八戸駅「三陸産いわしの蒲焼き弁当」(880円)〜八戸駅弁伝統の味が復活!(1/12 ページ)

毎日1品、全国各地の名物駅弁を紹介! きょうは八戸駅「三陸産いわしの蒲焼き弁当」(880円)です。

» 2021年05月09日 10時00分 公開
[ニッポン放送(1242.com)]
ニッポン放送
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
駅弁 八戸駅「三陸産いわしの蒲焼き弁当」(880円)
駅弁 駅弁 駅弁 駅弁 駅弁 駅弁 駅弁 駅弁

【ライター望月の駅弁膝栗毛】

駅弁 キハE130系気動車・普通列車、八戸線・宿戸〜陸中八木間

青森県の八戸と、岩手県の久慈の間・約65kmを、約1時間40分で結ぶJR八戸線。

昭和5(1930)年の全線開通から、去年(2020年)で90年の節目を迎えました。

八戸では東北新幹線・青い森鉄道、久慈では三陸鉄道リアス線と接続。

長年、国鉄形・非冷房の気動車が活躍していましたが、平成29(2017)年にステンレスのキハE130系気動車が投入され、八戸線の新たな顔となっています。

駅弁 キハE130系気動車・普通列車、八戸線・陸中八木〜有家間

八戸線の魅力は、何といっても車窓に広がる三陸の海!

入り組んだ海岸に沿って走る列車からは、太平洋の水平線を望むことができます。

それゆえ、平成23(2011)年の東日本大震災による津波や、令和元(2019)年の台風19号によって大きな被害を受け、長期にわたる運休を余儀なくされたこともありました。

でも、その都度、復活して、三陸海岸の鉄道ルートの一翼を担っています。

駅弁 三陸産いわしの蒲焼き弁当

八戸線から望む三陸沖は、寒流の親潮と、暖流の黒潮がぶつかる好漁場。

その豊かな海に育まれた数々の魚介類が、八戸の港には揚がります。

八戸を拠点に駅弁を手掛ける「吉田屋」から、去年(2020年)秋から登場した「三陸産いわしの蒲焼き弁当」(880円)は、その豊かな海の恵みを感じられる駅弁。

八戸をはじめ、新青森・盛岡など、東北新幹線の各駅で販売されています。

駅弁 かつてのいわしの蒲焼き風弁当(2007年撮影)

駅弁好きなら、“八戸、いわし”と聞けば、きっと懐かしの駅弁を思い出すはず。

2000年代初頭まで販売されていた「いわしの蒲焼き風弁当」ですね!

平成14(2002)年の東北新幹線八戸開業のころは、黄色い掛け紙をピンクの紐で綴じる形、その後はスリーブ式の包装となりましたが、長年、八戸の名物として親しまれてきました。

吉田屋によると、お客様の声もあって今回、この名物駅弁を復活させたと言います。

駅弁 三陸産いわしの蒲焼き弁当

【おしながき】

  • 白飯 海苔
  • いわしの蒲焼き
  • 厚焼き玉子
  • ガリ
  • しば漬け
駅弁 三陸産いわしの蒲焼き弁当

身のやわらかいいわしを2尾、吉田屋秘伝のたれで、まるごと蒲焼きにしたという「三陸産いわしの蒲焼き弁当」。

今回、ご飯と蒲焼きの間には、風味を高めるため、焼海苔を敷いたとのこと。

しば漬けとガリの香の物はそのままに、おかずには厚焼き玉子が加わりました。

やっぱり、いわしの蒲焼きがよく似合う八戸駅弁、今後もリピートしていきたいものです。

駅弁 キハ110系気動車・団体臨時列車「TOHOKU EMOTION」、八戸線・有家〜陸中中野間(2017年撮影)

八戸線の観光列車として有名なのが、「TOHOKU EMOTION」。

東北の食材を使って一流シェフが手掛けた料理をいただくことができるレストラン列車で、沿線の皆さんによる「大漁旗のおもてなし」も大きな魅力です。

乗車には旅行商品の購入が必要ですが、残念ながら現在(2021年3月)は運休中。

素晴らしい景色が楽しめる鉄道旅には、美味しい食べものが必要不可欠です。

(初出:2021年3月17日)

連載情報

photo

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史

昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。

駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/


※新型コロナウイルス感染症、Go To事業、運行状況に関する最新情報は、厚生労働省、内閣官房、首相官邸、国土交通省・観光庁のWebサイトなど公的機関で発表されている情報、鉄道事業者各社の情報も併せてご確認ください


おすすめ記事

「駅弁膝栗毛」バックナンバー

       1|2|3|4|5|6|7|8|9|10|11|12 次のページへ

Copyright Nippon Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/14/news019.jpg ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  2. /nl/articles/2412/10/news133.jpg 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  3. /nl/articles/2412/12/news089.jpg フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. /nl/articles/2412/14/news081.jpg 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  5. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  6. /nl/articles/2412/15/news002.jpg 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  7. /nl/articles/2412/14/news038.jpg 「釣れすぎ注意」 消波ブロック際に“カツオを巻いた仕掛け”を落としたら…… 驚きの結果に「これはオモロい!!」「こんなにとは」
  8. /nl/articles/2412/14/news063.jpg 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  9. /nl/articles/2412/14/news002.jpg 【今日の難読漢字】「男衾」←何と読む?
  10. /nl/articles/2412/15/news024.jpg おじいちゃん「昔はモテた」→孫は信じていなかったが…… “今では想像できない”当時の姿が140万再生「映画スターのよう」【米】
先週の総合アクセスTOP10
  1. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  2. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  3. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  4. 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
  5. 大谷翔平の妻・真美子さん、ZARA「8000円ニット」を着用? 「似合ってる」「シンプルで華やか」
  6. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
  7. 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
  8. 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
  9. コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
  10. 「やめてくれ」 会社で使った“伝言メモ”にクレーム→“思わず二度見”の実物が200万表示 「頭に入ってこない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」