本物のトロッコを“自分で“運転できちゃう! 廃線を再利用した「トロッコ王国美深」に行ってきたよ(4/4 ページ)

» 2020年10月16日 19時00分 公開
[少年Bねとらぼ]
前のページへ 1|2|3|4       

電車マニアでなくとも大興奮のスポット 往復約40分、テンションは上がりっぱなし

 さらに進むと「鉄橋につき徐行」の標識が見えてきます。て、鉄橋をマジで渡るのか……!

徐行の標識に従います この先鉄橋なので「徐行せよ」

 廃線から30年以上が過ぎた現役そのままの姿の、柵さえない鉄橋も渡ります。これは鉄道ファンならずともワクワク!

 窓越しの「車窓」ではなく、トロッコで体感する「フルオープン」の開放感。鉄橋の端ギリギリからの眺めはスリル満点です。楽しい〜!!

 片道約5キロの線路には4つの踏切と鉄橋があります。徐行や一時停止などの標識指示は順守しましょう。それが「運転士」の定めです。

橋だ! 橋だ!
開放感があるため、ちょっとしたスリルを味わえます ひぇぇ高い! 車速は「徐行」ですが、スリル満点
白樺の林を抜けます 美しい景色の白樺の林を駆け抜ける……!

 途中、映画のワンシーンのような北海道らしい風景の白樺林を駆け抜け、道路と川に挟まれながら終点を目指します。

 約5キロと決して長くはない距離ですが、目まぐるしく風景が変わっていくのでテンションは上がりっぱなしです。

左側には道路が見えます すぐ左をクルマも普通に通る一般道と並走する区間も
右手には川が目の前に! 右手には川が真下に!
森の中を駆け抜けます 森の中を駆け抜けるこの疾走感よ
カーブを抜けるとまもなく終点 このカーブを抜けると間もなく片道終点。ここは大きなカーブになっていて、スピードを出しすぎても、遅すぎてもうまくいかないそう。人の歩く速度を意識するのがコツだそうです
ポイントの切り替えはスタッフの手動 ポイントの切り替えはスタッフの手動
かつてはこちらにも転車台があったそう 折り返し点のこちらにもかつて転車台があったそうだ
ポイントが切り替えられ、発車できるようになりました ポイントが切り替えられ帰路も発車OKに

 最高速度は時速20キロほどで、乗車時間は往復40分くらい。トコトコのんびり走るだけと思いきや、実はフルオープンで風もガンガン感じるトロッコ車両であり、木々も近いので、それ以上のスピードに感じます。晴れていれば……さらに気持ちがよかったことでしょう。

 トロッコ王国美深は電車マニアでなくとも大興奮のスポットでした。2020年度の運行は10月25日まで……! クルマを使えば旭川市内から日帰りでOKの距離なので、ぜひとも一度行ってみてはいかがでしょうか。

奥にはスタッフの姿が 終点。楽しかったです
この顔である この顔である

トロッコ王国美深

  • 場所:北海道中川郡美深町字仁宇布(美深駅からクルマで約30分)
  • 料金(トロッコ体験料):大人1800円(2人以上の場合は1人1500円)、中高生1200円、小学生700円、幼児無料
  • 営業時間:8時30分〜16時(トロッコは1時間ごとに運行)
  • 予約:電話(01656-2-1065)/ネット(旅行代理店サイト)(空きに応じて予約なしでも乗車可)
  • 2020年度運行期間:2020年6月13日〜10月25日


少年B

前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/01/news003.jpg パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. /nl/articles/2412/01/news031.jpg 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. /nl/articles/2412/03/news082.jpg 「ほ、本人……?」 日本に“寒い国”から飛行機到着→降りてきた“超人気者”に「そんなことあるw?」「衝撃の移動手段」の声
  4. /nl/articles/2412/03/news111.jpg 才賀紀左衛門、娘とのディズニーシー訪問に“見知らぬ女性の影” 同伴シーンに「家族を大切にしてくれない人とは仲良くできない」
  5. /nl/articles/2412/02/news009.jpg 【今日の難読漢字】「誰何」←何と読む?
  6. /nl/articles/2412/05/news006.jpg 「今やらないと春に大後悔します」 凶悪な雑草“チガヤ”の大繁殖を阻止する、知らないと困る対策法に注目が集まる
  7. /nl/articles/2412/03/news148.jpg 武豊騎手が2024年に「武豊駅に来た」→実は35年前「歴史に残る」“意外な繋がり”が…… 街を訪問し懐古
  8. /nl/articles/2412/03/news092.jpg 大谷翔平、“有名日本人シェフ”とのショット 上目遣いの愛犬デコピンも…… 「びっくりした!!」「嬉しすぎる」
  9. /nl/articles/2412/03/news055.jpg ハローマックのガチャに挑戦! →“とんでもない偏り”に同情の声 「かわいそう」「人の心とかないんか」
  10. /nl/articles/2412/03/news034.jpg 古着屋で“インパクト大”なブランケットをリメイクすると…… 劇的な仕上がりに386万再生「これはいいね、欲しい!」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. 「中学生で妊娠」した“14歳の母”、「相手は逃げ腰」妊娠発覚からの経緯を赤裸々告白 母親の“意外な反応”も明かす
  4. 勇者一行が壊滅、1人残った僧侶の選択は……? 「ドラクエでのピンチ」描くイラストに共感「生還できると脳汁」
  5. 「笑い止まらん」 海外産アプリで表示された“まさかの日本語”に不意打ち受ける人続出 「何があったんだw」
  6. パパが好きすぎる元保護子猫、畑仕事中もくっついて離れない姿が「可愛すぎる」と反響 2年以上がたった現在は……飼い主に話を聞いた
  7. アグネス・チャン、米国の自宅が“度を超えた面積”すぎた……ゴルフ場内に立地&門から徒歩5分の豪邸にスタッフ困惑「入っていいのかな」
  8. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  9. 「車が憎い」 “科捜研”出演俳優、交通事故で死去 兄が悲痛のコメント「忘れないでください」
  10. PCで「Windowsキー+左右矢印キー」を押すと? アッと驚く隠れた便利機能に「スゲー便利」「知らなかった」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」