脳こうそくで倒れた体験談漫画で分かる恐ろしさ 「良くなってきた」「大丈夫かな」と油断せず救急車を(1/2 ページ)
躊躇せず(救急車を)呼びましょう。
漫画家の史都玲沙(@eisa_shito)さんが、脳こうそくになった体験談漫画をTwitterに投稿し、大きな反響を呼んでいます。
2017年の6月6日深夜、激しい頭痛を感じた史都さん。鎮痛剤を飲んだ瞬間、自分の体にとてつもない異変が起こったことを本能で察します。
史都さんは、ほぼ無意識のうちに転倒を防ぐため座り込み、119番で救急車を呼んでいました。脳裏にあったのは、10年前にアシスタント先の漫画家さんが脳こうそくで倒れたことだったそうです。前兆も何もなく、やばいと思ったときには床に倒れて起き上がれなかった……という話を聞いたことを思い出します。
病院に運ばれ、点滴で脳こうそくの血栓を溶かす処置を受けた史都さん。後日、点滴で血栓を溶かす処置に効果がある時間は限られていることを知ります。教えてくれた薬剤師さんは、その時間を過ぎてしまうと「あまり良くない事になる」と目をそらしながら言葉を濁しました。
史都さんは本能的に「ヤバイ」頭痛であることを察知し、知人の話を思い出すことで、すぐに119番できましたが、それでも少し症状が和らぐと「救急車を呼ぶ程のことはなかったかな」と思ってしまったそうです。油断しているうちに手遅れになってしまうこともあるため「脳こうそくはマジで怖いですよ!!」と強調し、ためらわず救急車を呼ぶようにと呼びかけています。
漫画には「健康のための戒めとしている」「わかりやすくてためになる」と高く評価する声のほか、同じように脳こうそくになってしまった人からは実感のこもったコメントが寄せられていました。
この漫画は同人誌「非日常のあなた 脳こうそくで倒れました 2017冬の号」の一部を抜粋したもの。リハビリの様子がメインで描かれる続編「非日常のあなた 脳こうそくで倒れました 2018夏の号」も販売されています。
画像提供:史都玲沙(@reisa_shito)さん
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