浮気されたので丑の刻参りにやってきました → まさかの展開に 丑の刻参りの意外な効用を暴く漫画が謎の説得力
もちろんフィクションですが、何も知らなかったら信じてしまうかも。
日本人なら誰でも知っているであろう、呪いの儀式「丑の刻参り」。一説には陰陽道から派生したとも言われていますが、実はこの儀式は一種の「集団セラピー」だった――という設定の創作漫画が話題を呼んでいます。
漫画の作者は柏木大樹(@kasiwagidaiki)さん。他にもさまざまな短編漫画を描いており、月に1回(毎月第三金曜の夜に更新)Twitterで作品を公開しています。
「彼氏に浮気されたので丑の刻参りにやってきました」という主人公。時刻は深夜、真っ暗な森にはコーン、コーンと、主人公の釘を打ち込む音だけが不気味に鳴り響いています。ところがそこへ「こんばんはー」と声を掛ける人物が……!
丑の刻参りは「その行為を誰かに見られると、呪いが自分に跳ね返ってくる」とされており、目撃者を殺さなければ自分が呪われ死んでしまう、と伝わっています。パニックになって声の主に襲いかかろうとする主人公でしたが、実は声を書けた人もまた丑の刻参り中の“同業者”。しかもよく見たら、まわりにも大勢の女性たちが……。実はこの森、丑の刻参りをする女性が大勢集まる場所だったのです。
結局、他の女性たちと一緒に呪いの儀式を行うことになった主人公。しかし、それぞれのスタイルで一心不乱に釘を打ち続ける女性たちの姿を見て、やがて不思議な一体感を覚えるようになります。「…感じる、森に鳴り響く音の一つ一つに、私と同じかそれ以上の、激しくて苦しい思いが込められてるんだ」「ああ…なんだろう…あたたかい…」「そうだ、見ず知らずの人たちと、この森で私たち…今…つながってる…」。
いつしか主人公は、涙を流しながら毒気の抜けた笑顔を浮かべていました。そんな主人公の様子を見た“同業者”の女性も「良い顔してる…」と穏やかな表情に。実は女性は「丑の刻参り研究の権威」で、丑の刻参りの本当の目的は「昔から弱い立場にあった女たちのやり場のない苦しみ、悲しみを癒やす、いわば集団セラピー」で、「目撃者は殺されるというのも、この行為の神聖性、秘匿性を保つための流言」だったというのです。初耳ですけど……説得力あるな!
丑の刻参りは「流言によって表の世界から巧みに隠匿された、悩み苦しむ女性たちをを救うために存在する、古来から続く秘密の儀式」というまさかの新説。もちろんこの漫画はフィクションですが、もしもこのような優しい場所が人知れずあるのだとすれば、それはとても夢のある話ではないでしょうか。
言うまでもないとは思いますが、実際に丑の刻参りを行うと不法侵入や器物破損などの罪に問われる可能性があるため、くれぐれも実行は厳禁です。
漫画提供:柏木大樹(@kasiwagidaiki)さん
(たけしな竜美)
関連記事
- もうサブウェイは怖くない 「サブウェイガチ勢による分かりやすい注文フロー」をTogetterが公開
サブウェイ「怖くないので食べに来て」 - 「2年後に描いていますか?」 同人作家にファンが投げかけた質問の意味は……? 交流描く漫画に心がほっこり
2年後に後日談が読みたい! - 思っていることをそのまま言う「正直すぎる奴」、異性に対しても正直すぎて惚れそう
正直男子とジャージ女子のキュンキュン会話劇。 - 漫画家が教えるポートフォリオの作り方が実践的 作品選びのポイントなど分かりやすく説明
実践的なテクニックが多数含まれています。 - 大蛇に飲まれながら「平気、先ランチ行ってて!」 OLがどんな不幸も作り笑顔で耐え忍ぶTwitter漫画「耐え子の日常」
フォロワー数10万を超える人気漫画がコミックス化。 - 夜食のポテトで火事になりかけた思い出 「まさに、火」との死闘を描いた漫画が話題に
決して他人事ではない怖い話。 - エレベーターで出くわしパニックに……クモ恐怖症「アラクノフォビア」で夏がこわいエッセイ漫画に共感の声
もしかしたらその“嫌い”はなにかの恐怖症かもしれない。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
-
ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
-
「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
-
「靴下屋」運営のタビオ、SNSアカウント炎上を受け「不適切投稿に関するお詫び」発表 「破れないストッキング」についてのやりとりが発端
-
餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
-
毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
-
「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
-
放置された池でレアな魚を狙っていた親子に、想定外の事態 目にしたショッキングな光景に悲しむ声が続々
-
脱北した女性たちが初めて“日本のお寿司”を食べたら…… 胸がつまる現実に考えさせられる 「泣いてしまった」「心打たれました」
-
父「若いころはモテた」→息子は半信半疑だったが…… 当時の“間違いなく大人気の姿”に40万いいね「いい年の取り方」【海外】
- イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
- 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
- 大谷翔平の妻・真美子さん、ZARA「8000円ニット」を着用? 「似合ってる」「シンプルで華やか」
- 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
- 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
- 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
- コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
- 「やめてくれ」 会社で使った“伝言メモ”にクレーム→“思わず二度見”の実物が200万表示 「頭に入ってこない」
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」