勝手に遺言書を開封してはいけません。
遺言書が本当に母親自身が書いたものなのか? ムリヤリ書かされたものではないのか? この辺は置いておくとしても、兄の対応が全般的にユルユルなので、相談者がキチンと対処すれば、それなりに遺産を分けてもらえる方法はありそうだ。
そもそも、100人弱しか訪れない葬式に、480万円もかけたということ自体、本当なのかどうかもアヤシイ。
兄の言い分としては、「母親の面倒を見る」という約束で父親の遺産を全て相続したのだから、母親の遺産も全て相続して当たり前だろう、ということだろう。
一方、相談者からすると、母親の遺産は話が別。しかも兄は、母親が亡くなる最後の2年半は、自分で面倒を見ずに施設に入れていたのだ。この辺も、ひっかかるポイントとなっていそうだ。
それにしても、69歳、67歳、64歳の兄弟で、そこまで莫大ではないと思われる母親の遺産をめぐってトラブルになるとは……。
とりあえず「自筆証書遺言」は家庭裁判所で「検認」する必要があるという情報は覚えておこう。実用的な相談だった。
これまでの「テレフォン人生相談」

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北村ヂン
文章からイラスト、漫画、映像まで、あの手この手でインターネットのみなさんのご機嫌をうかがうハイパーメディアライターTwitter