戦場で生き延びるために――「コールオブデューティ4」編新米兵士のためのFPS・TPS上達マニュアル(第2回)(3/3 ページ)

» 2008年07月23日 15時36分 公開
[増山裕樹,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       
「頼りになるヤツ」ランキング
1位良いポジション取りをして援護してくれる
2位死角をカバーしてくれる
3位敵の位置、人数を知らせてくれる
4位投てきを良いタイミングで使ってくれる
5位現在のスコアや時間を報告してくれる

 ここからは、戦場で自分のチームに1人はいてほしい「頼りになるヤツ」のランキングを紹介していく。5位にピックアップしたのは「現在のスコアや時間を報告してくれる」ヤツ。これはプレイに熱中してくると、スコアや残り時間になかなか目が行かないことが多く、そんなときに「あと○分!」、「○○ポイント差だよ、落ち着いていこう」などと声をかけることで、士気を高め、プレイにメリハリが出てくる。これはプレイの上手い、下手に関係なく行えるので、プレイ中に気がついた人はどんどん知らせてあげるといいだろう。

 敵の集団に襲われ、劣勢になっているとき、手榴弾や閃光弾を敵の位置にピンポイントで投げてくれたり、敵が来そうなところに手榴弾を投げたりと「投てきを良いタイミングで使ってくれる」ヤツが4位にランクイン。これによって敵がダメージや、閃光弾やスタングレネードの影響を受けていれば、有利な状態で戦闘を進められる。

 3位は、敵がどこに何人くらいいるか、武器は何を持っているかの情報を出してくれる「敵の位置、人数を知らせてくれる」ヤツだ。どこに敵がいるか分からずにプレイするより、敵がいる方面を理解しておけば、ある程度敵の進行ルートも予測できる。もちろん敵も動いているので、できる限り頻繁に情報を出し合うといいだろう。敵を視認できた際や援護の時は、「○○で敵スナイパー発見」と連絡を交わすことによってチームメンバーが迅速に行動できる。

 2位の「死角をカバーしてくれる」ヤツ、これこそがチームプレイの醍醐味、と言えるだろう。戦争や軍隊モノの映画を見たことがある人はすぐ分かるかもしれないが、味方が右を向いていたら左を、正面を見ていたら背後を、と死角をカバーし合う、「ツーマンセル」での行動がチーム戦の重要な鍵となってくる。「お前の背後は俺に任せろ!」なんて言いながらも、敵を発見したときはボイスチャットですぐ応援頼むといった弱気プレイも大事。

 そして堂々の1位は、「良いポジション取りをし、援護してくれる」ヤツ。屋根の上からの狙撃や、壁を貫通させての射撃など、これは敵を狙う「エイミング」のスキルはもちろん、マップを熟知していることや2位の「死角をカバーしてくれる」といった要素がある上で可能なプレイだ。これができれば、誰もが安心して背後を任せられる、「頼れるヤツ」になれるだろう。

 番外になるが、「ロケットランチャーやグレネードランチャーの扱いが上手い」ヤツもいてくれるとうれしい。ロケットランチャーは弾速が遅いため当てるのがなかなか難しい。同じくグレネードランチャーも弾速が遅く、放物線を描く起動のため敵の動きを予測して撃つ「偏差射撃」が必要になってくる。空中からの銃撃で移動の制限をされ、耐久力も高く、なかなか倒せないヘリコプターを敵が出してきたときに攻撃力の高いロケットランチャーですぐ撃墜できれば、被害も最小限に抑えられる。

 さらに「明るく元気」なヤツをピックアップ。特別プレイが上手というわけではなくても、明るく元気なプレイヤーはパーティーのムードメーカーとなる。そんな人が1人いると、チームメイトも声を出しやすい環境になり、情報伝達や指示が行き通りやすくなる。

敵を照準に捉えたら、ボイスチャットで仲間に呼びかけよう
道が分かれている場合、味方が向いている方向とは違う方向を見てあげよう。そうすることで味方が横を突かれてもカバーできる
仲間が攻撃を受けているときの遠方からの援護、こんな時こそプレイヤーの真価が問われる

今までのことをおさらい「チーム行動のコツ」

 「CoD4」では、自分のキル数とデス数(敵を倒した数と敵にやられた数)を比べて、キル数の方が多ければ多いほどチームへの貢献度が高いといえる。例えば、敵を10人倒しても、自分が15回やられてしまうより、敵を3人しか倒さなくても、自分は1度もやられない方がチームへの貢献度は高いといえるだろう(ルールによってはある程度変わってくるが)。敵をあまり倒せずにやられてばかりで困っている人は、まず自分のデス数を減らす方法を考えてみると、スコア上昇への道が見えてくるかもしれない。そのためにプレイ中は味方と声を掛け合い、敵味方の位置を把握する必要がある。そうすることで不要な戦闘は避け、敵にやられる可能性がグンと減ってくる。また、レーダーで発砲している敵を確認したり、単独行動をしないようにすれば接敵にも備えられるので敵を倒しやすくもなる。

 他にも、武器につける装備や、パークの組み合わせによっての戦術を変えるのも良い。筆者がプレイして面白いと思った戦術は、スタングレネードを投げ、敵の動きを遅くし、さらに手榴弾を投げるといったものだ。スタングレネードを投げた後はそのまま敵に近づいていき、射撃を行うことがよくある使い方だと思う。しかし、スタングレネードを食らった相手の動きは遅くとも射撃はできるので、返り討ちにされてしまう可能性がある。そこで動きが遅くなり逃げられない敵に手榴弾を投げて、倒せなくてもダメージを受けた敵に追い討ちをかけやすくすることで、自分の有利な状態で戦闘を進められる。自分で磨くスキルのほかにも、挟み撃ちや仲間をおとりにして、敵が攻めてきたところで複数人で集中攻撃をするなど、戦術をみんなで編み出して共有していくことでさらなる上達が望める。

 最後に、チームプレイは敵を倒すだけでなく、「ボイスチャットでの報告」、「死角をカバーしてあげる」、「威嚇射撃で敵を足止めする」など、スコアに直結するものでなくてもいろいろな形でチームに貢献できるので、自分の役割を探していこう。

 さて、2回に渡り「コールオブデューティ4」を使用しての「FPS・TPS上達マニュアル」をお伝えしてきたが、参考になっただろうか? 次回からはピックアップするタイトルを変え、Xbox 360とPCでリリースされているTPSの「ロストプラネット コロニーズ」を使って解説していく。

「Xbox」(C)2008 Microsoft Corporation. All Rights Reserved
「PS3」(C)2008 Sony Computer Entertainment Inc. All rights reserved.
「コール オブ デューティ4」(C) 2007 Activision Publishing, Inc. Activision and Call of Duty are registered trademarks and Modern Warfare is a trademark of Activision Publishing, Inc. All rights reserved. This product contains software technology licensed from Id Software ("Id Technology"). Id Technology (C) 1999-2007 Id Software, Inc. All other trademarks and trade names are the properties of their respective owners.
前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/14/news189.jpg 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  2. /nl/articles/2411/14/news014.jpg ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. /nl/articles/2411/14/news187.jpg 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  4. /nl/articles/2411/14/news167.jpg 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  5. /nl/articles/2411/13/news176.jpg 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. /nl/articles/2411/15/news009.jpg 高2のとき、留学先のクラスで出会った2人が結婚し…… 米国人夫から日本人妻への「最高すぎる」サプライズが70万再生 「いいね100回くらい押したい」
  7. /nl/articles/2411/15/news058.jpg 「腹筋捩じ切れましたwww」 夫が塗った“ピカチュウの絵”が……? 大爆笑の違和感に「うちの子も同じ事してたw」
  8. /nl/articles/2411/14/news023.jpg “膝まで伸びた草ボーボーの庭”をプロが手入れしたら…… 現れた“まさかの光景”に「誰が想像しただろう」「草刈機の魔法使いだ」と称賛の声
  9. /nl/articles/2208/06/news075.jpg 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. /nl/articles/2411/15/news132.jpg これ自宅なの!? 浜崎あゆみ、玄関に飾られたクリスマスツリーのサイズが桁違い 豪邸すぎてパーティー会場と間違われたことも
先週の総合アクセスTOP10
  1. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  2. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  3. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  4. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
  5. イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
  6. 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
  7. 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
  8. 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
  9. 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
  10. 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた