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» 2011年11月18日 08時45分 公開

最終回直前スペシャル! なぜこれらのゲームは取り上げられなかったのか?ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(1/2 ページ)

連載第96回では、これまで6年間の連載の中で、候補に挙がりながらまだ取り上げられていないゲームについて語ります。かなりの有名作品でも、わたしが大好きなゲームであっても、取り上げられない理由がそれぞれにあるのです。

[ゲイムマン,ITmedia]

ゲーム作りました!

画像 この連載でも横浜には何度か来たけど、自作ゲームに出てくる場所では写真を撮ってないので、今回撮り直した

 いきなりの告知で申しわけないですが、わたしが作ったアドベンチャーゲーム「横浜妖精奇譚」が、9月から配信されています(企画・シナリオ・スクリプト・グラフィックを担当)。

 舞台は25年前・1986年の横浜。さらわれたアイドル・水野早斗未(サトミ)を救うため、さえない大学生・高橋頭有夢(ズウム)が、横浜の街を捜索します。システムやグラフィックが1986年のゲームっぽいのはもちろん、その当時流行したものがシナリオに数多く盛り込まれております。

 ウーパールーパー、巨大迷路、テレホンカード、CDラジカセ、埼京線、バックスクリーン3連発、7冠馬、2人組の探偵、世界一周したヨット、タイヤの跡だけを残して消える銀色の車、ウエスタンラリアット、「会社を辞めました」、ビキニアーマーなど……。

 ゲームの分野からは、勝手に動くツルハシ、そのツルハシの入った宝箱、コインが飛び出すレンガ、コインを投げ込むと声がする井戸、大根のロボット、マンティコア、「POLISH」など。PC、コンシューマー、ゲームブックと、幅広いところからマニアックなネタを放り込んでいる。ただ、パロディーの元ネタが分かりにくいかも。

 ワンナップゲームズの「チョイスゴコンピュータ」の1作品として、NTTドコモとソフトバンクの携帯電話、そしてAndroid向けに配信されてます。このゲームを引っ提げて、東京ゲームショウに出展してしまうという、なかなかの暴挙もやってみました。

 ケータイ版が315円、Android版が350円です。もしよろしければ買ってプレイしてみてください。よろしくお願いします。

画像 魅力的な女の子がいっぱい出てきます。グラフィックは終始こんな感じですが
画像 当時のゲームブックを意識して、ゲーム中にパズルをいくつか盛り込んでみました
画像 1986年の流行語や、はやった物もいろいろ登場させました

神宮寺三郎シリーズを取り上げようと思っていたが

 というわけで今回は、同じく横浜を舞台としたアドベンチャーゲーム「探偵神宮寺三郎 横浜港連続殺人事件」を取り上げようと思っていたのだが……。

 「横浜港連続殺人事件」は、神宮寺三郎シリーズの第2作。だからこのゲームを取り上げる前に、第1作の「新宿中央公園殺人事件」を取り上げなければならないだろう。

 そうなるとさらに、鈴鹿を舞台とした第3弾「危険な二人」、そして第4弾「時の過ぎゆくままに…」にも触れないわけにはいかない。

 神宮寺三郎シリーズはその後も続くが、ファミコンで出たのはこれら4作で、第5弾「未完のルポ」は、発売が前作から6年以上も空いている上、対応機種がプレイステーションとセガサターンなので、これ以降の作品は分けて考えてもいいだろう。……それでも、アドベンチャーゲームを4本プレイしてから原稿を書かなければならない。時間がかかりすぎる。

画像 「横浜港連続殺人事件」には横浜の観光名所が数多く出てくる。中華街の門は現在とは異なる形だった
画像 「新宿中央公園殺人事件」。神宮寺の助手・御苑洋子もこの第1作から登場
画像 ハードボイルドのイメージが強い神宮寺三郎シリーズだが、「新宿中央公園殺人事件」にはこんな画面もあった

 わたしは当連載で取り上げたい作品のタイトルをピックアップして、リストにしているのだが、神宮寺三郎と同じように、シリーズ作品の多いタイトルは、なかなか取り上げづらかった。

 例えば「バーチャファイター」(セガ)。対戦格闘ゲームブームの頃には、わたしも新宿のスポット21をはじめ、いろんなゲーセンで対戦してたもんだ。最初はブンブン丸さんに憧れてウルフを使っていたけど、投げ技がうまく使えず全然勝てなかったので、サラに変更。それでも勝率は2割がやっとだった。新宿、秋葉原、高田馬場ではとうとう1勝もできなかった。

 だからこのゲーム、特に「3」には思い入れがあるのだが、記事を書くために第1作から通しでプレイするのはさすがにつらい。しかも別に強かったわけではないので、ブームの中心でどういうムーブメントが起こっていたのか、まったく体験していない。したがって、このゲームについて何か書くことに、後ろめたさを感じてしまったのだ。

人気のあるゲームはシリーズ化される

 「ゼロヨンチャンプ」(メディアリング)を例にしよう。このシリーズもわたしは大好きで、PCエンジン版の初代と「II」、スーパーファミコンの「RR」「RR-Z」、そしてセガサターン版の「DooZy-J」もプレイした。お金を稼ぐミニゲームの「警備員RPG」が、シリーズが進むごとにどんどん本格的になっていき、本編を食うくらいの勢いになっていったのが面白かった。……それだけに、これらを全部プレイし直すと、とんでもなく時間がかかるということもよく分かっている。

 「忍者じゃじゃ丸くん」(ジャレコ)は「じゃじゃ丸忍法帳」「じゃじゃ丸撃魔伝」のみ取り上げたが、それ以前に「忍者じゃじゃ丸くん」「じゃじゃ丸の大冒険」があり、以後には「忍者じゃじゃ丸 銀河大作戦」などもある。さらにはUPLの「忍者くん 魔城の冒険」「忍者くん 阿修羅ノ章」についても触れなければなるまい。

 前回の「クイックス」(タイトー)も、いずれ「スーパークイックス」「ヴォルフィード」「ギャルズパニック」「シルエット☆ストーリィズ」といった派生作品を取り上げたかったところだが……。

画像 「バーチャファイター」も最初はずいぶんポリゴンが粗かったもんだ
画像 「ゼロヨンチャンプ」。アルバイトでお金を稼いで、車のチューンナップ費用やパーツ代にあてる
画像 「ギャルズパニック」にストーリーがついた「シルエット☆ストーリィズ」。ゲーム展開によってシナリオが分岐する

 「ディープダンジョン」(DOG→スクウェア→アスミック)はIVまで出てるし、「熱血硬派くにおくん」(テクノスジャパン)シリーズはファミコン末期にやたら出てるし、「ワンダーボーイ」(セガ)は「モンスターワールド」シリーズも包括して、えらいことになってるし。

 さらにワギャンランド(ナムコ)、女神転生(ナムコ→アトラス)、飛龍の拳(カルチャーブレーン)、燃えろ!!プロ野球(ジャレコ)、目指せパチプロ パチ夫くん(ココナッツジャパン)……。「ファミスタ」(ナムコ)はどうにか記事にしたけど、あれもなかなかきつかった。

 「スーパーマリオブラザーズ」(任天堂)や「ドラゴンクエスト」(エニックス)のように、1作目だけで記事を1つ書いたものもある。続編は後であらためて取り上げようと思っていたのだが、結局それもできなかった。

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