「災害で苦しいときこそ娯楽は必要」約86%、「デマにだまされた」約10% 災害に関する意識調査

「被災地支援をしたいと思う」と答えたのは全体の約57%。

» 2018年09月27日 09時00分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]

 BIGLOBEが「災害に関する意識調査」の結果を発表しました。「苦しいときこそ娯楽は必要」とする回答者が全体の85.7%を占めるなど、興味深いデータが出ています。


娯楽は必要か 「娯楽は不謹慎だから必要ない」とする回答は全体では少ないものの、20代および50代男性でやや多く見られました

 調査対象はスマートフォンを所有する全国の20〜60代男女1000人で、内訳は各年代カテゴリーの男女100人ずつ。うち857人が災害時における娯楽の必要性を認め、希望する娯楽のジャンルについては、音楽(64.6%)やお笑い(51%)のライブ、映画(43.2%)、芸能人や著名人の来訪・慰問(41.5%)が上位となりました。


ジャンル お祭りや落語を求める声も少なくありません

有名人の支援 「有名人の支援活動をどう思うか」という質問では、「被災者が励まされると思う」が44.1%、「立派で好感を持つ」が41.8%と、おおむね好意的な回答が寄せられています

 災害時における報道やSNSのデマについては、全体の9.4%が「だまされたことがある」と回答。年代別で見ると20代が14.5%、30代が13%と平均よりも高い数値を示しており、若い世代ほどデマに惑わされた経験があるという傾向が見られます。また、「デマについてどう思うか」という質問の回答では、「発信者を特定して積極的に取り締まるべきだと思う」(67.3%)と、「デマは困るが混乱するのはしかたがないと思う」(26.1%)が主となっています。


デマにだまされた経験 社会経験の浅い若者ほどだまされやすいともとれますし、情報へ触れる頻度に世代差があるともとれます

デマへの感想 「デマが拡散して混乱すれば面白いと思う」と答えた人もわずかながら……う〜ん

 「被災地支援をしたいと思うか」との質問では、全体の56.8%が「思う」と回答。実際に支援をした人は744人で、方法は65.7%が「募金」、12%が「救援物資の送付」とのことでした。


被災地支援をしたいと思うか 男女別で見ると、若干女性のほうが支援へ意欲的な傾向

支援 現地のボランティアに参加したのは8%

募金方法 募金方法は「店舗や街頭」が67.9%と主流。「オンライン振込・送金」と「ポイントサービス」が3割弱で続きます

支援しない理由 被災地支援をしたことがない256人の理由は、45.3%が「経済的余裕がないから」。「確実に被災者に届くか信用できないから」という回答も16%あります


(沓澤真二)

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