夏だ!サメだ!サメ映画だ! ニコ生でサメ映画だらけの「サメーフェス」開催 サメ映画ばかり18作品配信

最強のサメ映画打線。

» 2021年07月29日 12時50分 公開
[サメ映画ルーキーねとらぼ]

 サメ映画の旬の季節、夏がいよいよやってきたが、サメ映画好きを良くも悪くもうならせるド級の企画が決定した。ニコニコ生放送が毎夏配信している「ホラー百物語」「サメーフェス2021」と題してサメ映画が乱入、日本初上陸となる作品も含む18作が7月末から9月にかけ4回に渡り配信される。

スウェーデンのサメ映画「えっ?サメ男(原題: Jaws of the Shark)」が待望の日本初上陸

 作品の選定は私(サメ映画ルーキー)とサメンテーターの中野ダンキチ氏が担当し、これ以上ないというサメ映画最強打線を目指した。また、サメ映画初心者からサメ映画上級者まで幅広い視聴者に楽しんでもらうべく、「サメ映画天国篇」「サメ映画煉獄篇」、そして「サメ映画地獄篇」の3部構成とした。

 なお、見逃し対策のために各回とも24時間同じ作品をリピートする事も決まっているので安心してほしい。

※配信作品の一部はニコニコ動画プレミアム会員限定/配信作品は予告なく変更される場合があります/最新情報はニコニコ生放送公式Twitterアカウントを参照のこと

サメ映画天国篇

「シャークネード」のアサイラム社作品

  • 「シャークネード」(2013)
  • 「トリプルヘッド・ジョーズ」(2015)
  • 「メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス」(2009)
  • 「PLANET OF THE SHARKS 鮫の惑星」(2016)

日程:7月30日20時〜7月31日20時

「シャークネード」(画像はAmazon.co.jpより

 天国篇ではこれまで(幸運にも)サメ映画に親しみの無かった人も楽しめるアサイラム作品をお送りする。「サメ映画界の絶対王者」の原点「シャークネード」に、「頭を増やし続けたら面白いのでは?」という悪ノリで製作された「トリプルヘッド・ジョーズ」、サメ映画にパラダイム・シフトを巻き起こした「メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス」、そしてギリギリの攻めたタイトルでありながら元ネタ要素は微塵もない「PLANET OF THE SHARKS 鮫の惑星」という構成だ。サメ映画がいかがなるものかを知るには絶好のラインアップになっている。

サメ映画煉獄篇

「ビーチ・シャーク」ほかネクストサメスター!

  • 「シャークトパスVSプテラクーダ」(2014)
  • 「ビーチ・シャーク」(2011)
  • 「サマー・シャーク・アタック」(2016)
  • 「ゾンビシャーク 感染鮫」(2015)

日程::8月6日20時〜8月7日20時

「ビーチ・シャーク」(画像はAmazon.co.jpより

 煉獄篇とは言いつつ、実はまだまだ初心者向けなので安心して欲しい。「イケメンは死なない」でおなじみの「シャークトパスVSプテラクーダ」、サメがビーチを爆泳する以外は極めて「ジョーズ」に忠実な「ビーチ・シャーク」、6月にリリースされたばかりの最新サメ映画「サマー・シャーク・アタック」そして相性がとことん悪い要素を組み合わせてしまった「ゾンビシャーク 感染鮫」と、アサイラム精神を受け継ぐサメ映画たちがめじろ押しだ。

 「これで天国と煉獄…?」と疑問を抱かれるかもしれないが、続く地獄篇を見ればその意味が分かるはずだ。天国篇はいわば前菜であり、われわれが心血を注いだのは「地獄篇」の実現である。調子に乗って10本も選んでしまったために2日間に分けて配信される事になった衝撃のラインアップを紹介しよう。

サメ映画地獄篇

Aグループ:「ハウス・シャーク」ほかZ級作品

  • 「ウィジャ・シャーク 霊界サメ大戦」(2020)
  • 「スノーシャーク 悪魔のフカヒレ」(2011)
  • 「ランドシャーク 丘ジョーズの逆襲」(2017)
  • 「ハウス・シャーク」(2017)
  • 「Sharkenstein」(原題/旧題:フランケンジョーズ)(2016)

日程:8月20日20時〜8月21日20時

「ハウスシャーク」(画像はAmazon.co.jpより

Bグループ:日本初公開「えっ?サメ男」ほかZ級作品

  • 「コマンドーシャーク 地獄の殺人サメ部隊」(2018)
  • 「えっ?サメ男」(2012)
  • 「ジュラシック・シャーク」(2012)
  • 「Shark Exorcist」(原題/旧題:デビルシャーク)(2015)
  • 「JAWS in JAPAN」(2009)

日程:9月10日20時〜9月11日20時

 ある程度サメ映画を経験している方には一目でヤバい事が伝わっているはずだが、なんと言っても最大の注目作は「えっ?サメ男(原題: Jaws of the Shark)」(2012年)だろう。10年近く前にスウェーデンで誕生したサメ映画の日本上陸がようやく実現したのである。

 私もこの作品の日本配給に向けてかなり力を入れてきたが、ありとあらゆる配給会社から拒絶され、Z級映画最後の受け皿であるコンマビジョンすらドン引きして買わなかったような作品だ。最後の最後に手を挙げたのは中野ダンキチ氏で、まさかの個人での権利購入である。今のところ本特集以外で「サメ男」の配信は決まっていない為、地獄の底を眺めてみたいサメ映画フリークには絶対にこの機会を逃さないで欲しい。

 更に衝撃なのが “Sharkenstein”(旧題「フランケンジョーズ」)と “Shark Exorcist”(旧題「デビルシャーク」)だ。両作は2021年5月いっぱいで国内配給権が失効し、「配信で気軽に見られる最低なサメ映画」としての地位を失っていた。日本のサメ映画ファンは悲嘆に暮れ、配信終了前後には両作品のレビュー数が爆増したのは記憶に新しい。今回、復活を待ち望むファンの声に応えコンマビジョンが赤字覚悟で配給権を取得したのである。まさに「王の帰還」だ。

“Shark Exorcist”(旧題「フランケンジョーズ」)
“Shark Exorcist”(旧題「デビルシャーク」)

 ただし、権利の関係上タイトルの変更も決まっている(字幕も私が改めて翻訳した)。特集企画の1つとして両作の邦題募集も行う予定なので、彼らに苦しめられたファンはその怒りを新タイトル案へと昇華して欲しい。

 この他にも、なぜかカラオケでも配信されている最低サメ映画「ジュラシック・シャーク」に、一発ネタがクラウドファンディングで実現してしまった「ハウス・シャーク」、更にコンマビジョンZ級サメ映画三部作「ランドシャーク 丘ジョーズの逆襲」「スノーシャーク 悪魔のフカヒレ」「ウィジャ・シャーク霊界サメ大戦」という隙の無い布陣に加え、日本国内では未ソフト化のポスト・アポカリプス系サメ映画「コマンドーシャーク 地獄の殺人サメ部隊」や邦画唯一にして最凶のサメ映画「JAWS in JAPAN」も組み込んだ。

 ダンテの『神曲』とは逆に天国から始まり地獄に落ちる上に、そこにはウェルギリウスもベアトリーチェもいないが、地獄に落ちるのはあなた1人ではない。サメ映画はみんなで見てこそ最大の魅力を発揮する。この夏は同志たちとの地獄巡りを存分に楽しんで欲しい。

サメ映画ルーキー

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/17/news023.jpg 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  2. /nl/articles/2404/16/news192.jpg 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
  3. /nl/articles/2404/17/news136.jpg もう別人じゃん! miwa、大胆イメチェンで面影ゼロに「まさかのこんな色になってるとは」「だれー!?」
  4. /nl/articles/2404/17/news111.jpg 「ぶち抜きたいです」 辻希美、懇願拒否された13歳長男が“荒くれ反抗”……息子の室内破壊に嫌悪あらわ「言葉が出ない」
  5. /nl/articles/2404/16/news185.jpg 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  6. /nl/articles/2404/17/news029.jpg 「キュウリが冷凍できるとは76年も生きて来て知らんかったなあ」 野菜ソムリエプロが教える冷凍&活用アイデアが328万再生
  7. /nl/articles/2404/17/news117.jpg 「虎に翼」、壮絶過去演じた16歳俳優に注目の声「違国日記の子か!」 「ブラッシュアップライフ」にも出演
  8. /nl/articles/2404/17/news025.jpg 築36年物件の暗くてボロいトイレをリメイク→ぐーんと垢抜け! 驚きのビフォアフに「すごいですね!」「天才」の声
  9. /nl/articles/2404/15/news081.jpg 【今日の計算】「13+8×2−11」を計算せよ
  10. /nl/articles/2211/26/news054.jpg 辻希美&杉浦太陽、15歳迎えた長女のレアな“顔出しショット”でお祝い 最近は「恋バナ」で盛り上がることも
先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」