘘松」? 「うそ松を見つけるざんす」

おそ松くん うそ松、原作に存在していたのか(第34巻68P)

 近年ネットスラングで使われるようになった、本当かどうか疑わしい話を「体験談・目撃談」としてSNSに投稿する人のことを指す「嘘松」(嘘松についてはこちら)。嘘松と呼ばれるようになったのは、投稿をした人の多くがその当時大人気だった「おそ松さん」のアイコンだったから、ということですが、その「嘘松」……というか「うそ松」というキャラクターはなんと原作に登場していました。赤塚先生、恐るべし……。

おそ松くん 大金を詰まれてあっさり承諾おそ松(第34巻70P)

 「うそ松」として登場するのは、警察に追われている泥棒です。デカパン研究所を訪れた泥棒が、警察から逃れるためにその場に居合わせたおそ松の顔になりたいと依頼します。おそ松は最初拒否しますが、お金を差し出されると泥棒が自分の顔になることをあっさり承諾してしまいます。それでいいのか。基本的に「おそ松くん」の世界では、「10人に1人くらい泥棒なのでは?」というくらいに泥棒が出てきます……。

そして衝撃の「40年後のおそ松くん」

 第34巻に収録されている「40年後のおそ松くん」。筆者もこの話の存在だけは知っていて、勝手に最終回だと思っていたのですが最終回でもなんでもなかった。

おそ松くん 衝撃の「40年後のおそ松くん」(第34巻94P)

 この話、5ページしかなくひたすらカオスです。寝込んでいる一松、嫁と子どもがいる兄弟の姿も気になりますが衝撃の「アノニェーボクチョロ松」。チョロ松に一体何が……。


 他にも32巻の「チビ太のバースデー」は泣ける系ですし、6つ子のコスプレが見られる7巻の「おフランスがえりのデザイナー」、19巻の「恐怖の下宿人」……。いろいろとオススメしたい話は尽きませんが、この先はみなさんの目で確かめてみてください。

 6つ子の意外な一面を見られて、何度読んでも発見があり面白い『おそ松くん』。「毎日!おそ松くん祭」でコツコツ読むのもよいですが、9月27日〜11月6日の期間は『おそ松くん』全巻セットおよび途中巻セット半額キャンペーンも行うので、待てない方はこちらをどうぞ! 「おそ松さん」第2期アニメ放送前の予習にもオススメです。

「毎日!おそ松くん祭」キャンペーン概要

  • 毎日1巻ずつ追加の無料読み放題(1巻は常に無料で読める)
    1. はじめの6日間は6つ子にかけて、6巻分が無料で読み放題
    2. 7日目は1巻+7巻、8日目は1巻+7巻+8巻、9日目は1巻+7巻+8巻+9巻……という具合に毎日読める巻数が増えていきます
  • 全巻半額など購入もお得
    1. 『おそ松くん』全巻セットおよび途中巻セット半額
    2. 赤塚不二夫先生 全作品が半額

施策の期間

読み放題期間:9月29日〜11月1日

セット半額期間:9月27日〜11月6日


ⒸFujio Akatsuka



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/13/news176.jpg 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  2. /nl/articles/2411/14/news014.jpg ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. /nl/articles/2411/14/news042.jpg 夫「250円のシャインマスカット買った!」 → 妻が気づいた“まさかの真実”に顔面蒼白 「あるあるすぎる」「マジ分かる」
  4. /nl/articles/2411/14/news090.jpg ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  5. /nl/articles/2411/14/news167.jpg 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. /nl/articles/2411/14/news187.jpg 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. /nl/articles/2208/06/news075.jpg 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. /nl/articles/2411/13/news162.jpg 「情報操作されてる」「ぜーんぶ嘘!!」 175R・SHOGO、元妻・今井絵理子ら巡る週刊誌報道を一蹴 “子ども捨てた”の指摘に「皆さん騙されてます」
  9. /nl/articles/2411/14/news035.jpg 160万円のレンズ購入→一瞬で元取れた! グラビアアイドル兼カメラマンの芸術的な写真に反響「高いレンズってすごいんだな……」「いい買い物」
  10. /nl/articles/2411/12/news194.jpg 「予約しました」 サッポロ一番の袋に見せかけた“笑っちゃいそうなグッズ”が話題 「サッポロ一番味噌ラーメン好きがバレちゃう」
先週の総合アクセスTOP10
  1. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  2. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  3. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  4. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
  5. イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
  6. 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
  7. 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
  8. 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
  9. 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
  10. 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた

提供:株式会社イーブックイニシアティブジャパン
アイティメディア営業企画/制作:ねとらぼ編集部/掲載内容有効期限:2017年10月10日