コラム
» 2020年11月28日 20時00分 公開

毎回、神回。テンションが上がりまくる口パクバトル番組「リップシンクバトル」が楽しすぎる

口パクでバトル……とは……!?

[momomosparkleねとらぼ]
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 最近、気持ちが落ち込んでいませんか? そんなときに見たいのが、飛びぬけに楽しい“口パクバトル”の番組「リップシンクバトル」です。

 おうち時間が増えている今、見ると元気になる作品を紹介する企画。海外ドラマやショー番組を紹介する本『ハピドラ! マンガで紹介 気分ぶちアゲ海外ドラマ』の著者momomosparkleさんに魅力を聞きました。

リップシンクバトル
リップシンクバトル
リップシンクバトル
リップシンクバトル
リップシンクバトル
リップシンクバトル
リップシンクバトル

全力の口パクバトル

 生きていると毎日ちょこっとずつ、イライラもやもやが蓄積して、私たちのパワーは奪われていく。ずどーんと落ち込んでしまう日も、涙を見せてしまう日だってある。でもこのモヤモヤを明日にひきずるのは嫌……! そんなあなたに教えたいのが、憂鬱(ゆううつ)を吹き飛ばせるとっておきのショー「リップシンクバトル」。

 毎回異なるゲストたちが、全力の口パク(リップシンク)で対決する、テンション最高潮のこのバトル。ミュージカルスターもシブい演技が得意な俳優も、口パクだけで勝負するという、一緒に盛り上がらないほうが無理なこのバトルは、オーディエンスの歓声の大きさで勝敗が決まる。

 「盛り上げたもんがち」みたいなところがあるので、ど派手な衣装やセットを使ったり、全力のダンスや顔芸を披露したりと見応えばっちり。 若葉マークの新人さんも、怖い顔の大御所も、今日は無礼講とばかりに平等なルールのもとで音楽に合わせてはっちゃける。この番組のために打ち合わせやリハーサルを重ねる様子を想像しただけでも「世の中捨てたもんじゃないぜ……」とニヤニヤしてしまう。

 豪華なゲストたちを迎えるのは、これまた豪華なMCの2人。

 キュートでゴージャスなモデルのクリッシー・テイゲン。輝くブロンズの肌と弾けるポジティブオーラがまぶしい彼女は、調理器具やファッションブランドのプロデュースなど多方面で活躍し、世界で最も稼ぐモデルランキング3位に選ばれている。女性としての生き方や、年を重ねることについてのポジティブな発言に勇気づけられるファンは数知れない。さらにパートナーのジョン・レジェンドとのラブラブっぷりでも知られており、つらいことを共に乗り越える姿はまさに理想の関係。

 ヒップホップアーティストのL.L.・クール・ジェイ。Ladies Love Cool James(女性たちに愛されるクールなジェイムズ)のその名の通り、16歳で自らレコード会社に売り込み、デビューしてからアイドル的存在になった。俳優業もしっかりこなす彼に、ドラマシリーズ「NCIS」では、多くの人がメロメロにされたはず。さらには子供服のプロデュースやアパレルブランドの立ち上げなど、幅広く活躍している。辛い幼少期を過ごし、デビュー後もその人気から嫉妬や批判にさらされることもあったジェイ。人生における数々の困難を自分の力で乗り越えてきた彼は、いわばヒップホップ界の生ける伝説だ。

毎回、神回

 「リップシンクバトル」は、クリスティーナ・アギレラジェニファー・ロペス、さらにはあのビヨンセまで、毎回豪華すぎるゲストたちが登場する。

 そのなかでも必見なのが、マイク・タイソンVSテリークルーズの回。伝説のボクサーと元アメフト選手、筋肉むきむきのふたりだから、タイトルだけみると格闘技の試合かな? と思ってしまうかも。

 タイソンのリップシンクは、本人がすっごく楽しそうなのと、ちょっぴりリズム感がない感じがかわいい! テリー・クルーズのリップシンクは面白すぎてもう一生みてられる。渋い演技でも有名ではあるが、彼のコメディのセンスと笑いへの情熱は、神がかっているのだ。ムキムキの胸筋までも笑いをとるためのツールとして使ってくるほど。

 バトルで披露した「A Thousand Miles」は、昔彼が出演した「最凶女装計画」というコメディ映画の中でもリップシンクしていた曲。ロマンチックでスイートなキラキラソングだけど、もう今では「あ……テリーの曲だ」と反射的に思ってしまう。

 そしてさまざまな世代の“かわいい”マニアに刺さること間違いなしなのが、シーズン4のアリシア・シルバーストーンのリップシンク! アリシアが主役のシェールを演じていた「クルーレス」は、90年代のファッション、カルチャーのアイコンそのもの。あの伝説の黄色チェックの衣装とかきあげヘアで登場したとき、私は思わず叫んでしまった。

 さらに興奮するのは、彼女が選んだ曲が……イギー・アゼリア ft. Charli XCXの「FANCY」ということ。この曲のMVは、『クルーレス』のパロディなのだが、完成度の高さに一時期話題になっていたもの。これからアリシアのリップシンクをみるという方には、ぜひ映画「クルーレス」とイギーの「FANCY」とあわせて三本立てでみてほしい。

リップシンクバトル

自分で自分、もりあげてこ。

 みんな、いつもおつかれさまです。今年はいろいろあったし、ストレスだってたまっちゃうよね。後悔とか心配とか、イヤな考えがあたまをループ、考えてもどうにもならないけど、考えるのをやめられない。そんな夜をすごしてるひと、きっと多いんじゃないかな。

 そんなときはいっそのこと、歌って踊って忘れちゃおう! 世代を超えたヒットソングの数々をスーパースターたちと一緒にリップシンクすれば、憂鬱さえも吹き飛んじゃう。

 気持ちをきりかえるきっかけがほしいって思ったなら、かたっぱしから試してみよう。重〜い失恋ソングをきいて凹めるだけ凹んだあと、逆にスッキリするあの感じを味わうもよし。大好きなパンケーキや、超ヘビーなステーキを食べてお腹から満足するのもよし。

 悲しい気持ちでも楽しい気持ちでも明日はやってくる。せっかくなら、自分にご褒美や栄養を与えて、ポジティブに明日をむかえたいよね。さあ、リモコンをマイクがわりに握りしめて一緒に踊ろう! 今夜のショーはリップシンクバトルで決まり。

momomosparkle

イラストレーター&デザイナー&漫画家。カリフォルニアのカレッジで2年間アートを学んだ後、美大を卒業、現在はフリーランスとして活動中。かわいいものや楽しいことが大好き。著書に『ハピドラ! マンガで紹介 気分ぶちアゲ海外ドラマ』(柏書房)。


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