海に行きたくなくなる!(?) マジで面白いサメ映画ベスト10 (1/4)
「MEG ザ・モンスター」が地上波放送されることを記念して、オススメのサメ映画ベスト10を紹介する。
本日8月8日にサメ映画「MEG ザ・モンスター」が地上波初放送されることを記念して、ぜひ提案したいことがある。それは、さらにたくさんのサメ映画を見ることだ。
何しろ現在、新型コロナウイルスは依然として猛威を振るっており、海水浴や夏祭りなどの夏特有の遊びも楽しみにくくなっている。サメ映画を見てサメが怖くなればちょうど良い感じに海に行きたくなくなるし、海の清涼感(withサメの怖さによる寒気)により体感温度も下げることができるかもしれないのだから。
世の中にはたくさんのサメ映画があり、サメが竜巻に乗ってやってくる「シャークネード」シリーズ、サメが砂浜にまでやってくる「ビーチ・シャーク」、ついに家の中でも襲ってくる「ハウス・シャーク」、どんどん頭が増えていった「ダブルヘッド・ジョーズ」から「シックスヘッド・ジョーズ」など、サメの恐怖よりもネタ的な意味での興味が先に来るタイプの作品(それはそれで大好き)もあるが、ここでは比較的アイデアも含めてちゃんとしている、ギャグに寄りかかっていない、マジメに面白いサメ映画から、独断と偏見によるオススメ度順に10作品を紹介しよう。
10位 「オープン・ウォーター」
若い夫婦がダイビングツアー中、スタッフに気付かれないまま海面に取り残されてしまうという、実際の事件をベースとした作品だ。製作費は約13万ドルという低予算で、俳優たちはダイビングスーツの中に鎖の網を仕込み、実際にサメが泳いでいる中で撮影を行った。ずっと海に浮かんだまま、360度どこを見渡しても海と空しかなく、体力が奪われるばかりで時間が過ぎ去っていく様は、サメがいようがいなかろうが怖い。
正直に言って、ハラハラさせるアイデアや、意表を突く展開といったエンターテインメント性には乏しく、79分という短い上映時間であっても間延びしている印象は否めない。しかし、だだっ広い海の真ん中に取り残されるという恐怖、その体感ムービーとして考えるととても優秀だ。ホームビデオのような荒い映像も、むしろ“実際の映像”らしく見えて効果的。「海に行きたくなくなるサメ映画」としては優勝候補だろう。
9位 「MEG ザ・モンスター」
今回地上波放送された「MEG ザ・モンスター」ももちろん紹介しよう。登場するのは全長23メートル、重さ20トンという超巨大ザメ。ビッグなのはサメだけでなく、製作費は前述した「オープン・ウォーター」の1000倍以上となる1億3000万ドル超え、興行収入は「ジョーズ」を抜いてサメ映画史上No. 1を記録する大ヒットを遂げていた。序盤は超巨大ザメの姿があらわになっていく過程をじっくり見せ、中盤からはフレッシュなアイデアを交えながらも、“サメ映画あるある”なサスペンスも用意されていると、サメ映画の入門にもオススメの堅実なエンターテインメントだ。
さらなる魅力は、みんな大好きジェイソン・ステイサムが主演だということ。サメとのサイズが全然違っても「この人なら勝てそう」と思えるし、仲間が海に落ちたらすぐに救出に向かう判断の速さにもほれぼれするし、冒頭である“罪”を背負ってしまうキャラクターも感情移入がしやすいものになっていた。人類最強の男VS超巨大ザメというカードを成立した時点でこの映画は“勝ち”だ。「トリプルX:再起動」や「ジョン・ウィック:チャプター2」にも出演したアーティスト兼モデルのルビー・ローズのカッコよさにも注目してほしい。わんこがかわいい。テレビで本作を見た方も、「この順位ということは、これよりも面白いサメ映画がさらに8作もあるんだ!」ということに期待してほしい。
8位 「海底47m 古代マヤの死の迷宮」
映画館でサメ映画を見たい!という方にオススメなのが、現在公開中のこちら。何よりの魅力は、プロのダイバーでも死の危険と隣り合わせの「洞窟ダイビング」が行われること。海の底に沈む古代マヤ文明の遺跡のビジュアルは美しく、迷路のような場所での盲目のサメとの攻防戦にはさまざまなアイデアが込められていた。
後述する「海底47m」の続編ではあるが、共通点は「美女グループが海に潜ってサメに襲われる」「(血のつながらない)姉妹の尊い関係性が描かれる」くらいで、話のつながりは全くと言っていいほどにないので、そちらを見ていなくても楽しめる。シルヴェスター・スタローンの娘のシスティーン・スタローンと、ジェイミー・フォックスの娘のコリーン・フォックスが出演しているのも、映画ファンにはうれしいポイント。なお、エンドロール後にはとある現実のサメに関わる重要なメッセージも表示されるので、見逃さないようにしてほしい。
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