「傘を預かる仕事」「仙台で5時間過ごす仕事」 不思議な副業“隙間仕事”の話を聞いてみた女子と労働(3/3 ページ)

» 2019年11月24日 11時00分 公開
[小林夏帆ねとらぼ]
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――これもミッションみたいで楽しそう……! 調査系で特に好きだった仕事はありますか?

 住所を渡されて、そこを見つけて写真を撮ってくる仕事ですかね。これ、好きだったんですが、いまだに何に使われているか分からないんです。でも、同じ会社でビルのテナント名を記録する仕事もしたので、おそらく地図の作成につかう情報を集めていたんじゃないかなと思っています。

――ちょっと怪しい感じで、スパイ映画の登場人物のような気分になれそうな仕事ですね。数々の隙間仕事をされてきたすまきゅーさんですが、現在も続けているものはありますか?

 実際にマンションを買った人に共用部を案内する仕事は、今も続けています。高級マンションだと当たりだな、と思いますね。普段は絶対入れないので(笑)。しかも、この仕事は拘束時間が平均8時間くらいなのですが、稼働するのは案内をしている時間だけなので、実働は1時間くらいなんです。現場にもよりますが、自由に過ごせるのでおすすめの仕事でもあります。

――それ、やっている間に原稿も書けそうですね……! なんだか興味が湧いてきました。

 マンションの引き渡しが多い2月が繁忙期なので、やってみたい方はねらい目ですよ(笑)。隙間仕事は、こまめに探すと本当にいろんな仕事があるので、興味をもったらぜひ求人サイトをくまなく見るところからはじめてみると、面白い出会いがあるかもしれません。

隙間仕事 すまきゅーさんのアトリエ。「制作中の衣装は無理だけど……」と仕事場の写真を撮らせてくれました

――さまざまな「隙間仕事」についてうかがいましたが、すまきゅーさんはなぜ、本業をしながら「隙間仕事」を続けるのでしょうか?

 そうですね……分かりやすくたとえるなら、本業はおうちご飯、スキマ仕事は外食、といった感覚があるからかな。

  本業については、なるようになっていったらこうなったというか。いまの仕事を選択したのは明らかに自分なのですが、そんなに強く「仕事」というものを意識したことが無いんです。生活の一部なので、苦でもないし、当たり前なことというか。そういう意味では、隙間仕事だけでなく、「生きる」こと自体も私の趣味ですね。

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