ドリフトでインベタでミニターボな夜に、相手の国では朝だったりするWi-Fiマジックに酔いしれる「マリオカートDS」レビュー(3/4 ページ)

» 2006年01月06日 14時00分 公開
[仗桐安,ITmedia]

新たなやり込み要素、ミッションラン 〜マリオたちからの挑戦状

 本作で追加された新要素として「ミッションラン」というものがある。これは指示された条件をクリアしてどんどんミッションを進めていくモード。レベル1からレベル6まで各9ステージが待っているのでかなりのボリュームだ。

 だんだんと難しくなるミッションの数々にはクリア時のタイムなどによって評価ランクがつけられる。ランクCからB、Aとあがり、そのあとはランク☆、ランク☆☆、ランク☆☆☆と続く。「番号の順番通りに5つのゲートをくぐり抜けろ!」とか「コースを1周するあいだにミニターボを4回させろ!」など、ミッションはさまざま。

 各レベルにはボスが控えていて、あたかも3Dアクションゲームのような闘いを楽しむことができる。カートで走り回りながらのボス戦は1プレイの価値ありだ。個人的には最後のほうのボスが手強くて投げ出しそうになったが、何度も負けるうちにコツをつかむことができてどうにか倒すことができた。自分が遊んでいるゲームがマリオカートであることを忘れるくらいの、面白くてハードなアクションを体験することができたのだ。この路線で1本のゲームができそうなくらいに面白いミッションラン。全てのレベルを☆以上でクリアしたら何かよいことがありそうなので、ぜひとも頑張ってプレイしてみてほしい。

画像 中にはかなり難しいミッションも。諦めずに根気よくやればきっとクリアできるだろう

近くのともだちとVS&バトル 〜ライバルをぶっとばせ

画像

 本作のシングルプレイとマルチプレイ、どちらにもあるモードがVSとバトルである。VSでは各コースを自由なルール設定で走ることができる。バトルはこれまたシリーズのお馴染み要素で、レース場ではなく箱庭的なステージの中を駆けずり回り、アイテムを駆使して他のプレーヤーを出し抜く生き残りゲームが展開される。

 本作のバトルは、相手の風船を3つ割ったら勝利となる「ふうせんバトル」と、制限時間内にひたすらシャインを奪い合う「あつめてシャイン」の2つ。実際に知人を集めてやってみたが、どちらもかなり白熱するバトルだ。特にふうせんバトルの面白さはシリーズ一貫して高い質を誇っている。単純であるがゆえに初めての人でもとっつきやすいし、もし途中で死んでしまっても他のプレーヤーを邪魔するために動くことができるので、全員が最後の最後までわいわいと楽しく遊べる。この辺の配慮はさすがに回を重ねているシリーズだけあって、細かくできているなという印象を持った。

 VS、バトルともにシングルプレイならば相手はコンピュータ。マルチプレイならばNDSを持った友人たち。マルチプレイにはノーマルモード(DSワイヤレスプレイ)とシンプルモード(DSダウンロードプレイ)があり、シンプルモードだと対戦で使用できるコースに制限がある。完全な対戦環境を求めるならば本体台数分のカートリッジが必要だ。

 ちなみにシンプルモードでダウンロードプレイをする側のNDSではプレーヤーキャラとしてヘイホーを使うことが可能だ。あくまでもダウンロード用のキャラでしかない、というのは非常に残念である。

画像 速く走ればいいってもんじゃない。マップをよく見て、いかに相手を出し抜くかが勝利の鍵となる

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. /nl/articles/2412/14/news019.jpg ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. /nl/articles/2412/15/news011.jpg 「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
  4. /nl/articles/2412/16/news107.jpg 「靴下屋」運営のタビオ、SNSアカウント炎上を受け「不適切投稿に関するお詫び」発表 「破れないストッキング」についてのやりとりが発端
  5. /nl/articles/2412/15/news035.jpg 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  6. /nl/articles/2412/15/news002.jpg 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  7. /nl/articles/2412/10/news133.jpg 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  8. /nl/articles/2312/15/news032.jpg 放置された池でレアな魚を狙っていた親子に、想定外の事態 目にしたショッキングな光景に悲しむ声が続々
  9. /nl/articles/2412/15/news028.jpg 脱北した女性たちが初めて“日本のお寿司”を食べたら…… 胸がつまる現実に考えさせられる 「泣いてしまった」「心打たれました」
  10. /nl/articles/2412/16/news023.jpg 父「若いころはモテた」→息子は半信半疑だったが…… 当時の“間違いなく大人気の姿”に40万いいね「いい年の取り方」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  2. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  3. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  4. 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
  5. 大谷翔平の妻・真美子さん、ZARA「8000円ニット」を着用? 「似合ってる」「シンプルで華やか」
  6. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
  7. 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
  8. 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
  9. コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
  10. 「やめてくれ」 会社で使った“伝言メモ”にクレーム→“思わず二度見”の実物が200万表示 「頭に入ってこない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」