「Hatten」「ゴノレゴ」「ムネオハウス」――“Flash黄金時代”が生み出したもの:かーずSPのインターネット回顧録
「かーずSP」管理人かーずがインターネットの“あの時”を振り返る連載、第1回は「Flash黄金時代」について語ってもらいました。
「かーずSP」は、2001年にオープンした個人ニュースサイト。「カトゆー家断絶」「ゴルゴ31」と並ぶ、当時の“ニュースサイト御三家”の1つで、それぞれの頭文字をとって「KKG」と呼ばれたこともありました。
この連載「かーずSPのインターネット回顧録」では、そんな「かーずSP」の運営を通じて、16年以上にわたってネットニュースを見つめ続けてきた管理人・かーずさんの視点から、インターネットの歴史を作ってきた“あの時”を振り返ってもらいます。
ねとらぼでははじめまして。個人ニュースサイト「かーずSP」を運営しているかーずです。
かーずSPは2001年に開設、今も週6日更新しています。人に会ったりTwitterでも「えっ! かーずSPってまだやってたんだ」とか言われるのも普通になりました。
そんな過去の遺物扱いされるかーずSP(現役でやっているのに……)。2000年代にはFlash紹介サイトとして、皆さんに楽しんでいただきました。
今ではあまり聞かなくなった「Flash」。Adobe社が開発した、インターネット上で動画を動かすための規格です。今は光通信が普及したおかげで、YouTubeやNetflixなどで動画がガンガン見られる時代です。ところが2000年前後はインターネット回線が遅くて、ADSLが都市圏で登場しはじめたばかり。アナログ回線(最高56kbpsまで)が当たり前でした。
Flshの特徴は動画のファイルサイズが少なく、マシンや回線が貧弱でも動くこと。低速回線で動画を見せる規格として優れたFlashは、企業サイトの見栄えの良さのため採用されていきます。
ところがこれを面白動画やアニメーション作品として公開する人たちが現れました。それがFlash職人。笑いから感動系、カッコいいPV、遊べるゲームまで作り上げたのです。そんなFlash職人たちにリスペクトをささげつつ、過去の名作や傑作を紹介していきましょう。
2001年4月「Hatten(Hatten ar din)」マーティン・ホルムシュトロム
原曲はレバノンのアラブ歌謡曲。その曲をスウェーデン人が空耳ネタにして、一気に世界中に広まったFlashです。日本では2001年4月24日に801板にHattenスレが立ち、日本のネットユーザーに認知されるようになりました。
「Flashってバカバカしいネタにも使えるんだ」と世界中に気付かせた意義は大きかったです。世界のFlash動画文化に刺激を与えた作品になりました。
2001年春「つきのはしずく」森野あるじ(morinono)
おちこぼれの魔法使い、つきのはしずくが大星獣と出会い、空を飛ぶ。まるでお伽話のような物語。
当時、ネットは文字と画像だけの文化でした。それがいきなりテレビアニメにも匹敵するFlashアニメーションが公開。「つきのはしずく」をきっかけに、アニメムービー系Flashの時代が幕を開けます。しかし森野氏の技術力が高すぎたために、後述するポエ山氏など、限られた一流職人しかクオリティの高い作品は公開できませんでした。アニメムービー系Flashが賑わいを見せるのはもう少し後になります。
なお、つきのはしずくと星の神さま「大星獣」の物語は、外伝と第2話に続いています。
2001年7月27日「キミとボク」やまがらしげと(UNIVERSAL RADIO)
青年と銀王号(飼い猫)のなんでもない日常と、別れを淡々と描いた紙芝居Flash。銀王号の言葉が心の琴線を刺激する、絵本のような物語。「感動系Flashの始祖」と呼ばれるようになりました。商業化にも成功していて、ピクチャーブック、エッセイが出版。青年役に中村蒼、銀王号の声を坂本真綾が演じる実写映画にもなってます。もちろん、個人Flashが実写映画になるのは快挙!
2001年8月17日「どおらえもん(Dooraemon)」ドラわさび
セガのドライブゲーム「クレイジータクシー」のBGMで有名な曲「All I Want」(The Offspring)の空耳Flash。「All I Want → ドラえもん」の一発ギャグで勢いよく最後まで押し通す潔さ。この作品から「空耳系」といわれる一大ジャンルが生まれるようになりました。
なお、有志の保管サイト「RaRasaito」では転載許可を得た作品が今も残っていますね。「宇宙刑事ギャバン」を脱力ギャグでいじり倒した「ギャバソ」も有名。
2001年9月中旬「ゴノレゴ」ポエ山(POEYAMA ポエヤマ)
当時のネットでは、吉野家コピペが大流行。それをゴ○ゴ13に語らせたのが面白いと、最大手の個人ニュースサイト「裏ニュース」が取り上げて、一気に拡散。「Text to Speech」で語られる独特の機械音も妙な味わいを感じます。初音ミクより全然前の話です。
同時期に「quino」エピソード1も公開。ジブリ映画を思わせるSFファンタジーを高いクオリティで仕上げている傑作Flash。シリアスから一発ギャグまで、芸風の広さも話題になりました。
公開時期不明(2001年には既に話題でした)「小小系列」朱志強(中国)
別名「棒人間バトル」と呼ばれる「アクションFlash」の代表格。棒人間による格闘戦を、多関節の滑らかな動きで表現。最小限のキャラ造形で、マシンスペックを問わず快適に動かすことで世界中を魅了しました。
小小系列は次々と新作を発表。ジャッキー・チェンばりのアクションや、映画「マトリックス」のスローモーション&立体演出を取り入れるなど進化を重ねます。個人的おすすめは、小小系列3、小小系列5、小小系列7、小小系列8。
2001年11月25日「Waiting For The >>1 Love」作者不明(作り人知らず)
当時話題になっていた「>>1さんと八頭身モナー」のネタFlash。原曲の歌詞にある「one love」を「>>1さんへの愛」と解釈したもの。疾走感のある曲に合わせて、逃げる>>1さんと追う八頭身モナーの微笑ましい追いかけっこが描かれます。
2ちゃんねるのアスキーアート文化と個人Flashが密接に結びついた、革新的な1本として有名です。
2001年12月24日「片翼の田代」作者不明(作り人知らず)
当時、のぞきと二度目の覚せい剤取締法違反で逮捕された田代まさし。その頃の2ちゃんねらーは不謹慎ネタが大好物。TIME誌の「パーソン・オブ・ザ・イヤー」(今年の顔)に田代まさしを選ばせようと、インターネット投票をしまくった祭りが発生。
「片翼の田代」以降、世の中で事件が起こるたびにFlashでネタにする風潮が定着しました。不謹慎をいじってギャグにする習慣は、当時のインターネットがまだアンダーグラウンドだったから。今だと逆にFlash制作者が炎上していたかもしれません。なお田代まさしは現在、薬物中毒者向けの講演を精力的にこなして、更生への道を歩んでいます。
2002年1月17日「FLASH・動画@2ch掲示板」開設
動画鑑賞板ですー。
1 名前: ひろゆき 投稿日: 02/01/17 17:17 ID:65HcCBOz
はじまりです。
8 名前: ひろゆき L3IpNS4A◆ 投稿日: 02/01/17 17:31 ID:65HcCBOz
盛り上がらなかったらかーずさんが悪いってことで、、、
http://isweb28.infoseek.co.jp/play/karzusp/
個人Flashの盛り上がりを受けて、当時2ちゃんねる管理人のひろゆき氏がFlash板を創設。個人サイトでFlashを精力的に紹介していたかーずSPが、Flash板の盛り上げ役として指名されました。ちなみに指名の理由を「帰ってきた2ちゃんねるナイト」でひろゆき氏に聞いたところ、「かーずさんを助けようと思って」とのことだったらしい。
この日から、エンターテインメント系Flashの数が加速度的に上昇。日本の個人Flashの歴史において、1つのターニングポイントとなりました。
2002年2月25日「ムネオハウス」きれいな核兵器
デジタル音楽の1ジャンルである「ハウス(アシッドハウス)」と 「ムネオハウス」(鈴木宗男氏の証人喚問での答弁をサンプリングした楽曲)の名称を引っ掛けた、駄じゃれから生まれたパロディ。事件が起こると面白がってネタにするパターンの1つで、Yahoo!のカテゴリが作られるほどインターネットで定着しました。
2002年7月31日「ルパンIII世風タイトルメーカー」(似て非なるもの 避難所)
文字を入力すると、面白く表示させる「テンプレ系Flash」の代表作。わずか4キロバイトのファイルサイズにもかかわらず、アクセスが多すぎてサーバを追い出されたという経緯もある大ヒットFlashです。
2002年9月15日「1000キタ━━━ (゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚) ━━━━!!!!!!!!!!(num1000)」スキマ産業(スキマ産業)
飛び交う「1000」の数字、矢印、(゚∀゚)、梵字、ゲノム、躍動するギコ猫。2ちゃんねるのスレッドは1000以上書き込めません。スレが950を超えるあたりから、1000のキリ番争いが始まるのがお約束でした。1000カキコを必死にギコ猫が取ろうとして失敗しているおかしさを、センスとスピード感で畳みかけてスタイリッシュに仕上げてます。
のちに「MotionGraphics系Flash」と呼ばれる、「PV系Flash」の代表格。他のFlash職人に与えた影響は大きく、num1000系と呼ばれる大量のクローンが作成されました。num1000系Flashだけを集めたイベントが開かれたこともあるほどです。
2002年(正確な公開時期は不明)「CATMAN」青池良輔(aoike.ca)
何かが満たされない、一匹狼の猫。CATMANが自由を求めてあがくシリーズ第1弾がこちら。海外映画っぽい粋な演出や、個性的なCATMANというキャラクターが愛されて一気にブレイク。2008年にはポニーキャニオンからDVD化もされています。
公式サイトのGALLERY→CATMANをたどると、画質を下げた「BLIND」編が公開中。
2002年12月25〜30日「紅白FLASH合戦」開催
多数の実力派Flash職人によって行われたオンラインイベント。これ以降、1つのテーマで作品を募って、イベント形式で発表する催しが行われるようになりました。代表的な作品で、今も見られるものをチョイスしてみました。
- 「TORINO :::」Type-R(::: Type-R GARAGE. :::(Webアーカイブ))
- 「ひろみの絵日記〜完結編〜」たけはらみのる(※紅白出場時のペンネームは「NNSJ」)(こしあん堂)
- 「キ8ンディキ8ンディ」おさだこうじ(※紅白出場時のペンネームはwosa)(wOzBox (;´Д`).to(Webアーカイブ))
アマチュアの持つ自由なクリエイティブ魂
当時から頭角を現しているFlash職人は、今も映像分野の第一線で活躍しています。
- ポエ山氏は今年、「3月のライオン」の特別アニメ「うごく!ニャー将棋」の演出と制作をしています。
- 青池良輔氏は、今期アニメ「アキンド星のリトル・ペソ」の監督・脚本を担当。
- たけはらみのる氏は「翠星のガルガンティア」「幼女戦記」など商業アニメの特典映像を公開。
彼らがアマチュアとして、新作Flashを次々に公開していたのが2000年代の前半。ネットでは「Flash黄金時代」と呼ばれています。商業アニメと比較しても遜色ない美麗なアニメから、アスキーアートをそのまま動かすネタフラまで。情感に訴えかける感動ストーリーから、大笑いしてしまうパロディまで。著作権的にちょっとアレな作品まで含めて、アンダーグラウンドな空気が残る昔のインターネットにおけるFlash文化を振り返ってみました。
それをカオスだと感じる人もいれば、自由だと感じる人もいます。今だと「片翼の田代」は確実に炎上しますし、「hatten」もつまらんと叩かれるでしょう。「昔は良かった」と老害ジジイ発言をしたいのではありません。ネット社会が成熟して、もう1つの現実に変化しただけなんです。
私にとって個人Flashとは、何が飛び出すか分からないビックリ箱でした。あの頃は毎日、面白いFlashがサイトやアップローダー、2ちゃんねるに投下されました。当時のFlash作品に込められた熱量の高さは何なのでしょう。男も女も、学生から会社員まで一般人の誰もが作品を作って発表できる場でした。そこにはアマチュアの持つ自由なクリエイティブ魂があったんです。コストや採算、クオリティといった商業ベースなんてガン無視したエネルギーの発露。その熱意に魅了されてFlash紹介サイトをやっていたことを懐かしく感じた次第です。
(かーず)
関連記事
- Yahoo! JAPAN公開20年 ネットの歴史を振り返る記念サイト「インターネットの歴史」がガチすぎて古参も新参もびっくり
いくら見てても飽きない……! - インターネットを守る翼竜:アニメショップの1つもない田舎のオタク少年事情
新鋭・にゃるらのねとらぼ連載がスタート! - かつての存在感を失った「2ちゃんねる」の明日はどっちだ
連載「ネットは1日25時間」。今回の記事はマターリ読んでください。 - やしろあずきの調査―― ネット上で女性を演じる「ネカマ」って何なの!? 昔自分をだましたネカマと直接対決してみた(前編)
ほんとつらい。 - 約4.5メートル分スクロールする長さ……! インターネットの歴史をイラストで振り返る特設サイトがド迫力
ネットの歴史を“超時空都市”で表現。 - やしろあずきの日常―― ネットに疎い母親に中途半端なIT知識を与えるとどうなるのか
セフィロスを愛し、カラーコーンに愛された男、漫画家・やしろあずきの新連載! - ネット上の遺産「阿部寛のホームページ」がついに移転 懐かしすぎるデザインは据え置きの歴史的英断
守りたい、このダサさ。 - 非常事態にこそ思い出したい、ネット上での「おはし」を考える
デマの拡散には気を付けましょう。連載「ネットは1日25時間」。 - どれもこれも懐かしすぎるだろ…… Twitterハッシュタグ「インターネット老人会」で時の流れを実感する
ほんの十数年前なのに異様に懐かしい……。 - 世界初の太平洋横断電話ケーブルが歴史的偉業に認定 すごいぞKDDI(2年ぶり3度目受賞)
1964年に作られた約1万キロメートルのケーブルが、このたび歴史的偉業と認められました。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
-
「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
-
“ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
-
高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
-
「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
-
「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
-
「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
-
“歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
-
黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
-
走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
- 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
- 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
- ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
- 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた