調査リポート
» 2018年12月13日 18時25分 公開

順天堂大医学部入試の「女子はコミュ力が高いので減点」ネットの反応は?

何を言っているのか……わからねえ……。

[ねとらぼ調査隊,ねとらぼ]

 「女子は男子よりも精神的な成熟が早く、受験時はコミュニケーション能力も高い傾向にあるが、入学後はその差が解消されるため補正を行う必要があった」――12月10日に明らかになった順天堂大学医学部の不適切な入試基準に、批判が殺到しています。

 第三者委員会の報告書によると、順天堂大は、主に面接などが行われる二次試験で「女子はコミュニケーション能力が高い」ことを理由に、女子の基準点を0.5点引き上げていた(男子と比べると、一律0.5点減点。面接点は5点満点)といいます。その結果、2017年・18年で本来合格基準にあった計165人が不合格となっています。第三者委員会は「合理的な理由なく、女子や浪人回数の多い受験生を不利に扱っていた」と指摘しています。

入試は平等だと思っていたのに……。

 医学部の性別・年齢に関する不適切な点数調整は、10月23日に東京医科大学が公表して以降、さまざまな医大が同様の問題を抱えていることが判明しています。今回の順天堂大は「コミュ力が高いので減点」というパワーワードにより、一時はTwitterなどのトレンドを席巻しました。

 ネットの反応はどのようなものだったのか。ねとらぼ調査隊が調べました。

盛り上がり

{'type':'line'、'data':{'labels':['2018/12/9'、'2018/12/10'、'2018/12/11'、'2018/12/12']、'datasets':[{'label':'RT数'、'data':[3、5046、7210、1939]、'backgroundColor':'rgba(255、115、116、.7)'、'borderColor':'transparent'、'borderWidth':'0'、'pointBackgroundColor':'transparent'、'pointBorderColor':'transparent'}、{'label':'ツイート数'、'data':[17、5935、8167、2219]、'backgroundColor':'rgba(255、183、116、.7)'、'borderColor':'transparent'、'borderWidth':'0'、'pointBackgroundColor':'transparent'、'pointBorderColor':'transparent'}]}} 期間:12/9〜12/12

 記者会見があったのは12月10日夕方。各紙・各メディアが会見の内容を報じると、ネット上では大きな話題に。深夜から翌朝にかけても盛り上がり、10〜11日に“山”ができています。

ポジティブ? ネガティブ?

{'type':'pie'、'data':{'labels':['ネガティブ'、'ポジティブ']、'datasets':[{'data':[99、1]、'backgroundColor':['rgba(255、115、116、.7)'、'rgba(255、183、116、.7)']、'borderWidth':[0、0]}]、'illust':0}} 期間:12/9〜12/12

 ツイートのポジティブ/ネガティブ判定は、99%はネガティブ(本件に対して批判的な立場)。ねとらぼ調査隊ではさまざまな話題について調査してきていますが、これまでで一番ネガティブの割合が高い結果になりました。

注目ツイート

 では、どのような批判がされていたのか。注目されたツイートを見ていくと、「日本の10代女子はハードモードすぎる」といった意見や、「コミュニケーション能力が高い医者にかかりたい(コミュニケーション能力が高い方を順当に評価するべき)」といったもの、「女子と男子のコミュニケーション能力の差はエビデンスがあるのか」といったものが並びます。実際、統計的に0.2点ほどの差はあるものの、「0.5点減点」にはエビデンスがないという結果が調査報告書には記載されています。



注目ツイートをもっと見る


ネガティブなツイート

 また、順天堂大のアドミッションポリシーにツッコミを入れる人も。同学は「柔軟性と強調性を備えた高いコミュニケーション能力を有する人」を求めています。しかし実際は「(女子に限り)コミュ力が高いので減点」という措置をしているわけで……どういうことなんだ……?



ネガティブな意見をもっと見る

共起ワード

 一緒に投稿されていたワード(共起ワード)は、「減点」「補正」など、報道の際に見出しに使われた言葉が多い結果になりました(多くのTwitterユーザーが、メディアの報道のURLととともにツイートしていたからであると考えられます。特に朝日新聞デジタルの記事が拡散されたようです)。

共起ワード 期間:12/9〜12/12

 「コミュ力orコミュニケーション力」とよく呟かれていた言葉の中には、「言い訳」「ひどい」「差別」といった言葉も。記者会見での言い分に怒りや衝撃を覚える人が多かった結果になりました。


言い訳


酷い


差別


男女比と年齢層

男女比は

{'type':'pie'、'data':{'labels':['女性'、'男性']、'datasets':[{'data':[50.2、49.8]、'backgroundColor':['rgba(255、115、116、.7)'、'rgba(255、183、116、.7)']、'borderWidth':[0、0]}]、'illust':0}} 期間:12/9〜12/12

 女性に対する減点のため、女性からの注目が高いのでは――と思いきや、男女比は、男性49.8%、女性50.2%とほぼ同数。女性だけではなく、男性からも驚きや呆れの声が上がっています。


年代は

{'type':'horizontalBar2'、'data':{'labels':['年代']、'datasets':[{'label':'10代'、'data':[8.2]、'backgroundColor':'rgba(255、115、116、.7)'、'borderColor':'transparent'、'pointBackgroundColor':'transparent'、'pointBorderColor':'transparent'}、{'label':'20代'、'data':[38]、'backgroundColor':'rgba(255、183、116、.7)'、'borderColor':'transparent'、'pointBackgroundColor':'transparent'、'pointBorderColor':'transparent'}、{'label':'30代'、'data':[30.4]、'backgroundColor':'rgba(228、170、1、.7)'、'borderColor':'transparent'、'pointBackgroundColor':'transparent'、'pointBorderColor':'transparent'}、{'label':'40代'、'data':[18.4]、'backgroundColor':'rgba(107、182、187、.7)'、'borderColor':'transparent'、'pointBackgroundColor':'transparent'、'pointBorderColor':'transparent'}、{'label':'50代'、'data':[5.1]、'backgroundColor':'rgba(68、174、234、.7)'、'borderColor':'transparent'、'pointBackgroundColor':'transparent'、'pointBorderColor':'transparent'}、{'label':'60代'、'data':[0]、'backgroundColor':'rgba(217、222、132、.7)'、'borderColor':'transparent'、'pointBackgroundColor':'transparent'、'pointBorderColor':'transparent'}]}} 期間:12/9〜12/12

 年代はというと、10代:8.2%、20代:38%、30代:30.4%、40代:18.4%、50代:5.1%、60代:0.4%。20〜30代の注目度が高いです。

まとめ

 医学部の不適切採点の問題にこれだけ多くの人が反応し怒りを覚えるのは、「入試は学力で公平に判断される場である」、いわば“聖域”であると考えられていたからではないでしょうか。12日には日本大学の医学部も不適切な合否判定があったことが判明し、まだまださまざまな学校に問題が残っていると思われます。平成が終わる前に、膿を出し切ることはできるのでしょうか……。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2206/28/news167.jpg 「こんなに絵が上手いなんて」 中川翔子、1時間で『SPY×FAMILY』アーニャを17体生み出してしまう
  2. /nl/articles/2206/29/news152.jpg 整形男子アレン、“歯抜け”も生じた深刻トラブルを解決 高額で入れ替えた歯の再施術も「一生ものではない」
  3. /nl/articles/2206/28/news174.jpg バーガーキングが“超巨大バーガー食べ放題”実施 約1700キロカロリーのバーガーを食べまくれる
  4. /nl/articles/2206/29/news003.jpg ゴールデンレトリバー「他のおやつがほしいのおおおー!!」 荒ぶるワンコのまさかの行動に飼い主爆笑【米】
  5. /nl/articles/2206/27/news166.jpg 「ラーメン二郎」へ“表敬訪問”したジョージア駐日大使に話を聞いた 「次回は『ニンニク ヤサイ マシマシ、ブタ抜き、アブラ多め』を頼みたい」
  6. /nl/articles/2206/29/news139.jpg ゴルフ開始2カ月のダレノガレ明美、初ラウンドで驚きのスコアをたたき出す スタイル抜群のフォーム披露
  7. /nl/articles/2206/24/news167.jpg 耳付きのランチパックが見つかり「得した気分」「運がいい」 “当たり”があるのか山崎製パンに聞いてみた
  8. /nl/articles/2206/29/news118.jpg 幸せいっぱいでほっこり! 粗品、結婚後初の家族ショット 妻子と肩寄せ合う後ろ姿に「温かい愛感じます」
  9. /nl/articles/2206/28/news169.jpg ドラマ「ER」「クリミナル・マインド」の俳優メアリー・マーラ、61歳で溺死 川で遊泳中に溺れたか
  10. /nl/articles/2206/28/news025.jpg 野犬の群れで育った子犬を保護、初めはおびえていたが…… 心を開いて大きく成長したビフォーアフターに感動

先週の総合アクセスTOP10

  1. めちゃくちゃ目立ちそう! 元俳優・成宮寛貴、ほぼ変装なしのディズニーシーに現れた姿がオーラだだ漏れ
  2. 尼崎市が全市民情報流出の会見でUSBのパスワード桁数を言ってしまいネット総ツッコミ 「情報セキュリティの教材か?」「やらかし重ねてるの面白かった」
  3. 1匹の子猫を保護すると……草むらから子猫の群れが! 助けを求める様に寄ってくる姿がいじらしい【米】
  4. 入院中の堀ちえみ、クレーム電話連発する“心ない人物”に苦悩 顔も知らない相手に「人生を阻まれてしまいます」
  5. よそ者には厳しい甲斐犬が、家族と認めた子柴犬を…… 全力で守る姿に「深い愛情に泣ける」「誠実さがかわいい」
  6. パパ、10時間ぶりの帰宅でワンコの感情が…… 大爆発!!→体当たりするゴールデンレトリバーがいとおしい
  7. YOSHIKI、母親の四十九日で生まれ故郷へ 喪服姿で悲しみを吐露「I miss my mother」
  8. 「私はどん底に居ました」 小林麻耶、妹・麻央さんの命日に思い吐露「真実を伝えるしかないと死を考えたことも」
  9. ちょっと窓を閉めただけで、ゴールデンレトリバーの表情が…… この世の終わりのようなお顔が抱きしめたくなる
  10. 柴犬が散歩中、ノラの子猫たちに囲まれて…… 迫力におされて全く進めない姿が応援したくなる

先月の総合アクセスTOP10

  1. この写真の中に1人の自衛隊員が隠れています 自衛隊が出したクイズが難問すぎる……「答え見ても分からない」と人気
  2. フワちゃん、指原莉乃同乗のクルマで事故 瞬間を伝える動画が「予想の10倍ぶつけてる」「笑い事ではない」と物議
  3. 人気動画ジャンル「ゆっくり茶番劇」を第三者が商標登録し年10万円のライセンス契約を求める ZUNさん「法律に詳しい方に確認します」
  4. この写真の中に2人の狙撃手が隠れています 陸自が出したクイズが難しすぎて人気 まじで分からん!
  5. 華原朋美、“隠し子”巡る夫の虚言癖に怒り「私はだまされて結婚」 家を飛び出した親に2歳息子も「もうパパとはいわなくなりました」
  6. 誰にもバレずに20年 別荘を解体中にバスルームから“とんでもないモノ”が見つかる 「わけがわからない」と困惑
  7. 名倉潤、妻・渡辺満里奈との結婚17周年に“NY新婚旅行”ショット 「妻には感謝しかありません」と愛のメッセージも
  8. 植毛手術のいしだ壱成、イメチェンした“さっぱり短髪”が好評 「凄く似合ってます」「短い方が絶対いい」
  9. 「ビビるくらい目が覚める」「生活クオリティ上がった」 品薄続く「ヤクルト1000」なぜ、いつから人気に? 「悪夢を見る」ウワサについても聞いてみた
  10. 渡辺裕之、66歳バースデーで息子と2ショット 合同誕生日会に「すごいお料理とケーキ」「イケメン息子さん」