レビュー
» 2008年04月23日 18時15分 公開

ハンドル握ってゴー、マリオ、ゴー! Wiiに「マリオカート」がやってきた「マリオカートWii」レビュー(3/3 ページ)

[仗桐安,ITmedia]
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どこかの誰かといつでもマリオカートができる、というシアワセ

 そして本作では、世界のプレイヤーたちとつながるWi-Fi対戦も、しっかりと実現している。本作でのWi-Fi対戦は2人同時に参加可能。最大12人でのレースが楽しめる。「せかいのだれとでも」「こくないのだれかと」「フレンドと」の3つから選べるわけだが、「フレンドと」についてはあらかじめフレンドリストに友人のフレンドコードを登録しておく必要があるのでご注意を。あとの2つは、どこかの誰かとマッチングして、レースを楽しめてしまうのだ。

 実際に「せかいのだれとでも」でレースやバトルをやってみたのだが、ヨーロッパ各国の人たちも入り混じり(北米では4月末発売)、国際色豊かなプレイを楽しめた。それぞれのMiiと名前が表示されるので、どんな人なんだろうと想像しつつプレイできるのが何だか楽しい。

画像 世界中のレーサーたちに会える!
画像 続々とそろってくるツワモノたち

画像 走りたいコースを投票。筆者は常に「64 マリオサーキット」です

 各人はレース前に希望のコースを1つ投票できる(おまかせにすることもできる)。投票が出そろうと、その中からランダムでコースが決められ、レーススタートだ。結果は1レースごとに出て、各人が持つレーティング(最初は5000ある)が減ったり増えたりする。筆者の場合、このレーティングの増減に一喜一憂して、5000を切るとやっきになってプレイしたり、8000以上の人を見ると「すげぇ」とびびったりした。5000を越えたり切ったりな自分は凡プレイヤーだなと思いつつ、やはり誰かと対戦しているという感覚がたまらなく面白いので、ついつい何度も続けてしまうのだった。

 ちなみにレースが終わればいつでも抜けていいし、いつまでもレースに参加していってもいい。他の人も同様なので、レース参加者は減ったり増えたりする。筆者のプレイした感じでは減るとは言っても最低7人くらいで、多いときはもちろん12人でプレイできるのだが、常に誰かしらが出たり入ったりしていて、非常に活発にプレイされているな、という印象だった。また、処理落ちなどがあっては興ざめなのだが、けっこう何時間もWi-Fiでプレイしてみたが、特に目立った処理落ちはなく、快適にプレイできた。途中で誰かが落ちるという現象もあまり見受けられなかったので、Wi-Fi環境は比較的良好なのではないかと思われる。「マリオカートDS」でもすでにWi-Fi対戦は実現していた(こちらもけっこうプレイした)ので驚くことでもないのだが、この気軽さと国際色豊かさと楽しさを味わえるのはシアワセなことだなあ、と改めて感じた筆者だった。

画像 対人戦の楽しさを気軽に享受……ビバ!Wi-Fi
画像 レースが終わると「次は○人で遊べそうです」という表示が出る。そうしてまた誰かとのレースに参加していくのであった

画像 せかいチャンプのタイムを拝見。うわ……こんなタイムどうやって出すんだ……。これはレビュー記事執筆時点のタイムなので、もう更新されているかも。やはり世界は広いのです

 なお、本作には「マリオカートチャンネル」という面白いオプション的機能がある。これは「WiiConnect24」を利用して、ゴーストをダウンロードして対戦したり、自分のゴーストを友人に送ったりできるもの。タイムアタックのランキングや大会(期間限定で開催される)のランキングを閲覧することもできる。このマリオカートチャンネルは、Wiiメニューにチャンネルとして追加することが可能で、本作のROMが本体に入っていなくても「マリオカートチャンネル」でのランキング閲覧などができる、という便利な代物だ。

ハンドルを回す楽しさ、体が動く面白さ。間口の広がった新マリオカートの誕生

 多彩なキャラやコース、バラエティに富んだカートやバイク、手軽に遊べるWi-Fiなど、量、質ともに申し分なしな本作。各コースの秀逸なギミックやアイテムの存在によって最後までどうなるか分からない緊張感、そのバランスはかなりバッチリ調整されている。個人的にはミニターボの仕様変更が残念だったりもしたが(あの、クイックイッと逆ハンドルを切る感覚が好きだったのだ)、それも瑣末なこと。Wiiハンドルという新たなインタフェースの選択肢も加わって、より間口を広く、誰にでも勧められる作品に仕上がったという印象だ。

画像

 今まで「マリオカート」をやったことがない人でも、例えばゲームには疎いおじさんでも、Wiiハンドルで華麗にハンドルを切る息子の姿を見たら、「車の運転だったら俺の方がうまいだろ!」とエントリーしてくるかもしれない。ゲームの敷居を下げ、複雑な操作から開放され、プレイスキルがリセットされる。結果的に多くの人に楽しんでもらえる。そんなWiiの理念に則ったタイトルが続々出ているという印象があるが、本作もそのひとつに数えられると言っていいだろう。

 そういえば、かつてファミリーコンピュータのレースゲームなどをプレイしている時に、体が左右に動いてしまう友人がいて「動かす必要ないよ」「動いちゃうんだよー」というようなやりとりをしては笑ったものだ。それが今ではどうだろう。Wiiハンドルで本作をプレイしている自分は、大きなカーブを曲がる時にかつての友人のように体が動いている。いや。むしろ動かして楽しんでいる。ウィリーをするときは前後に揺れるし、ジャンプアクションでなりふりかまわずWiiハンドルを振ったりしている。

 ファミリーコンピュータ登場から20年以上が過ぎ、レースゲームも進化した。この「ハンドル、回しちゃっていいんじゃない? 体、動いちゃっていいんじゃない?」という方向の進化は、個人的には歓迎だ。だって何だか楽しいんですもん。そんなわけで、今日もWiiハンドルを握る筆者である。ただ悩ましいのは、友人とプレイする時にWiiハンドルが1つしかないことだ。普通の横持ちだと若干操作しづらいので、もう1個、いや、もう3個くらい買っとこうかなぁ、と思案中なのである。

(C)2008 Nintendo


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