「待った!」「異議あり!」と叫べば、法廷バトルの主役になれる――DS「逆転裁判 蘇る逆転」(3/3 ページ)
新たなシナリオ「第5話」を楽しむだけでも充分なこの1本!
最後にゲームを遊んだうえでの総合的な感想を。まず、全体的なシステムとしては、一度読んだメッセージはBボタンでスキップできたり、証拠品や人物表示が一覧化された事で、選択化しやすくなったりと、遊びやすさはシリーズ通してピカイチだと思う。過去のシリーズをプレイした事をある人ならば、かなり快適になったと思うだろう。そういう意味では、逆転裁判を遊んだ事のない人に、もっともオススメしたい1本だ。
第1話から第4話までは、「逆転裁判」に入っているものと同じだが、捜査感覚が違うためか、新たな気持ちでプレイができる。また、前述した通り、第5話をより楽しもうと思うならば、まず第1話から順番にクリアすることをオススメしたい。これにより、新たな発見があったり、忘れていた事などを思い出したうえで、第5話がプレイできるからだ。
肝心の第5話は、いきなりの崖っぷち状態から始まりつつ、新キャラクター「宝月 茜」や「宝月 巴」のために動いて行く成歩堂を操る事になるわけだが、第1話から第4話までとは別物と感じてもらった方がいいだろう。それは登場人物の違いだけでなく「カガク捜査」の導入により、今までとは別の発想を強いられるからである。固い頭でなく、柔らかく柔軟な対応ができなければ、捜査は先に進まない事を覚えておいた方がいい。
また、個性溢れるキャラクターの魅力も存分に引き出されているので、それも楽しんでもらいたい。特に「綾里 真宵」の霊媒とは、まったく逆の科学を得意とする「宝月 茜」が、成歩堂とどのように絡んでいくのかも見ものだ。「サイコロック」のアンチテーゼのように取られるかもしれない「カガク捜査」がどのように役に立つのかも見どころの1つ。そして、御剣の失踪の理由や、宝月巴の被疑者としての行方など、とにかくボリューム感に溢れている。
自分はあまりにものめり込んでしまい、一気に最後までプレイをしてしまったが、かなり堪能させてもらった。思わずにやりとする場面もあり、唖然とする場面もあり、点と点が繋がって線になったりと、とにかくシリーズ最高の出来と言っても過言ではないと思う。第1話から第4話までプレイしてからの第5話は、とても気持ちを高めてくれて、最後まで終わらせたあとは、「逆転裁判2」を始めるほどのめり込むものだった。そうすると、また新たな気持ちで「2」をプレイでき、新しい発見があったりするのである。
惜しむらくは、ゲームの性質上、プレイをする人のため内容には一切触れたくはないが、とにかく期待してもらって損はないはず。言いたいけど言えない、その気持ちを察して頂ければ、この作品のおもしろさがわかって頂けるのではないかと思う。そして、大声で今日も叫ぶ「異議あり!」は、弁護士気分を高めてくれるのである。

逆転裁判の新たな展開と、ゲームショウで行われる裁判とは?
最後に逆転裁判に関わる情報をいくつか紹介。まず、本作の限定版が登場。公式HPや大手量販店などでの予約はすでに締め切られているようだが、探せばまだどこかに売っているかもしれないので諦めないでほしい。気になる内容は、第5話の設定資料や巧 舟(たくみ しゅう)氏描き下ろしの4コママンガ、50ページにも及ぶ描き下ろしコミックなどを収録した108ページの限定本「逆転のクロスオーバー」。さらにサントラCDや指型タッチペンなど超豪華仕様、ファン垂涎の限定版だ。

そして、「逆転裁判 蘇る逆転」の公式HPがリニューアル。アドレスはとなっている。最新情報だけでなく、体験版をプレイしたり、プロモーション映像などをダウンロードできたりするのだ。また、iモード専用の携帯公式サイトもオープンした。ここでは待受画像などのダウンロードが無料(通信料金は、お客様負担)となっている。また、「逆転裁判 蘇る逆転」の第5話の体験版が無料で配信されているので、気になる人はアクセスしてみよう。 対応機種はFOMA 900、901シリーズで、「メニューリスト→ゲーム→アドベンチャー/ノベル→逆転裁判!」の順。
さらに最後に、超限定情報! 9月16日(金)〜9月18(日)まで幕張メッセで開催される(9月16日はビジネスデー)「東京ゲームショウ2005」のカプコンブースで、逆転裁判の特別イベントが行われる。その名も「TGS2005 特別法廷」と題し、裁判が行われるのだ。これはゲームショウ専用のイベントで、ゲームに出てくる登場人物たちが熱き裁判を繰り広げるのだ。詳細は公式HPや、当日のショウ会場でイベント情報を確認しよう。世紀の裁判の傍聴人になれるチャンスを逃すな!
逆転裁判 蘇る逆転 | |
対応機種 | ニンテンドーDS |
メーカー | カプコン |
ジャンル | 法廷バトル |
発売日 | 2005年9月15日 |
価格 | 通常版5040円、限定版7140円(共に税込) |
プレイ人数 | 1人 |
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