最終回直前スペシャル! なぜこれらのゲームは取り上げられなかったのか?:ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(1/2 ページ)
連載第96回では、これまで6年間の連載の中で、候補に挙がりながらまだ取り上げられていないゲームについて語ります。かなりの有名作品でも、わたしが大好きなゲームであっても、取り上げられない理由がそれぞれにあるのです。
ゲーム作りました!
いきなりの告知で申しわけないですが、わたしが作ったアドベンチャーゲーム「横浜妖精奇譚」が、9月から配信されています(企画・シナリオ・スクリプト・グラフィックを担当)。
舞台は25年前・1986年の横浜。さらわれたアイドル・水野早斗未(サトミ)を救うため、さえない大学生・高橋頭有夢(ズウム)が、横浜の街を捜索します。システムやグラフィックが1986年のゲームっぽいのはもちろん、その当時流行したものがシナリオに数多く盛り込まれております。
ウーパールーパー、巨大迷路、テレホンカード、CDラジカセ、埼京線、バックスクリーン3連発、7冠馬、2人組の探偵、世界一周したヨット、タイヤの跡だけを残して消える銀色の車、ウエスタンラリアット、「会社を辞めました」、ビキニアーマーなど……。
ゲームの分野からは、勝手に動くツルハシ、そのツルハシの入った宝箱、コインが飛び出すレンガ、コインを投げ込むと声がする井戸、大根のロボット、マンティコア、「POLISH」など。PC、コンシューマー、ゲームブックと、幅広いところからマニアックなネタを放り込んでいる。ただ、パロディーの元ネタが分かりにくいかも。
ワンナップゲームズの「チョイスゴコンピュータ」の1作品として、NTTドコモとソフトバンクの携帯電話、そしてAndroid向けに配信されてます。このゲームを引っ提げて、東京ゲームショウに出展してしまうという、なかなかの暴挙もやってみました。
ケータイ版が315円、Android版が350円です。もしよろしければ買ってプレイしてみてください。よろしくお願いします。
神宮寺三郎シリーズを取り上げようと思っていたが
というわけで今回は、同じく横浜を舞台としたアドベンチャーゲーム「探偵神宮寺三郎 横浜港連続殺人事件」を取り上げようと思っていたのだが……。
「横浜港連続殺人事件」は、神宮寺三郎シリーズの第2作。だからこのゲームを取り上げる前に、第1作の「新宿中央公園殺人事件」を取り上げなければならないだろう。
そうなるとさらに、鈴鹿を舞台とした第3弾「危険な二人」、そして第4弾「時の過ぎゆくままに…」にも触れないわけにはいかない。
神宮寺三郎シリーズはその後も続くが、ファミコンで出たのはこれら4作で、第5弾「未完のルポ」は、発売が前作から6年以上も空いている上、対応機種がプレイステーションとセガサターンなので、これ以降の作品は分けて考えてもいいだろう。……それでも、アドベンチャーゲームを4本プレイしてから原稿を書かなければならない。時間がかかりすぎる。
わたしは当連載で取り上げたい作品のタイトルをピックアップして、リストにしているのだが、神宮寺三郎と同じように、シリーズ作品の多いタイトルは、なかなか取り上げづらかった。
例えば「バーチャファイター」(セガ)。対戦格闘ゲームブームの頃には、わたしも新宿のスポット21をはじめ、いろんなゲーセンで対戦してたもんだ。最初はブンブン丸さんに憧れてウルフを使っていたけど、投げ技がうまく使えず全然勝てなかったので、サラに変更。それでも勝率は2割がやっとだった。新宿、秋葉原、高田馬場ではとうとう1勝もできなかった。
だからこのゲーム、特に「3」には思い入れがあるのだが、記事を書くために第1作から通しでプレイするのはさすがにつらい。しかも別に強かったわけではないので、ブームの中心でどういうムーブメントが起こっていたのか、まったく体験していない。したがって、このゲームについて何か書くことに、後ろめたさを感じてしまったのだ。
人気のあるゲームはシリーズ化される
「ゼロヨンチャンプ」(メディアリング)を例にしよう。このシリーズもわたしは大好きで、PCエンジン版の初代と「II」、スーパーファミコンの「RR」「RR-Z」、そしてセガサターン版の「DooZy-J」もプレイした。お金を稼ぐミニゲームの「警備員RPG」が、シリーズが進むごとにどんどん本格的になっていき、本編を食うくらいの勢いになっていったのが面白かった。……それだけに、これらを全部プレイし直すと、とんでもなく時間がかかるということもよく分かっている。
「忍者じゃじゃ丸くん」(ジャレコ)は「じゃじゃ丸忍法帳」「じゃじゃ丸撃魔伝」のみ取り上げたが、それ以前に「忍者じゃじゃ丸くん」「じゃじゃ丸の大冒険」があり、以後には「忍者じゃじゃ丸 銀河大作戦」などもある。さらにはUPLの「忍者くん 魔城の冒険」「忍者くん 阿修羅ノ章」についても触れなければなるまい。
前回の「クイックス」(タイトー)も、いずれ「スーパークイックス」「ヴォルフィード」「ギャルズパニック」「シルエット☆ストーリィズ」といった派生作品を取り上げたかったところだが……。
「ディープダンジョン」(DOG→スクウェア→アスミック)はIVまで出てるし、「熱血硬派くにおくん」(テクノスジャパン)シリーズはファミコン末期にやたら出てるし、「ワンダーボーイ」(セガ)は「モンスターワールド」シリーズも包括して、えらいことになってるし。
さらにワギャンランド(ナムコ)、女神転生(ナムコ→アトラス)、飛龍の拳(カルチャーブレーン)、燃えろ!!プロ野球(ジャレコ)、目指せパチプロ パチ夫くん(ココナッツジャパン)……。「ファミスタ」(ナムコ)はどうにか記事にしたけど、あれもなかなかきつかった。
「スーパーマリオブラザーズ」(任天堂)や「ドラゴンクエスト」(エニックス)のように、1作目だけで記事を1つ書いたものもある。続編は後であらためて取り上げようと思っていたのだが、結局それもできなかった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
-
「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
-
“ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
-
高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
-
「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
-
「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
-
「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
-
“歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
-
黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
-
走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
- 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
- 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
- ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
- 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた