レゴブロック王が制作! ITちゃんレゴブロックバージョン、大地に立つ!!こいつ…動くぞ!(2/2 ページ)

» 2012年02月24日 15時35分 公開
[種子島健吉,ITmedia]
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関節の可動範囲とかわいらしさがテーマ

 今回、ITちゃん制作にあたってのテーマをさとぴサンに確認したところ、関節の可動範囲を極限まで広げること、かわいらしさを追求することという回答が得られました。

 さとぴサンの作品映像を観たことがあると「え、あれで可動範囲が狭いの?」と思ってしまいそうですが、今回、ポージングされたITちゃんを見てもらえれば疑問はたちまち氷解するはず。なるほどよく動く。そしてかわいらしさの追及についても、今までになかった新たなテーマに挑戦してみようというモチベーションになったそうです。

 実はさとぴサン、ロボットや動物はいくつも制作したことがあったものの、キャラクターを制作したのは意外にも初めてだったとのこと。ITちゃんは見た目かわいらしい女の子なので、最初は面食らったそうです。

画像 関節の可動範囲を極限まで広げることで実現した正座。今回のテーマが、関節の可動範囲の広さだというのが良く分かる
画像 作品全体の大きさは他のMS作品と同じぐらいなものの、頭部が大きいため重心が上になりがち。それでも、立ち、座り、そしてこの膝立ちともに安定していて破堤していない

せっかく制作していただくので、制作過程も映像に残すことを依頼した。早送り再生されるように編集した際、他の映像よりも解像度が落ちてしまったとのことだが、レゴブロックのオリジナル作品がどのように制作されているのかを垣間見ることができる貴重な映像となっている

そして、戦闘モードへ換装!!

 ITちゃんレゴブロックバージョンが完成した際編集長が、「なんか変形合体しそうなフォルムでワクワクしますね。本当に変形したらそれはそれでびっくりしますが」とつぶやいていました。それを聞いたさとぴサンがまたやってくれました。実は通常モード制作後、すぐに戦闘モードの制作に入っていたのです。今回は変形、合体ではなく、換装が実現です!

 ちなみに、ITちゃん戦闘モードは、トレーディングカードゲーム「サイバーワン」にコラボ参戦する際に設定されたもの。前後の設定画があるわけではなくカードに使われた画像が1枚あるだけですので、後部など見えない部分はさとぴ氏デザインのレゴバージョンオリジナルです。

画像 通常モードとは眉毛、口元などの形状を調整して表情を変えているところも芸が細かい。頭部パーツの円形部分は建物のキットに入っているパラボラアンテナ用パーツだったり、胸部のアーマーと楯の紋章のような部分はプリントパーツのラブレターだったりする
画像 右手がちゃんと背中の剣の柄(つか)に届き、剣もちゃんと鞘(さや)に収めることができる。剣を囲むようにして鞘を制作することで、ピッタリのサイズに仕上げている

さとぴサンの作品には欠かせないのが、変形、合体、換装の要素だ。今回も期待は裏切られることなく、セーラー服の通常モードからアーマー、剣、楯を装備した戦闘モードへの換装が実現した

総制作日数と、さとぴサンからのメッセージ

 ところで最終的な制作日数を整理してもらったところ、制作開始から頭部の仮組まで2日間、その後の2日間で頭部がほぼ完成し、胴体内部フレームジョイントが完成したのがだいたい1週間後、そして全身完成までおよそ2週間程度を要し、戦闘モードのアーマーを作りつつ最終バランスを整えるなど、微調整も含めたすべての完成に30日間ぐらいかかったとのことでした。

 作業時間については、平日、土曜日はだいたい3時間から4時間、休日はだいたい6時間から8時間ぐらいで、その中にはレゴブロックには直接触れず、各部分をどう表現するか構想を練ったり、そのためのパーツを探したり整理する時間も含まれているそうです。

 最後に、さとぴサンから読者諸兄姉へメッセージです。

「ITちゃん制作は最初はとまどいましたが、頭部がうまくいった後は楽しんで制作できました。これを機会にたくさんの方々に自分の作品をご覧いただければうれしいです。レゴブロックは子供の玩具として優れているのは当然として、大人でも楽しめ、没頭することでストレスを忘れ発散することができます。それに頭の体操にもなるので、世代や性別を問わずおすすめです。とにかく何か身近な好きなものから作ってみてください」

 今回は紹介しきれなかった画像や今まで制作してきた作品も、さとぴサンのホームページにて、楽しい解説入りで紹介されておりますのでぜひともアクセスしてみてください。

 ITちゃんレゴブロックバージョン制作企画の実現は、完全変形リボーンズガンダム作品映像紹介記事の反響の大きさを受けて実現しました。編集部から、制作いただいたさとぴサンはもちろんのこと、記事を読んで映像を観ていただいた読者諸兄姉にお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

画像 頭部の次に胴体を完成させるまでが、1週間程度の制作期間

画像 制作期間2週間程度で、通常のセーラー服姿が完成

画像 戦闘モード以外の表情パターンも制作されていた! ウィンクは右顔面上部ごとパーツを差し替えることで表現している。かわいらしいポージングといい、さとぴサン、研究に余念がありません。今後、他の「萌え系」キャラ作品展開もあるのかも!?

 「今度は初音ミクさんに挑戦してみませんか?」(編集長談)

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