42歳サラリーマンが小学生になった漫画「おっさんが小学生」 営業で培った能力と行動力で学校改革する姿がかっこいい

この小学生（おっさん）強い……！

[宮原れい，ねとらぼ]

　普通のサラリーマンが、朝起きたら小学生になっていた漫画「おっさんが小学生」。Twitterで酷暑の続く夏に投稿され話題になったお話で、“おっさん”の経験を生かした圧倒的な行動力がかっこいいです。

サラリーマンのおっさんが小学生になって気づくのは……？

　小学生になったのは、42歳のサラリーマン・佐藤真純（ますみ）。彼は、重たいランドセルを背負って登校し、教室に着いても変わらず暑いという地獄にも感じる環境を、性別も変わった小さな体で体験。あらためて「子どもはこうも非力なのか――」と実感したことから、一気に行動を起こします……！

子どもとして現実に直面し、歯軋りして悔しそうなおっさん

　サラリーマン時代の営業や企画で培ってきた能力を、「ここで使わずどこで使う!?」とばかりに発揮。子どもという当事者の立場から、先生を通じて問題の解決に向けた提案を、資料作りからどんどんと展開していきます。ビジネス用語も交えた対話で、また「定量的かつ定性的に説明を――」と進める小学生の真純が、ほれぼれするほどかっこいい。

　そして署名活動などの行動の結果、ついに県内の全小中学校にエアコンが導入されることが決定。大きな仕事の山を片付けたような表情に、見てるこちらも清々しい気分になります。中身が42歳の真純ちゃん、強し。

能力を生かした行動力がすごい……！

この小学生（おっさん）、最強なのでは……？

　作者は元システムエンジニアで現在フリーのデザイナー、ぐんたお（@ocha_san_pixiv）さん。「おっさんが小学生」の続きでは、全力疾走できる小学生の体力に感動したり、テストで意外と満点がとれなかったりする“ますみちゃん”の姿が。またサブエピソードのような形で公開された「おっさんの自由研究」では、夏休みというリソースを使って、自由研究ならぬ共同研究を行おうとする小学生（42歳）が描かれています。おっさんが元の能力を生かしつつ、小学生として頑張るのがアツい……！

　ぐんたおさんはTwitterやpixivにて他にもいくつかの創作漫画を公開しており、甘酸っぱくてキュンとなる夏の漫画「花火の日、ジャングルジムの上で」などを読むことができます。

「おっさんが小学生　第2話」（intermission#01）

「おっさんが小学生　第3話」（#02）

「おっさんが小学生　第4話」（#04）

画像提供：ぐんたお（@ocha_san_pixiv）さん