新神戸駅「明石のおにぎり弁当」(720円)~昔からテイクアウト!「駅弁」135周年の節目に「時」を感じていただくおにぎり駅弁!(1/12 ページ)

毎日1品、全国各地の名物駅弁を紹介! きょうは新神戸駅「明石のおにぎり弁当」(720円)です。

» 2021年02月10日 08時30分 公開
[ニッポン放送(1242.com)]
ニッポン放送
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
駅弁 新神戸駅「明石のおにぎり弁当」(720円)
駅弁 駅弁 駅弁 駅弁 駅弁 駅弁 駅弁

【ライター望月の駅弁膝栗毛】(初出:2020年4月24日)

駅弁 HOT7000系気動車・特急「スーパーはくと」、山陽本線・須磨~塩屋間(2018年撮影)
advertisement

京阪神と鳥取を東海道・山陽本線、智頭急行、因美線経由で結ぶ特急「スーパーはくと」。

途中、新大阪・大阪・三ノ宮・明石・姫路・上郡・佐用・大原・智頭・郡家・鳥取の順に停車し、一部の列車は山陰本線に乗り入れて、倉吉まで直通します。

第3セクターの「智頭急行」(上郡~智頭間)が所有するHOT7000系気動車は、カーブでも高速で走ることができる振り子式の車両で、京都~鳥取間を約3時間で走破します。

駅弁 日本標準時子午線表示柱(2015年撮影)

神戸の玄関・三ノ宮を出た「スーパーはくと」が、次に停まるのは明石。

advertisement

明石といえば、東経135度の日本標準時子午線が通るまちとして有名です。

「明石市立天文科学館」の井上館長によると、鉄道の草創期には“東京時間、大阪時間”があり、東西の鉄道がつながることで、安全のため「標準時」が求められるようになったそう。

じつは私たちの「時の意識」は、鉄道と郵便の発達が大きく関係していると言います。

駅弁 明石のおにぎり弁当

そんな明石のまちを思い浮かべていただきたい駅弁が、「明石のおにぎり弁当」(720円)。

advertisement

神戸を拠点に京阪神の駅弁を手掛ける「淡路屋」が、4月発売したばかりの新作駅弁です。

今年(2020年)は、明治18(1885)年とされる、最初の駅弁から135年の節目の年。

これに合わせて、日本鉄道構内営業中央会加盟の駅弁屋さんで企画された“おにぎり駅弁”の淡路屋バージョンということで、「明石のたこ」が描かれた帯が巻かれています。

駅弁 明石のおにぎり弁当

【おしながき】

  • たこ飯おにぎり
  • 穴子しぐれ煮おにぎり
  • 煮物(鶏肉、揚げかまぼこ、里芋、れんこん、ごぼう、椎茸)
  • 茹でいんげん
  • 小松菜と人参のおひたし
  • いかなごのくぎ煮
駅弁 明石のおにぎり弁当

名物駅弁「ひっぱりだこ飯」でおなじみの明石だこを使ったたこ飯おにぎりと、穴子のしぐれ煮が載った塩おにぎりの2種類が味わえるおにぎり駅弁です。

加えて、明治36(1903)年創業の淡路屋が117年にわたって育んできた煮物の味や、いかなごの釘煮といったご当地の味も、1つの弁当にギュッと凝縮されています。

おにぎり2個、たくあん2個から始まった駅弁は、135年でここまで進化したわけですね。

駅弁 N700系新幹線電車「さくら」、山陽新幹線・西明石~姫路間

駅弁135周年の今年(2020年)は、大正9(1920)年に6月10日の「時の記念日」が定められてから100年の節目、「明石市立天文科学館」は開館60年の節目に当たるそうです。

家で過ごす時間が長くなり、感染症の流行で命の大切さを重く受けとめた方もいるでしょう。

鉄道と郵便制度が生み出した、現代人の「時間」の概念、そして「駅弁」という食文化。

数分おきに時速300Kmの列車が駆け抜けるようになったいま、子午線のまち・明石のたこ駅弁を通信販売で取り寄せ、我が家で噛みしめながら、私たちが過ごす「時間」について、改めて考えてみるのも有意義なひとときではないでしょうか。

連載情報

photo

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史

昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。

駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/


※新型コロナウイルス感染症、Go To事業、運行状況に関する最新情報は、厚生労働省、内閣官房、首相官邸、国土交通省・観光庁のWebサイトなど公的機関で発表されている情報、鉄道事業者各社の情報も併せてご確認ください


おすすめ記事

       1|2|3|4|5|6|7|8|9|10|11|12 次のページへ

Copyright Nippon Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2502/17/news077.jpg “この子はきっと中型犬サイズ”と思っていたら……たった半年後とんでもない姿に 「笑わせてもらいました」
  2. /nl/articles/2502/16/news087.jpg 「さすがに無神経な内容」 “暴言受けた”伊藤友里が降板発表→岡田紗佳の直後の投稿に批判の声 Mリーガーも反応
  3. /nl/articles/2502/17/news125.jpg 2020年から脳出血で療養中の俳優、近影にファン感動 「だんだんと顔が……」「大集合してる!」
  4. /nl/articles/2502/16/news086.jpg 年の差21歳で「夫は娘の同級生」 “両親大激怒”で結婚は猛反発されるも……“まさかの行動”で説得
  5. /nl/articles/2502/11/news012.jpg 最初に軽く結ぶだけで…… 2000万再生された“マフラーの巻き方”に反響「これは使える」「素晴らしいアイデア」【海外】
  6. /nl/articles/2502/17/news034.jpg 自然発火する危険な合金を液体窒素に入れたら…… 衝撃のラストが1600万再生 「狂ってる」【海外】
  7. /nl/articles/2502/17/news061.jpg ママが反抗期の娘に作った“おふざけ弁当”がギミックてんこ盛りの怪作で爆笑 娘「教室全員が見に来た」
  8. /nl/articles/2502/16/news009.jpg 「これすごい」 飛行機のエコノミークラスに搭乗→“まさかの機内食”に思わず二度見 投稿者に話を聞いた
  9. /nl/articles/2502/16/news028.jpg 山奥にあるゴミだらけの“ボロボロ廃墟”→2年間コツコツ片付けたら…… まさかの激変ぶりが50万再生「いやぁ~すごい」
  10. /nl/articles/2502/16/news088.jpg 16歳で結婚&出産  今日好き“しゅんまや”が約5年で離婚発表に衝撃の声続々 「信じられない……」「子どもは大丈夫?」
先週の総合アクセスTOP10
  1. パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
  2. 古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
  3. 14歳のとき、親友の兄と付き合うことになった女性→13年後…… “まさかの結末”に「韓国ドラマみたい」【海外】
  4. リンゴを1年間、水の中で放置→顕微鏡で見てみたら…… 衝撃の実験結果に「これはすごい」「息をのみました」【海外】
  5. 海釣り中、黒猫に「ちょっと来い」と呼び出された釣り人 → 付いて行くと…… 運命のような保護から2年、飼い主に話を聞いた
  6. “駐車場2台分”の土地に、建築家の夫が家を建てたら…… “とんでもない空間”に驚き「すごい。流行る」
  7. 「なんだこの暗号は……」 マクドナルドの“大人だけが読めるメッセージ”が410万表示「懐かしい~」「読める人同世代w」
  8. 着陸する戦闘機を撮ったはずが…… タイミングが絶妙すぎる1枚に「一部の専門家には貴重な一枚」 投稿者に話を聞いた
  9. ズボラ母が5人分サンドイッチを爆速で作ったら…… 目からウロコの時短テクと美しい仕上がりに「信じられない」
  10. 【今日の計算】「7-2×0+9」を計算せよ
先月の総合アクセスTOP10
  1. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  2. 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
  3. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  4. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  9. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  10. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議