アルコール消毒液、ワンプッシュの量はなぜ多い? 「“小さい池”を作って爪の間まで消毒するため」だと話題に
知らなかった人から称賛の声が上がっています。
「アルコール消毒液、ワンプッシュの量多すぎじゃない? と思う人へ」――というツイートが11万1000件以上の“いいね”を集めるなど大きな話題を呼んでいます。正しい手指消毒法とは……!
ツイートをしたのは慶應義塾大学看護医療学部卒で、平手友梨奈さんのモノマネなどのレパートリーを持つ芸人・みほとけさん。14歳のときにAKB48のオーディションに合格した経験を持つほか(同期は島崎遥香さんら。後に加入を辞退)、ミス鎌倉として活動していたこともあります。
みほとけさんは看護師の資格も持つことから、「アルコール消毒液、ワンプッシュの量多すぎじゃない? と思う人へ。これは片手で“小さいアルコールの池”を作って指先を浸し、爪の間までしっかり消毒するためです。ぜひやってみてください。看護学部卒業生からのお知らせでした」とツイートしたところ、「爪の間まで意識してませんでした」「手の平と甲と指の間だけでは、ツメが甘かったのですね」「参考になりました、ありがとう!」と大きな反響を呼んでいます。みほとけさんによるとポイントとなるのは次のやり方です。
“小さいアルコールの池”を使った手指消毒のポイント(みほとけさん推奨の方法)
(1)手を受け皿の形にして、アルコール消毒液を溜めて「小さいアルコールの池」を作ります
(2)爪の間までしっかり消毒します
(3)反対の手にサラサラ〜っと(アルコール消毒液)を流し移します
(4)反対の手の指先も爪の間までしっかり消毒します
この工程が終わったら残りのアルコール消毒液で手洗い同様の手段で消毒してしっかり乾燥するまで揉み、手荒れが気になる場合は最後にハンドクリームを塗ると良いそうです。
みほとけさんが紹介した手指消毒法は、衛生製品大手「SARAYA」が推奨する方法とも同じものとなっているので、あわせて紹介します。
手指消毒の手順(SARAYA推奨の方法)
(1)噴射する速乾性手指消毒剤を指を曲げながら適量手に受ける
(2)手のひらと手のひらをすり合わせる
(3)指先、指の背をもう片方の手の平でする(このときの動作が、みほとけさんが「小さいアルコールの池」と呼んでいるもの。両手ともに行う)
(4)手の甲をもう片方の手の平でする(両手ともに行う)
(5)指を組んで両手の指の間をする
(6)親指をもう片方の手で包みねじりする(両手ともに行う)
(7)両手首までていねいにする
(8)乾くまで擦り込む
こうしたアルコール消毒は、石けん液を使った手洗いを行った後に実施すると効果的だといわれています。
みほとけさんはこのほかにも「消毒液も満足に買えない今、爪を短くしとくことも、とても立派な感染予防です」「紙マスクの向き(表裏&上下)を間違えないようにする方法」といった参考になる情報を投稿し続けています。気になる方はみほとけさんのTwitterをチェックしてみると良さそうです。
画像提供:みほとけさん
(Kikka)
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