東京モーターショー2019、“そこそこ現実的”な「近未来のクルマ・乗り物」まとめ【写真26枚】(1/3 ページ)

「お子さまも多分ワクワク」。いつかはこれらが普通になりそうです。

» 2019年10月29日 11時30分 公開
[志田原真俊ねとらぼ]

 2019年11月4日まで第46回東京モーターショー2019が東京・有明の東京ビッグサイト及びりんかいエリアで開催されています。

東京モーターショー EV 未来 東京モーターショー2019(青海会場)

 東京モーターショーは日本国内で開催されるクルマの見本市としては最大級のイベント。国産メーカーを中心に多くの新型車やコンセプトカー、さらには「交通社会の未来の姿や技術」が披露されます。数年後から数十年後の未来のクルマ、社会はどう変わっていくのでしょう。近い未来、私たちは、あるいは私たちの子どもたちはどんな乗りもので移動しているのでしょう。

 今回は東京モーターショー展示車の中から“そこそこ現実的”なだけにワクワクする「近未来のクルマ」「近未来の乗り物」を紹介します。

続々登場、いろいろな「EV」

 まず、未来のクルマとしては比較的近い存在と思われるのがEV(電気自動車)です。

東京モーターショー EV 未来 マツダのEV「MX-30」

 「移動は全て電動の自動運転車で」という時代はまだ数十年は先ですが、EVで先行する日産「リーフ」やテスラ「モデル3」などの市販車をはじめ、いよいよその普及に向けて本腰を入れるメーカーが増えてきました。今回の東京モーターショー2019でもホンダ初の量産EV「Honda e」(関連記事)が日本初公開された他、マツダも同じく同社初の量産EV「MX-30」(関連記事)を発表しました。

 また、ほとんどの自動車メーカーのブースに何かしらの形でEVの展示があること以上に「いよいよEVの時代が来るんだな」と感じたポイントは、“EVというジャンル”ではなくなってきていることです。

 今でこそコンパクトハッチバック、セダン、SUVなどいろいろなジャンルのクルマに搭載されるようになったハイブリッドシステムですが、最初は「プリウス」や「インサイト」のように、限られたハイブリッド専用車種でのみ搭載されるもので、環境性能に特化したエコカーだけのものでした。でも、今は違います。かなり「当たり前」になりました。

東京モーターショー EV 未来 【写真あり】「ヴィッツ」から車名が変わるトヨタの新型コンパクト車「ヤリス」(2020年2月中旬発売予定)。ハイブリッドシステム搭載モデルを普通に設定する
東京モーターショー EV 未来 コストパフォーマンスを求める軽自動車もEVに「ニッサン・IMk」
東京モーターショー EV 未来 レクサスも以後全車種の電動化を宣言。EVコンセプトモデルの「LF-30 Electrified」
東京モーターショー EV 未来 メルセデス・ベンツのEVコンセプト「VISION EQS」。また、メルセデス・ベンツの小型車ブランドであるスマートは、今後発売の全てをEVとする「電動車専用ブランド」になった

 同じことがEVでも起き始めているようです。例えばマツダ「MX-30」や日産「アリア コンセプト」(関連記事)はSUV型のEVですし、レクサスの「LF-30 Electrified」(関連記事)やメルセデス・ベンツの「VISION EQS」のように高級車のEV化に向けたコンセプトカーも登場しています。

 特に驚いたのは、日産が発表した軽乗用車のEV「IMk」(関連記事)です。一応コンセプトカー扱いの展示ですが、「市販前提」で開発を進めているとのこと。経済性に優れた軽自動車が、その特長を持ったままEVになったら、日本でもいよいよ本格的にEVが普及する時代がやってくるのではないでしょうか。

2分で見る「東京モーターショー2019」ダイジェスト
       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/18/news202.jpg 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. /nl/articles/2412/20/news023.jpg 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  3. /nl/articles/2403/21/news088.jpg 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  4. /nl/articles/2412/21/news038.jpg 皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
  5. /nl/articles/2412/21/news056.jpg 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  6. /nl/articles/2412/21/news088.jpg 71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】
  7. /nl/articles/2412/20/news096.jpg 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  8. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  10. /nl/articles/2412/17/news195.jpg 「ほぼ全員、父親が大物芸能人」 奇跡的な“若手俳優の集合写真”が「すごいメンツ」と再び話題 「今や全員主役級」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」