運転手は後部座席で犬の世話 テスラ「モデル3」オートパイロット走行中に事故、停車中のパトカー後部に突っ込む

テスラの「オートパイロット」使用中に停車中のパトカーに追突、運転手は後部座席で犬のお世話

» 2019年12月12日 14時15分 公開
[大泉勝彦ねとらぼ]

 アメリカ・コネチカット州の高速道路で、半自動運転システム「オートパイロット」で走行していたテスラ「モデル3」が、停車中のパトカーに追突する事故が発生しました。

テスラ事故 パトカーに追突したテスラのモデル3(写真:コネチカット州警察の公式Facebookページより)

 事故が発生したのは土曜日の早朝。夜も明けきらない時間にパトカーは道路上の故障車両の対応を行っており、発炎筒を設置し回転灯を点け故障車両のうしろに停車していました。

テスラ事故 ボンネットが大きく変形してしまっています

 州警察がレッカー車両の到着を待っていたところ、背後からテスラの「モデル3」が追突。パトカーに追突後もさらにテスラは進み続け、さらに先に停車していた故障車両にも衝突しました。結局、テスラは追突後も100メートル以上走行したあとに停車したといいます。

 テスラのドライバーは警察に対して、オートパイロットを使用していたことを説明するとともに、後部座席で飼い犬の世話をしていたと答えています。

テスラ事故 追突された側も大きく損傷

 今回の事故では、幸い負傷者はいなかったとのことですが、警察はドライバーに対し危険運転など2つの召喚状を発行しました。

 州警察は公式Facebookページで事故の写真とともに「車両の能力に関係なく、安全運転のためには車両を運転するときには常に十分な注意が必要」だと投稿しました。

 ちなみに、テスラのオートパイロットによる事故はこれまでにも発生しており、過去には死亡事故となった例も。ドライバー支援システムの利用に対する責任の所在など、これまでに多くの議論が重ねられてきています。

テスラ事故 幸いなことに負傷者はいませんでした

 現在のテスラのオートパイロット機能は、SAEの定める自動運転レベルで「レベル2」に相当します。これは正確には「自動運転」ではなく、あくまでもドライバーの運転を支援するものです。オートパイロットに対する認識の違いから発生する事故を減らすためにも、ドライバーの皆さんはシステムを過信せず安全に注意して運転していただきたいところです。

大泉勝彦

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/18/news134.jpg 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  2. /nl/articles/2404/18/news025.jpg 生後5日の赤ちゃん、7歳のお姉ちゃんから初めてミルクをもらうと…… 姉も驚きの反応がかわいい
  3. /nl/articles/2404/18/news057.jpg 9カ月の赤ちゃん、バスで外国人の女の子赤ちゃんと隣り合い…… 人生初のガールズトークに「これは通じあってますね!」「ベビ同士の会話、とろけます」
  4. /nl/articles/2404/17/news037.jpg 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  5. /nl/articles/2404/17/news034.jpg 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
  6. /nl/articles/2404/18/news155.jpg 大谷翔平選手、ハワイに約26億円の別荘を購入 真美子夫人とデコピンとで過ごすかもしれないオフシーズンの拠点に「もうすぐ我が家となる場所」
  7. /nl/articles/2404/17/news179.jpg 「ケンタッキー」新アプリに不満殺到 「酷すぎる」「改悪」の声…… 運営元「大変ご迷惑をおかけした」と謝罪
  8. /nl/articles/2404/16/news192.jpg 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
  9. /nl/articles/2404/17/news129.jpg 「ハーゲンダッツ硬すぎ!」と力を入れたら……! “目を疑う事態”になった1枚がパワー過ぎて約8万いいね
  10. /nl/articles/2404/16/news175.jpg 「そうはならんやろ」をそのまま再現!? 「ガンダムSEED FREEDOM」のズゴックを完全再現したガンプラがすごすぎる
先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」