「ラストオリジン」ついに実装された虚淵玄シナリオが控えめに言って最高でしたという話(1/2 ページ)
これでもかとお出しされる虚淵氏の分かりやすい嗜好!
先日配信されたサロメ嬢のミリシタ案件配信を聞いて感動していた怪しい隣人です。今回紹介したいゲームとは関係ないのですがその構成の妙にどうしても一言言及したくなりまして。意表を突く出だしとゲームに詳しくないことを逆手に取ったミリしらネタ、視聴者が期待しているお嬢様キャラへの言及、そこからまっとうな曲やアイドル紹介とその称賛という流れを1時間でまとめていたのに関心させられました。はじめてプレイするゲームを紹介することも多い身として、学ぶところの多い配信でした。
と、言いつつも今回は新作ゲームではなくついに3度目のご紹介となります「ラストオリジン」(公式サイト)なのですが。それはもう聞いたといわれても今回ばかりはどうしても語りたいのでしばしお付き合いいただきたく思います(1回目の記事/2回目)。なぜかというと、あの虚淵玄氏がシナリオを担当したイベント「怒りの狼牙」が7月27日まで開催中だからです。
ライター:怪しい隣人
出来の良くないソーシャルゲームを勝手に「モバクソゲー」と名付けて収集、記録、紹介しています。モバクソ死亡リストは500件を超えました。年々ソーシャルゲームが複雑になり、ダメさを判定するのに時間がかかるのが最近の悩みです。本業はインフラエンジニア。そのためソーシャルゲームの臨時メンテは祭り半分胃痛半分な気分です。
虚淵玄ついに降臨! ……までの長い長い停滞期間を振り返る
私がラストオリジンを始めた理由は、虚淵氏が宣伝どころか二次創作を書いていたため(Togetter:滅亡前のとある記録 アルカディアの乙女たち)なのですが、虚淵氏の愛は開始直後の(自主的な)宣伝のみならず、以前行われた「キャラクター発案コンテスト」にまで参加していたりととどまるところを知りませんでした。
その愛が届いたのか、ついに今回、ゲームでのイベントシナリオを書くことに。ファンとしてはいろいろな意味で感無量です。しかもラストオリジンは韓国本国でのサービスと日本のサービスに1年ほどのズレがあったのですが、虚淵氏のイベントは韓国の過去イベントをすっ飛ばして日韓ほぼ同時に実装されることに。イベント予告には「日韓のバージョンを近づける作業を行います」と告知があったのですが、その結果このようなイベント開催ができたものと思われます。
ただし、この開発状況が影響したのか、ゲームの更新はかなり長い間停滞していました。2021年12月末から2022年2月までは復刻イベントが続き、2月に実装された新規イベントは3月頭に終了のはずが3月末まで延長。4月末まで復刻イベントを行ったのを最後に、アップデート作業のためか6月15日の「怒りの狼牙」開始まで約2カ月、なんのイベントもありませんでした。
そしてこの半年間、ゲームそのものとは関係ない騒ぎも続きました。まず、2022年の3月にラストオリジンのイラストがNFTで販売されているというお話がネットに流れました。ラストオリジンはガチャを実装しておらず収益のメインがスキンの販売となっており、本国側では収益確保のために試行錯誤が行われていました。その一環でNFTに手を出したのか、となりましたがこれがまたややこしいことに漏えいしたデータが勝手に販売されていたとことが判明。結果的に日本の運営までもが案内を掲載するレベルでTwitterのラスオリ界では話題になっていました(関連記事)。
続けて2022年の5月。今度は突然DLSiteでラストオリジンの同人誌が販売停止になったというお話がありました。これにはファン活動としてイラストを描いたりしていた方々が騒然となっていましたが、こちらもあらためて公式から同人活動のためのガイドラインが発表されるとともに、販売中止の件はなくなりました。上記の告知は5月20日のものですが、くしくも前日(5月19日)はラストオリジンの2周年記念日。2年連続で記念日に何もしない運営に不満を持っていたところこの騒ぎが起こり「これが2周年記念か?」みたいな気分になっていました。
このような状況でバージョンアップは始まりました。予定を大幅に超える2日間のメンテナンスとなりましたが、無事終了。ただ、昨年(2021年)のメンテナンスとは異なり「最後その2」などの発言をする余裕は公式にはなかったようです。
しかし結果的に、更新されたラストオリジンは以前に比して快適さは大幅に向上したと思います。長かった起動時間が短縮されたり、長時間周回に対応したドロップアイテムの蓄積システムが実装。ラストオリジンは寝ている間に起動しっぱなしで周回し、ドロップアイテムを確認するというコンテンツなのでこの機能が大変役に立つのです。また、今まで自動周回では固定されていたスキルも任意で選べるようになり、プレイの幅が大幅に広がりました。
一方、韓国側でも不満の声があった高難易度コンテンツである「変化の聖所」はそのまま実装となっています。疲労度の概念があり複数のパーティを使いこなして攻略せよ、というコンテンツで、個人的にラストオリジンにこういった高難易度コンテンツは求めていないのですが「プレイ必須」というコンテンツではないのでやり込む必要がないのは幸いでした。
同時期に、昨年実装されたDMMのブラウザ版が終了し、アプリ版へと移行することとなりました。こちらは軽くて非常に快適なものなのですが、なんとインストールと同時にアンチチートツールであるnProtectを導入してくるという残念な仕様。一昔前のMMORPGをプレイしていた人はこの名前を聞いただけで眉をひそめるのではないでしょうか。少なくとも私は過去の仕事も含めていい印象がないため、残念ながらアプリ版は利用していません。
これら機能的な部分とは関係ないのですが、FANZA版に対してイラストの修正も行われました。有償スキンの修正ということで不満の声が上がるかと思いましたが、こちらについてはそのような声をネットでは目にしなかった記憶があります。修正された部分については「FANZAでも描いてはいけない部分が描かれていた」という理由と思われるため、それはしょうがないと思った人が多いのかもしれません。どこがどう変わったかはR指定のためここでもお話することができません。ご了承ください。
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