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» 2017年12月23日 20時35分 公開

モバクソ畑でつかまえて:「データがtxt形式で保存されてる」「ここまでいじれるとか本当やばい」―― 混乱広がる「きららファンタジア」で一体何が起こったのか (3/3)

[怪しい隣人,ねとらぼ]
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運営が行うべきだった対応

 では、なぜ今回それが「データが自由自在に改造できるゲーム」として拡散されてしまったのでしょうか。大きな原因としては、緊急メンテの多発、長期にわたるトラブルの放置という、ユーザーの不信を煽る状況がまずありました。

 上記の「増えた石の回収」について運営が告知したときも「29万石増やしたユーザーはいませんでした」という告知が最初で、「実際にファイルをいじるとどうなるか」という発表があったのはその後。そして最後に「不正アカウントは停止しました」でした。「見た目だけの改造です。データは改造されていません」というのはユーザーが求めている解答ではありません。ユーザーの望みは、データの改造を許してしまったアプリケーションの修正や、今後それを起こさないための対策発表ではないでしょうか。


きららファンタジア モバクソ畑 運営による発表。当初は「29万石増やしたユーザーはいませんでした」という告知のみでしたが、問い合わせが多かったのか、その後複数回にわたり追記を行っていることが分かります

 これらの改造や不正の情報について、私が最初にTwitterで認識したのは「メンテが明けても石は回収されていない」という5ちゃんねるのスクリーンショットでした。これに始まり、もろもろの情報がTwitter上で直接5ちゃんねるから引用されていました。また、それを見てRTする人、特に確認もせず「きららファンタジアは改造し放題らしい」と書き込む人などが増え、Twitter特有の拡散が容易な状況も相まって、一次情報を見つけるのに大変苦労しました。平文でのぞけるファイルのスクリーンショット、改造されたアプリのスクリーンショットの転載。これらの画像が持つ説得力と、運営への不信感。それらも相まって、正確ではない情報が大量にTwitter上に出回ったのだと思われます。

 現状ですが、まだまだネット上では「実際にデータが操作できる」という前提で話題にしているユーザーが減っていないように思います。一度作られたイメージはなかなか消えるものではないと思いますが、世の中には序盤の失敗から復帰しているゲームはいくつもあります。それ故に運営の方には、

「人気コンテンツのゲームなんだから多少不具合があってもファンはついてくる」

 ――とは思わず、誠実に運営していただければと思います。本作の「がっこうぐらし」シナリオを楽しませていただいた1ファンとして。


怪しい隣人


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