始まりは東日本大震災から 万超えRT連発の「警視庁警備部災害対策課」中の人インタビュー(2/2 ページ)
警視庁警備部災害対策課:ツイートについては多くの人たちに関心を持っていただければならないと考えておりますので、身近で、親しみを感じていただけるような内容を取り上げるようにしています。
―― 防災の知恵のツイートのネタは、どのように集めていますか。
警視庁警備部災害対策課:ツイートの内容については災害に関する本や新聞記事また、インターネットや自分たちで経験したことなどからヒントを得てツイートする内容が実際に可能かどうか課員が自分や家族で繰り返しやってみて皆さんに「なるほど!」と思っていただけるような情報をお伝えするようにしています。
―― 投稿はどのようなフローで行われていますか(上長の許可が必要なのかなど)。
警視庁警備部災害対策課:課員が交代で内容を考えていますが、上司やほかの課員などの意見も参考にしながらツイートしています。
―― アカウントの運営は何名で行われていますか。
警視庁警備部災害対策課:課員の内30人程度が実際にツイートを担当しています。
―― ツイートがたくさんリツイートされると、やはりうれしく思いますか。
警視庁警備部災害対策課:大変ありがたく感じるのとともに、身の引き締まる思いであります。
フォロワーの方々は災害対策課に何かしらの期待、つまり、ご自身やご家族のなどの突然の災害による被害から少しでも守ってほしいというような期待をされてフォローをしてくださっていると思います。
そもそもTwitterを始めたきっかけは大規模な震災などが発生した際に都民(国民)の方々が真に必要としている情報を発信するとともに不安をあおるような情報を打ち消すということでした。
震災による混乱が予想されるなか必要な情報をタイムリーに発信すること、そして、私たちの情報発信を待っている方がいるということを考えると、その期待に必ず答えなければならないという使命を感じています。
―― 警視庁内でもツイートやアカウント自体が評判になったりしていますか。
警視庁警備部災害対策課:警視庁の同僚などからも「テレビ見たよ話題になっていたね」などと声をかけられることもあります。
―― リプライにはどの程度目を通していますか。
警視庁警備部災害対策課:皆さまからのご意見や反響については可能な限り目を通して今後のツイートの参考にしています。
―― これまでに行った投稿について、改善の余地があると感じたことはありましたか。
警視庁警備部災害対策課:ツイートには文字数の制限もありますので、ツイートを担当している課員は「少し言葉が足りなかった」「この説明もくわえたかった」など日々改善の必要性を感じているようです。
ユーザーから愛される警視庁の人気アカウントは、やはり高い志を掲げて運営されていました。今後も防災に関する役立つ知識を、国民に届け続けてほしい思いです。
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