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「冷凍駅弁」をお取り寄せ! 老舗駅弁業者が続々参入新神戸の駅弁「冷凍ひっぱりだこ飯(お取り寄せ版)」

毎日1品、全国各地の名物駅弁を紹介! きょうは新神戸の駅弁「冷凍ひっぱりだこ飯」です。

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ニッポン放送
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「冷凍ひっぱりだこ飯」(3個セット2460円)
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【ライター望月の駅弁膝栗毛】

「駅弁」食べ歩き20年・5000個の放送作家・ライター望月が、自分の足で現地へ足を運びながら名作・新作合わせて、「いま味わうべき駅弁」をご紹介します。

コロナ禍に入って人の移動が減り、全国の駅弁業者はいままでにない苦境に立たされています。苦境を乗り切るため、駅弁の通信販売に力を入れている業者が増えています。ただ、常温・クール便での駅弁を届ける場合、配達可能エリアや賞味期限の短さというネックがありました。この課題を解決するため、約1年をかけて「冷凍駅弁」の開発に挑んだ駅弁屋さんが続々登場しています。1回目は、神戸駅弁「淡路屋」に注目します。

駅弁
N700系新幹線電車「さくら」、山陽新幹線・新大阪〜新神戸間

冷たい「冷凍駅弁」へのアツい情熱! 淡路屋編(第1回/全6回)

今年(2021年)で相互直通運転の開始から10周年を迎えた山陽・九州新幹線。8両編成のN700系新幹線電車「さくら」号が、終着・鹿児島中央へ向け、走り抜けて行きます。「さくら」の場合、新大阪〜鹿児島中央間の所要時間は約4時間。九州新幹線区間は、車内販売がない上、山陽新幹線の区間でもコロナ禍で車内販売が休止されています。それだけ人の移動が少なくなっているということを、うかがい知ることができます。

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冷凍ひっぱりだこ飯

新大阪を出た「さくら」号が最初に停まる、新神戸の駅弁を手掛けるのが「淡路屋」です。淡路屋では今年5月から、「どこでも駅弁」シリーズと銘打った冷凍駅弁を発売。電子レンジによる解凍に加え、自然解凍にも対応させたと言います。平成10(1998)年の明石海峡大橋の開通を記念して生まれた名物駅弁の「ひっぱりだこ飯」も冷凍化に成功。まずは、淡路屋の冷凍駅弁のいいところを3つ、注目していきます。

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淡路屋・冷凍駅弁の解凍方法のしおり

淡路屋の冷凍駅弁いいところ・ベスト3

  • とにかく楽チン
  • 出来立ての美味しさ
  • 自然解凍にも対応
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電子レンジで温めていただく

とにかく楽チン!

冷凍の宅配便で届いた段ボールを開封すると、冷凍駅弁の解凍方法について記されたしおりが同封されていました。外袋と帯を外して、そのまま電子レンジへ入れられるので、疲れて帰宅したときでも、500W・5分の加熱で、あっという間に旅気分! これは有難い。温まってくると、パッケージが大きく膨らみますが、蒸気口が設けられているので大丈夫。加熱したら中袋を開封して、いい香りを感じながら、さっそくいただくことにいたしましょう。

【おしながき】

  • 味付けご飯
  • たこ煮
  • 錦糸玉子
  • 揚げ蒲鉾
  • 菜の花醤油漬け
  • 椎茸煮
  • 穴子煮
  • 竹の子煮
  • 人参煮

出来立ての美味しさ!

ん〜! 明石だこがとてもやわらかい! 冷凍駅弁は「出来立ての美味しさ」がギュッと凝縮されるのが特徴ですが、加えて、家で落ち着いていただくこともあって、より一層、食材のよさを実感することができます。普段は蛸壺のなかに隠れているたこ天が顔をのぞかせているのはご愛敬。旅先の高揚感や蛸壺型容器のインパクトとともにいただくのもいいですが、実力がしっかり出るのも冷凍駅弁ならではと感じます。

駅弁
冷凍ひっぱりだこ飯

自然解凍にも対応!

「どこでも駅弁」シリーズは、「ひっぱりだこ飯」のほか神戸名物の「すきやき弁当」、関西地区で季節ごとにアレンジされながら販売されている「きつねの鶏めし」の3種類が登場。

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冷凍すきやき弁当
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冷凍きつねの鶏めし

電子レンジによる加熱の他、自然解凍にも対応しており、25〜30℃で最速2時間半、他の条件でも最大6時間が目安です。淡路屋では職場や学校への持参をイメージしているそう。「冷めても美味しい」という駅弁の本質を感じさせてくれるのも嬉しいですね。

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223系電車「新快速」、東海道本線・神戸〜元町間

現在はそれぞれの3個セット(各2460円、2400円、2280円)と、これらの3つの駅弁が1個ずつ入った「駅弁セット」(2380円)もあってお試し感覚で購入できます。全国配送も可能ですが、単品販売はなく、オンラインストアおよび本社代表電話での受付のみですのでご注意を。全国どこでも、家でも、職場でも、学校でも、ランチの気分転換に旅気分。冷凍駅弁が、何気ない退屈な日常を、ちょっと楽しくしてくれそうです。

(初出:2021年6月7日)

連載情報

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ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史

昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。

駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/


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