第8回:ステージクリアの快感をさらに高める、ボーナス得点のアイデアいろいろ:なぜ、人はゲームにハマルのか?(1/3 ページ)
「なぜ、人はゲームにハマルのか?」をまじめに考察する不定期企画の8回目は、人がゲームに夢中になる仕組みをスコア(得点)アップのシステムから考察していきます。
当コラムはタイトルのとおり、我々がどうしてこんなにもゲームにハマッてしまうのかを実際のプレイ動画や画面写真を見ながら楽しくかつまじめに考えていくという不定期企画。担当編集者さんからのご配慮と読者の皆様からのご支持のお陰をもちまして、旧ITmedia Gamezに引き続き新サイトでも連載をさせていただくことになりました。今後ともよろしくどうぞお付き合いくださいませ。
さて、第8回目となる今回は、前回の「第7回:ハイスコア更新は常に命がけ! 『ボーナス獲得=ハイリスク』の法則」に引き続き、人がゲームに夢中になる仕組みをスコア(得点)アップのシステムから考察していきます。その中でも、今回は特にステージをクリアしたときに獲得できるボーナス得点のシステムにフォーカスした内容でお送りします。どなたでもお楽しみいただけるよう、筆者が厳選したゲームを使って作成した(単なる個人的趣味というウワサも…)プレイ動画を眺めつつ、ぜひ最後までご一読ください!
「なぜ、人はゲームにハマルのか?」バックナンバー
- 第7回:ハイスコア更新は常に命がけ! 「ボーナス獲得=ハイリスク」の法則
- 第6回:ハラハラドキドキ感を演出するゲームサウンドの魅力
- 第5回:ゲームをより面白くする「4ステージ1セットの法則」
- 第4回:ピンチの後にはチャンスあり! プレイヤーへの爽快感を高める「逆転の法則」
- 第3回:「なぜ、ゲームではステージ数の表示方法にこだわるのか?」
- 第2回:「なぜプレイヤーは“ハイスコア”に夢中になるのか?」
- 第1回:「なぜ、プレイヤーはマニュアルを読まなくてもゲームを遊べるのか?」
ステージクリア時にボーナス得点が入ることで達成感が大幅アップ!
RPGのようにスコアが存在しないものをのぞけば、どんなジャンルのゲームでも敵の攻撃をうまくかわしたり、あるいは制限時間内にゴール地点にたどり着いてステージをクリアしたときには、誰もが達成・充実感を得られてとてもいい気分になりますよね? そんな快感をさらに増す要素として、ゲームの結果に応じた得点がアップする演出は欠かすことできません。
古くから多くのアクションゲームにおいてよく見られるのが、クリア時点で残っていたタイム(制限時間)が多いほど高得点がもらえたり、敵を倒すと出現したり道中に落ちているアイテム類を拾った数だけボーナス得点が加算されるというシステムです。
これらの両方のシステムを盛り込んだ典型的な例が、ジャレコが1985年に発売したファミリーコンピュータ用ソフトの「忍者くん」です。本作では、各ステージをクリアするごとに残り時間1秒につき10点ずつが加算され、さらに敵を倒したときに出現する巻物を取った数に100を掛けた得点がボーナスとしてもらえるようになっています。
子どもの頃に夢中になったという人も、「自分が生まれる前に出たゲームなんて知らないよ!」という人も、まずは早速プレイ動画をご覧になってみてください。
ムービーには2面をクリアしたところまでを収録してありますが、実は1面と2面をクリアしたときのスコアの計算には、それぞれ決定的な違いがあることにみなさんは気付かれましたか?
その答えは、2面のほうはタイムボーナスがまったく入っていないこと。これは途中で敵にやられてミスをしたペナルティを受けたことによります。
また、スコアが加算されている間に鳴り続けるピキピキピキ……という効果音も、長い間続くことによって「どんどん点数が増えていくので気持ちいい!」と、プレイヤーに対してさらなる快感を与える効果があると言えます。最近のゲームではすっかりお目にかからなくなった感のある古典的な演出ですが、筆者は今でもこの音を聞くと何となく嬉しい気分になってしまいます。
このような例は他の作品でも数多く見られます。集めた得点アイテムの数だけボーナスがもらえるシステムを導入したゲームの中でも特に分かりやすいのは、かつてセイブ開発(※現在ではモスが開発)が発売した名作シューティングの「雷電」シリーズ、あるいは東亜プランが開発した「究極タイガー」などがあります。いずれも特定の地点を撃つと出現する勲章を取れば取るほど、ステージクリア時のボーナスがアップする仕組みになっていました。ただし、途中でミスをした場合は勲章の数がリセットされてゼロになってしまいますので、ハイスコアを目指すならミスは厳禁というわけですね。
ちょっと変わっているのが、かつてハドソンがファミリーコンピュータなどで発売して大人気を博した「ロードランナー」シリーズの得点システム。このシリーズ作品では、金塊を取ったり敵のロボットをレンガの中に埋めて倒すとそれぞれ100点ずつ獲得できるようになっていますが、得点はそのステージをクリアするまで一切加算されません。もし途中でミスをした場合は、そのステージ内で稼いだスコアはすべてチャラになり、また最初からやり直しになってしまいます。なので、もし1面でゲームオーバーになってしまった場合はスコアは0点のまま悲しいエンディングを迎えることに……。そんなハードなルールになっている分、無事ステージをクリアして得点が入ったときの爽快感はひとしおです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
-
60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
-
「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
-
皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
-
真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
-
71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】
-
新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
-
家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
-
ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
-
「ほぼ全員、父親が大物芸能人」 奇跡的な“若手俳優の集合写真”が「すごいメンツ」と再び話題 「今や全員主役級」
- ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
- ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
- フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
- 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
- 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
- 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
- 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
- セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」