世界一長い、25メートルのやきとりを焼きたい! でもその前に、まずは5メートルのやきとりを焼いてみよう
「世界一長いやきとりを焼きたい」と夢見ている組織がいる。その予行練習を兼ねて、ケンドーコバヤシ氏と5メートルのやきとりを焼くイベントが行われた。
今年の3月22日、東京・大手町に「全や連総本店 東京」なる話題のスポットがオープンしたのはご存じだろうか? ここは、人呼んで“日本初のやきとりテイスティングパーク”。北海道から九州まで、全国に点在する“やきとりタウン”の7名店を一堂に集め、東京ではほとんど味わうことのできなかったご当地やきとりを一カ所で食べ比べできる施設である。
そんな同店をオープンさせた「全国やきとり連絡評議会」は、7月末に世界一長いやきとり「セカチョウ」に挑戦すると発表。それに先駆け、長さ5メートルのやきとり焼きを行うプレイベントが4月29日に開催された。
この日は、以前施設を訪れた際に「そんなにやきとりが好きなら」と関係者から応援団長就任を直談判されたというケンドーコバヤシ氏が出席。ケンコバ氏の応援団長任命式も併せて行われた。
また地元・大手町OL女子会から、応援団長の証である写真入り名刺もケンコバ氏に贈られている。
そんな長いやきとりを刺す串を探すのが大変
ここで、「セカチョウ」の競技規格について確認していこう。どうやら、厳格なルールが存在するらしい。基本的には以下の3つ。
- 串は1本の竹(産地の指定はなし)を整形したもの使う。2本以上をつなぐ串は認めない
- 使用する肉は鶏肉だけに限定しない
- 折れずに焼き上げることが必須
この掟に則りながら、本番では25メートルのやきとりに挑戦しなければならない。ちなみに現在は、北海道美唄市が成功させた24.83メートルが“世界一長いやきとり”の栄誉を保持している。
ここでご登場いただくは「焼きとりや ちくぜん」(山口県長門市)スタッフの女性。この方、「セカチョウ」に何度か挑戦したことがあるそうだ。
「やきとりを串に刺すのが時間がかかって大変ですよね。刺す時に串を折ってしまったことがあって、それがトラウマです」
あと、もうひとつ。どうやら彼女、最大のハードルをクリアできずにいたようだ。
「また私も挑戦したいんですけど、串にするための竹が見つかりません……」
実は7月末に開催予定の「セカチョウ」本番で使用する竹も、いまだ見つかっていないらしい。いやはや、一体どうなるのだろうか……?
熱い情熱を持っているが、物理的にも熱い
さて、宴もたけなわ。そろそろ、焼き場の方に移動する時間がやってきた。焼き始めから20分は経過しており、やきとりの表面は十分に焼き上がっている。これを参加者で一斉に裏返す作業に取り掛かるわけだ。
「じゃあOLの皆さん、トングを突っ込んで。突っ込んでください!」(ケンドーコバヤシ氏)
いっせいのー、せっ!
無事、成功しました! いやぁ、いい香りだな。
ところでこの「セカチョウ」、ただ焼けばいいってもんじゃないらしい。串は折れずにつながっているが、それを証明するために審査基準として以下の工程がマストとされていた。
「焼きあがった状態で串全体を持ち上げて、“5秒間静止”する」
そろそろ裏面も焼きあがる頃合いなので、5秒持ち上げにも挑戦してみようか!
ここで、問題が発生。5秒も持ち上げていると、みんな熱いのだ。トングを伝わって、高温が指先に届く。
「置け、置け、置け!」(ケンドーコバヤシ氏)
持ち上げ自体は成し遂げたものの、その高温に四苦八苦。セカチョウへの道は、長くて険しい。
長いだけじゃ駄目。美味しくなきゃいけない
もちろん食べ物なのだから、味にもこだわりたい。スタッフの方がやきとりに塩コショウを振りかけるため、全長5メートルを行き来してくれた。
これが、見るからに大変そうなのだ。熱いわ、長いわ、重労働以外の何者でもない。本番では、この5倍の長さがあるのかよ……。
このやきとり、見てるだけではガマンならないので、私も一切れ食べてみた。……ウマい! 中まで確実に火が通っているし、塩コショウがスパイシーで悪くない。
さぁ、となると楽しみなのは7月末に開催されるという「セカチョウ」本番日。何度も言うが、当日は今日の5倍、長さ25メートルのやきとりに挑戦するというのだ。
成功するか、否か。引き続き見守っていきたいと思う。
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