「セーラームーン」クラシックコンサートが東京・大阪で開催 セットリストだけでもう泣ける
キングレコード平野Pに「セーラームーン楽曲の魅力」を語ってもらいました。
セーラームーンの音楽をオーケストラで楽しむ――セーラームーンに憧れる老若男女がときめくコンサート「美少女戦士セーラームーン Classic Concert 2018」が東京と大阪で開催されます。名曲「ムーンライト伝説」「乙女のポリシー」はもちろん、劇伴やキャラクターソングなど全21曲が奏でられます。
セーラームーンクラシックコンサートの開催は、2017年8月の東京公演、2018年4月の大阪公演に続き、今回で3回目。オーケストラだけでなく、三石琴乃さん(月野うさぎ/セーラームーン役)、小坂明子さん(作曲家)、堀江美都子さん(「ニュームーンに恋して」ほか、セーラーギャラクシア役)の3人がゲスト出演し、ピアノ・歌・せりふでセーラームーンの世界観を盛り上げます。
セットリストだけでも涙腺が刺激されそうなコンサート。開催までの経緯やコンサートのこだわりを、キングレコードの平野宗一郎プロデューサーに聞きました。
セーラームーンの音楽はどこを切り取っても“1本つながっている”
――セーラームーンクラシックコンサートの企画は、どのようにしてスタートしたのでしょうか?
「25年に渡るセーラームーン音楽の歴史と魅力をオーケストラサウンドで表現したら、きっと新しい音楽体験の場になるのではないか」と思ったのが企画の始まりです。東京公演、大阪公演とお客さんの反響が非常に大きかったので、「またやってみよう」と今回の公演が決定しました。
――前回公演の来場者層は、どういった方が多かったですか?
原作や90年代のアニメシリーズからの大ファンの方はもちろん、「Crystal」シリーズや復活したミュージカルから入られたファンの方もいらっしゃいましたね。世代を超えて愛される普遍的なタイトルだということを、さまざまな場面で感じます。
――前回の2公演での、印象に残っているエピソードを教えてください!
アンケートを来場者にお配りしたのですが、びっくりするほどの回収率でした! たくさんの方が、裏面までぎっしりと感想を書いてくださいました。こんなにアンケートを書いていただくことは今までにない経験でした。
そして満足度98%と高い評価をいただきつつも、「こういうのがあったら!」「次はこの曲も!」というとても熱いコメントが多かったです。1つ1つのコメントを何日もかけてスタッフ全員で読み、今回の公演に結び付けました。
――セットリストも、オープニング曲だけではなく、カリスマたっぷりの「ウラヌス&ネプチューンメドレー」やスリーライツメドレーなど、「この曲が来たか〜!」というセレクトですね。
前回公演とはセットリストを変えています。ポップスアレンジをよりシンフォニックにし、70以上の音が同時に奏でられるオーケストラコンサートならではの醍醐味をより感じていただくようにしました。東京公演では東京フィルハーモニー交響楽団さん、大阪公演では関西フィルハーモニー管弦楽団さんが演奏します。有澤孝紀さんの劇伴音楽をたっぷり聴いて頂けるコーナーや、バンダイミュージカルオフィス版ミュージカルの楽曲やキャラソンのコーナーもありますよ。
また、ぜひ堪能していただきたいのは、ゲストのみなさんのパフォーマンス。小坂明子さん、SUGURUさん、寺下真理子さんをはじめ、今回はなんと堀江美都子さんに歌と声の出演で参加していただきます。オーケストラと共鳴する堀江さんの歌声も必聴ですし、三石琴乃さん演じるセーラームーンとセーラーギャラクシアのドラマパートも楽しみにしていてほしいです。
――セーラームーンの世界にとことん浸れる時間になりそうです。
セーラームーンは世代を超えた普遍的な作品だと思います。だからこそ、90年代のアニメシリーズでも、「Crystal」シリーズでも、どこの音楽を切り取っても“1本つながっている”んですよね。圧倒的な世界観があるので、生まれる音楽も時代は違えどセーラームーンだとすぐ分かる。これはとてもすごいことだと思います。
さまざまな年代に生まれた名曲がたっぷりと、極上のサウンドで披露されますので、ぜひセーラームーン音楽の時間を楽しんでもらえたら幸いです!
各公演終了後には、キャストによるお見送りや出演者のサインが当たる抽選会も予定しています。会場にセーラームーンファンのエナジーが集まりそう……!
東京公演は8月28〜29日(各日2公演、14時開演/19時開演)に東京芸術劇場、大阪公演は9月7日(19時開演)にフェスティバルホールで開催されます。チケット料金は東京公演がS席8900円・A席7900円、大阪公演がS席9800円・A席8800円・BOX席1万2000円(全て税込)です。
(C)武内直子・PNP・東映アニメーション
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