クルマで帰省する人必見、年末年始の高速道路「大渋滞」予測 いつ、どこが、どれだけ混むの?(2/2 ページ)

» 2017年11月30日 17時00分 公開
[岩城俊介ねとらぼ]
前のページへ 1|2       

ドライバー自身が渋滞緩和のために取り組める3つのポイント

  • 上り坂では「速度の低下」に気を付ける
  • 車間距離を詰め過ぎない
  • 車線変更は控える
photo 上り坂での速度低下を注意を促す案内表示

 自然渋滞が発生する原因は、前車との速度差を認識して「ブレーキを掛けること」にあるそうです。自車より遅い車につまってブレーキを掛け、さらにその後ろの車もブレーキを掛け、またまたその後ろの車が……が延々と連なって渋滞が成長していきます。特に、下り坂から上り坂に勾配が変化する「サグ」と呼ばれる場所で発生します。この他にも、暗さや圧迫感から無意識に速度を落としてしまう「トンネルの入口」や、速度差がどうしても生じるインターチェンジなどの「合流部」も原因です。

photo 上り坂や「サグ」で発生する渋滞発生のメカニズム(出典:NEXCO西日本)

 特に「上り坂」には注意です。上り坂では、意図していなければ自然に速度が落ちてしまいます。このような場所には、「速度回復願います」といった案内板で注意が促されています。速やかな速度回復を心掛けましょう。

 車間距離の詰めすぎや急な車線変更も、「ブレーキを掛ける」ことを誘発します。渋滞時に、ふと隣の車線がスーッと流れて、「あれ、そっちのほうが早そうだ。ずるいぞ。移ろうかな」などと感じることがあります。しかし、日本道路交通情報センターによると「必要以上の車線変更は意味があまりない」そうです。それどころか、後車にブレーキを掛けさせたり、事故が発生してしまったりして、「さらなる渋滞の悪化」を招いてしまうことがあるそうです。

 なお今回の予測は自然渋滞によるものなので、事故や悪天候などの影響による渋滞は含まれていません。渋滞にはまり、イライラしたり飽きたりして運転への注意が散漫になれば、事故発生率が上がります。事故が発生すると渋滞の長さはさらに何倍にも伸び、もっと悪い状況になります。

photo

 大勢が一斉に動くので混雑してしまう……。ということは、単純な話ですが「みんなが嫌がる日時」が狙い目ということですね。

 「早朝や深夜はやだよー」という声は聞こえそうですが、この予測をもとに渋滞を避ける方がいろいろと効率的で、なにより安全に移動できるはず。家族全員のトイレに行きたい、おなかがすいたといった生理現象や健康へ考慮も必須です。家族と自分、さらには社会のために、帰省は計画的に、余裕を持って、安全運転を心掛けたいものです。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. /nl/articles/2412/14/news019.jpg ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. /nl/articles/2412/15/news011.jpg 「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
  4. /nl/articles/2412/16/news107.jpg 「靴下屋」運営のタビオ、SNSアカウント炎上を受け「不適切投稿に関するお詫び」発表 「破れないストッキング」についてのやりとりが発端
  5. /nl/articles/2412/15/news035.jpg 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  6. /nl/articles/2412/15/news002.jpg 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  7. /nl/articles/2412/10/news133.jpg 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  8. /nl/articles/2312/15/news032.jpg 放置された池でレアな魚を狙っていた親子に、想定外の事態 目にしたショッキングな光景に悲しむ声が続々
  9. /nl/articles/2412/15/news028.jpg 脱北した女性たちが初めて“日本のお寿司”を食べたら…… 胸がつまる現実に考えさせられる 「泣いてしまった」「心打たれました」
  10. /nl/articles/2412/16/news023.jpg 父「若いころはモテた」→息子は半信半疑だったが…… 当時の“間違いなく大人気の姿”に40万いいね「いい年の取り方」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  2. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  3. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  4. 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
  5. 大谷翔平の妻・真美子さん、ZARA「8000円ニット」を着用? 「似合ってる」「シンプルで華やか」
  6. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
  7. 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
  8. 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
  9. コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
  10. 「やめてくれ」 会社で使った“伝言メモ”にクレーム→“思わず二度見”の実物が200万表示 「頭に入ってこない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」