レビュー
» 2019年08月02日 10時43分 公開

「凪のお暇」実は似た者同士、凪と慎二の“すれ違い”を検証してみた 慎二はこのドラマの“裏主役”だ(1/2 ページ)

職場の憧れ、我聞慎二(高橋一生)の行動が小学生レベルに見える。

[寺西ジャジューカ, イラスト:まつもとりえこ,ねとらぼ]

 7月26日に放送された「凪のお暇」(TBS系)の第2話。賛否両論渦巻く存在、我聞慎二(高橋一生)を目で追わずにいられない。彼は、このドラマの裏主役である。


凪のお暇 凪(黒木華)の引越し先に、元カレ我聞慎二(高橋一生)が現れて…… イラスト/まつもとりえこ

慎二、また泣く

 全てを捨てて人生のリセットを決意した大島凪(黒木華)の目にふと入ったのはさまざまな支払い用紙。凪は危機感を覚え、失業保険の給付を受けるためにハローワークへ。そこで担当者ともめていた坂本龍子(市川実日子)に凪は勇気を出して話し掛け、仲良くなる。しかし、その後の食事で龍子は凪にパワーストーンを売り付けようとしてきた。今までなら断れなかったが、今回はキッパリ断って立ち去った凪。後を追い掛けてきた龍子は謝罪し、「こういうことをしてたら友だちいなくなっちゃった……」と悔やむ。同情した凪は普通の友だちとして龍子と付き合うことにした。

 ある日、凪は隣人の安良城ゴン(中村倫也)から近所の公園へバーベキューに誘われる。ゴンが持つゆるっとやわらかな空気に癒される凪だったが、ゴンと家に戻ったところで慎二と出くわす。凪は隣に住む白石うらら(白鳥玉季)と予定があると慎二を避けたのに、なぜか凪の部屋でみんなでトランプをする流れへ。結果、アパート住民らのほっこりした雰囲気を嫌がった慎二が部屋を出て、その後を凪は追った。慎二は素直な気持ちを凪に伝えようとするが、心にもない余計なことを言い、凪に平手打ちされてしまう。慎二はまた、号泣しながら帰っていった。

凪が人生を変える原動力は皮肉にも慎二

 この作品は慎二とゴンの間で凪が揺れ動く恋愛ドラマではなく、凪が自立する姿を描く成長物語だと思っている。

 龍子からパワーストーンを売り付けられそうになったとき、凪の頭に慎二とのやり取りが思い浮かんだ。

 「俺が声掛けるほうだったら、凪に絶対声掛けるもん。だって、お前いい人そうだし。あっ、いい人ってのはどうでもいい人ってことな。ナメられてんだよ、お前」

 「あいつは変わる必要なんてないんだ!」とくだを巻く慎二の言葉は、凪が過去を捨てて奮い立つきっかけになることが多い。皮肉な話だ。

 慎二の言葉に傷付けられてきた凪のお暇の相手として、ゴンは重要な存在である。“芝ドン”するなど距離感ゼロで近付いてきて、「君、面白いよね」と自分を肯定してくれる癒やしの隣人。

 何でも素直に口にするゴンと、不器用過ぎて凪に本心が言えない慎二。凪を傷付ける慎二と、凪を肯定するゴン。両極端な2人は、実はどちらも凪の成長の糧になっている。


凪のお暇 2話の見どころ。慎二はまた、号泣しながら帰っていった イラスト/まつもとりえこ

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10

  1. 勝手に「サービス終了ゲーム総選挙」をやったら6700票も集まってしまったので結果を発表します 2位の「ディバインゲート」を抑えて1位に輝いたのは……
  2. ママとの散歩中、田んぼにポチャンした柴犬さんが帰宅後…… パパに一生懸命アクシデントを報告する姿がいとおしい
  3. “26歳年の差婚”の菊池瑠々、第4子妊娠を発表「もう、とにかくうれしいです!」 年上の夫も満面の笑み
  4. 桐谷美玲、隠し撮りに「絶対ヤバい顔」 “ほぼ半目”な不意打ち写真に「100点満点に可愛い」と全力フォローの声
  5. 村田充、3匹目の愛犬の存在明かす 神田沙也加さんから引き取ったブルーザーとは「数日で仲良くなりまして」
  6. 三浦孝太、母・りさ子誕生日に“家族4ショット”でお祝い キングカズも笑顔の写真に「家族が1番!」
  7. バレー日本代表の清水邦広の再婚に盟友・福澤達哉さん「相手は私ではございません」 元妻は中島美嘉
  8. 「駅の待合室をバケモンが占領している」→“謎の生き物”の正体について大分県立美術館に話を聞いた
  9. 滝沢カレン、倖田來未の“バックダンサー”になりすまし 感極まって「人一人洗えるくらい泣きました」
  10. 宮崎駿愛用の「電動消しゴム」が故障 → サクラクレパス公式が倉庫の奥から発掘 Twitterが繋いだ温かな展開が話題に

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「どん兵衛」新CMに星野源が復活も衝撃の新展開 “どんぎつね”吉岡里帆の正体明かされ「完全なホラー案件」「狂気を感じる」
  2. ハラミちゃん、“公称145センチ”も本当の身長にゴチメンバー驚き 「デカイっていわれるのが嫌になっちゃって……」
  3. 西川史子、退院を報告 「生きていて良かったと思っていない」と告白も、力強い現在の心境明かす「私は医師です」
  4. 「もうアヒル口」「美人確定ですね!」 板野友美、生後2カ月娘の“顔出しショット”にみんなメロメロ
  5. 「気ぃ狂いそう」 木下優樹菜、生配信中止で“涙のおわび動画” やらかしたスタッフに「生きてたらミスぐらいする」
  6. 東大王・鈴木光、“お別れの笑顔”で司法試験合格を報告「本当にありがとうございました」 SNS閉鎖に涙のエール続々
  7. 「こんな普通に現れるの?!」「バレそうで心配」 倖田來未、駅のホームに“普通に並ぶ”姿にファン驚き
  8. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」「どストレートに餅で笑った」と称賛集まる
  9. 第1子妊娠のすみれ、母・松原千明と2年ぶりに涙の再会 「やっとママに会えました」と感動的な親子ショット公開
  10. 渡辺裕之、66歳バースデーで息子と2ショット 合同誕生日会に「すごいお料理とケーキ」「イケメン息子さん」