YouTuberの生活ってどんな感じなの? 小学生と父、親子で投稿を続ける「まえちゃんねる」に聞いてみた(4/4 ページ)
できるところまでは続けようと思っています。
本格的に動画投稿を始めたばかりのころは、僕が1人でやっていたんですよ。えいしんは隣にいるけど、画面外という状況でした。でも、そのうち、えいしんが動画冒頭の掛け声「はいこんにちは。まえちゃんねる、前原です!」の「です!」だけ合わせて言うようになりました。
――今ではすっかり定番になっているシーンですが、自然発生的に生まれたものだったんですね。
ええ。それから、一緒にやろうという話になり、今の形になりました。ちょっとややこしいんですが、「子どもがメインのホームビデオ → 親がメインのガジェット紹介 → 親子YouTuber」という流れです。だから、えいしんが「僕はもういい」と言い始めたら、また1人に戻るかもしれません。
でも、今のところ、そういう心配はあまりないと思っています。学校の友達もYouTuberとしての活動に理解を持ってくれているみたいですし、最近はむしろ「1人でやってみたい」ということで、えいしんの「ひとりレビュー」の動画を作っているくらいですし。
どんどん楽しさに気付いてるんでしょうね。
対談を終えて
――三ツ谷さん、まえちゃんねるさんと対談してみてどうでしたか?
うらやましかったですよ〜。僕もYouTuberになってガジェット紹介動画を作ったら、毎日のように開封するときのワクワク感が味わえるかもしれないですよね。それに、子どもと触れ合う時間が今より増やせそうでしたよね。僕の趣味としても家族サービスとしてもメリットがありそうです。
以前のまえちゃんねるさんのように、仕事と両立できるならチャレンジしてみてもいい気がします。……でも、僕の場合は編集作業が面倒になって、続けられないかもな。マメな性格じゃないから。
ねえ、すずちゃん。パパがYouTuberを始めたら、一緒にやる?
ヤダ(即答)。
――姿勢が一貫してますね(笑)。
僕よりYouTuberに触れてるから、はっきりしたイメージを持ってるんだと思います。最近は洋服への興味が大きいみたいで、今日なんて首元にチョーカーっていうの? 付けてますし。僕と違ってすごくオシャレ。好きなものが違うから、実際のところ、難しいと思います。
――今日描いてもらった絵にも、服や靴が出てきてますよね。
でも、女の子の友達同士ならちょっとやってみたい、って考えてるみたいですね。
うん、いとこの子とか。
まえちゃんねるさんの話で印象的だったのは、2人がYouTuberとしての活動を、「自分たちが楽しむこと」を何より大事にしながら続けているということ。例えば親子で一緒にスポーツをしたり、どこかに遊びに行ったりという「家族の時間」の延長線上に、あくまでも自然な形で動画の撮影や投稿があるのだと言います。
そんな貴重な時間を、いつでも見返せるように動画に残しておくというのは、家族サービスという観点からもとても大きな意味を持つのかもしれません。さらに、それを多くの人が見てくれて、「見る方」と「見られる方」の両方がポジティブな反応を得られるからこそ、時間を掛けて動画を公開するモチベーションを維持できるのでしょう。
もちろんどんな親子にでもこうした関係性が当てはまるというわけではないでしょうが、少しでも興味のある方は「YouTuberデビュー」、考えてみても良いのではないでしょうか。
(マッハ・キショ松)
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アレじゃないことを祈る。
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