水10「白衣の戦士!」にネット大荒れ 「ナースのお仕事」的王道コメディーテイストは吉とでるのか心配している
あまりにも「ナースのお仕事」。今にも「あ~さ~く~ら~!」が聞こえてきそう。
4月10日より、「白衣の戦士!」(日本テレビ系)がスタートした。筆者は、主演が中条あやみというだけで今作に注目していたクチだ。
すでにネット上で散々指摘されているが、このドラマ、メチャメチャ「ナースのお仕事」(フジテレビ系)を思い出させる。先輩ナースと後輩ナースの掛け合い。望まない教育係に指名される先輩ナース。ナース服の裾を切ってミニスカにした朝倉いずみ(観月ありさ)とワンピース型のナース服を貫く立花はるか(中条あやみ)も被っている。今にも「あ~さ~く~ら~!」という松下由樹の声が聴こえてきそうだ。
時代にそぐわぬテイスト
本稿で、両作の類似点にツッコミを入れようとは思わない。「ナースのお仕事」第1シーズンが始まったのは23年前だし、知らない世代も今ではたくさんいるはず。大事なのは、時代にマッチしているか否かだ。
「白衣の戦士!」放送直後、SNSは荒れた。主に医療関係者たちから声が上がっているのだ。「勤務初日の看護師に点滴交換をやらせるなんてありえない」「人通りの多い場所で患者情報をしゃべるな」「髪をポニーテールにして白衣に付いたら不潔だ」「白衣のまま病院の外に行くんじゃない」「手袋を持ち歩いているのは不潔」などなど。
ドラマだ。現実と違う描写が出ても仕方ない部分はある。でも、現役看護師からするとガマンならなかったのだろう。実は、名作と名高い「ナースのお仕事」でさえ、医療関係者からはよく言われていなかった。もし今の時代に「ナースのお仕事」が放送されたら、やはりSNSは荒れると思う。ネットの影響力が増したこのご時世に、こういうテイストのドラマを放送した事実。もしかしたら、危ない橋を渡ってるのかもしれない。医療ドラマは少なくない。しかしその多くはシリアスな内容だ。「救命病棟24時」しかり、「コード・ブルー」しかり、「コウノドリ」しかり。現場をリアルに描き、その路線で高いクオリティーを実現している。
なんかノリが古い
ネットでは、中条あやみの演技の拙さを指摘する声が多かった。でも、それこそ「ナースのお仕事」初期の観月ありさの演技力だって誇れるものじゃなかった。それより、筆者は制作側の責を問いたいと思う。コミカルへ行こうとしているからか、なんかノリが古いのだ。ウワサをされたはるかがくしゃみをし「誰か私のウワサしてる!」とキレたり、本城昭之(沢村一樹)が三原夏美(水川あさみ)を飲みに誘うも振り返ったら誰もいない描写だとか。
舞台となる四季総合病院・外科病棟の看護師長は本城だ。はるかの同期には、男性看護師・斎藤光(小瀧望)がいる。時代の移り変わりはちゃんと反映されている。しかし、2話の予告を見るとはるかと斎藤の間で恋の予感が見え隠れする模様。結局、男性看護師はラブコメに進むための材料と化してしまいそうだ。この辺りにもほのかな古さを感じる。あと、看護師にスポットを当てるドラマは、なぜかお決まりのように主役がドジっ子になる。この、いにしえからのテンプレ感にも引っ掛かる。
外野がどう言おうと、「白衣の戦士!」はこれからドンドン進んでいく。もちろん、ドラマの出来はいつ好転するかわからない。回が進むにつれ「ナースのお仕事」を忘れさせる“ならではの魅力”が放出されると信じ、今後も見続けていきたいと思う。
寺西ジャジューカ
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