ホストの給料ってどうやって決まるの? 源氏名の決め方は? 準ミスター東大がホストクラブに体験入店してきた(3/3 ページ)

» 2018年03月29日 12時00分 公開
[大原絵理香ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

1組目:2人組の女性

 普段からホストクラブにはよく2人で行くそうですが、この「CANDY」は今日が初めて(初回)だそうです。



大知(田中くん、以下、大知):初めまして、田中……。あ、本名で言っちゃった!

女性A:素直か(笑)。緊張してる?

大知:はい。結構。

女性B:学生?

大知:はい、大学行ってて。

女性B:勉強大変?

女性A:なんかお母さんみたい(笑)。



 という会話から、学生時代の部活の話になっていましたが、なかなか盛り上がらず終了。田中くんはこの日はヘルプという役割のため、役割が終わったら移動をしなくてはなりません。

 次の席に着く前に友也さんから「話題をもっと自分から振ってあげないとダメだよ、僕たちは席に着くだけで1万円とか2万円とかが発生するんだけど、今ので払いたいと思う? 女の子が前のめりになるように話をこちらから振ってあげないと」というアドバイスをもらっていました。


2組目:女性

 友也さんのお客さんで、毎日必ず3時間ずつ通っているそうです。ただし、友也さん自身もプライベートを知らない“ミステリーウーマン”とのこと。



大知:初めまして。ご一緒させていただいてよろしいですか?

女性C:うふふ(笑)。向こうのテーブルに声量が負けていて聞こえにくいよ(笑)。

大知:(大きめの声で)よろしくお願いします!

女性C:正統派のイケメンだよね?

大知:ありがとうございます。カロリ、おいしいですね!

女性C:かわいい(笑)。カロリをおいしいっていうあたりかわいいよね。

友也さん(以下、友也):そういうのいいと思うよ。僕たちは数十万、数百万のお酒が当たり前になっちゃっているけど、初々しさはかわいいね。

女性C:うん、女性からもらったものをおいしいって飲むのかわいい。



 少しだけ自分のキャラの出し方を分かってきたのか、やっとお客さんから良い反応をもらうことができました。このあとも、お客さんがたまたま旅行が好きで、田中くんも帰国子女であることや、バックパッカーなどをしていた経験から、海外の話で盛り上がっていました。

 最後には、このお客さまから「初々しいし素直だし、入店してくれるとうれしいな。もっとお話聞かせてほしかったよ」という評価も。少しずつ、様になってきたようです。田中くんも「会話の共通項を早めに見つけるのが鍵な気がします。会話の糸口を見つけたらその話を深掘りしていけば、会話はつなげられます」と何か見えてきた様子です。


3組目:女性(写真NGのためなし)

 最後のお客さんは、ホストクラブが初めての女性。ホストクラブに対して良い評価を持ってくれるのでしょうか。

大知:お名前聞いてもいいですか?

女性D:○○です。

大知:年下の男性ってどうですか?

女性D:うーん……。

大知:えっと、そしたら、礼儀正しくて、頭が良ければどうですか?

女性D:それならいいかもしれない(笑)。

大知:そしたらきっと、僕とはいい感じだと思います(笑)。

女性D:そうなの?(笑)

大知:僕、いま大学2年生なんですが、ミスコンで準ミスターになって、学生っぽいことも楽しめたので、次は起業しようとしていて。

女性D:え! そうなんだ! 私、大学時代はミスコンの運営にいたよ!

大知:そうなんですね! すごい! 運営の方にはすごくお世話になっていました。どんなことをされていたんですか?



 というように、どんどん会話をリードしていく田中くん。先ほどの「会話の共通項を探す」ということで、自分の自己紹介を早めにして共通項を探っていき、今回は早めに会話の糸口を見つけられたのか、この後もしばらく盛り上がっていました。


「磨けばもっともっと輝きそうだね」

 無事、3組目のお客さんとの時間も終わり、この日の体験入店は終了。最初はてこずっていた田中くんでしたが、最後には笑顔が出ていました。

 しかし、やはり友也さんや他のホストの方と比べると会話はまだまだ。また、他のホストの方はお客さんと会話をしていても、飲み物が減ったらすぐに作ったり、グラスの水滴もすぐに拭き取ったりするなど、常にテーブルに気を配っていました。田中くんがホストとして輝くにはまだまだのようです。

 それでも、体験入店を終え、友也さんから「磨けばもっともっと輝きそうだね」と正式入店のスカウトまでもらった田中くん。本人に感想を聞いたところ、「ミスコンもそうでしたが、やっぱり初めての世界はデータが無いのでてこずりました。でも、少しずつ蓄積されて分かってきた気がしました! もう少しやればさらにうまくできる気がします。頭は使いましたが、すごく楽しかったです!」という謎に前向きなコメントが。これは歌舞伎町で「大知」が見られる日も近いかもしれません(残念ながら予定はないです)。


ホスト体験 ありがとうございました!

 ということで、天に二物も三物も与えられた準ミスター東大は、ホストクラブでも輝ける可能性が高い、ということを結論とさせていただきます。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/14/news189.jpg 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  2. /nl/articles/2411/14/news014.jpg ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. /nl/articles/2411/14/news187.jpg 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  4. /nl/articles/2411/14/news167.jpg 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  5. /nl/articles/2411/13/news176.jpg 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. /nl/articles/2411/15/news016.jpg 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  7. /nl/articles/2411/15/news009.jpg 高2のとき、留学先のクラスで出会った2人が結婚し…… 米国人夫から日本人妻への「最高すぎる」サプライズが70万再生 「いいね100回くらい押したい」
  8. /nl/articles/2411/15/news058.jpg 「腹筋捩じ切れましたwww」 夫が塗った“ピカチュウの絵”が……? 大爆笑の違和感に「うちの子も同じ事してたw」
  9. /nl/articles/2411/14/news023.jpg “膝まで伸びた草ボーボーの庭”をプロが手入れしたら…… 現れた“まさかの光景”に「誰が想像しただろう」「草刈機の魔法使いだ」と称賛の声
  10. /nl/articles/2208/06/news075.jpg 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
先週の総合アクセスTOP10
  1. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  2. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  3. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  4. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
  5. イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
  6. 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
  7. 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
  8. 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
  9. 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
  10. 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた