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スポーツジムと共同開発

 プロテインちくわ+は、もともとジム向けの商品だ。2022年、「おいしくたんぱく質を取る」をコンセプトに、愛知県内でフィットネスクラブを展開する企業と共同開発した。ジムに冷凍庫を置いて販売したところ、売れ行きは好調だった。

もともとはジム向けに開発
もともとはジム向けに開発

 ヤマサちくわにとって、初めての冷凍商品でもあった。ちくわは冷凍・解凍すると、どうしても品質が落ちる。おいしさを保てる原料の配合を探り、開発には1年弱を費やした。

 試作の段階では、とても食べられないような仕上がりのものもあった。それでも少しずつゴールに近づいていたため、社内から「やめよう」という声は出なかったという。

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4月の開始後、原料が手に入らない

 ところが、オフィスちくわを始めた直後、使っていた原材料の一部が手に入らなくなった。すでに導入している企業への供給は、確保した在庫で対応。その間に原料の配合を見直し、試作を重ねた。再発売にこぎ着けるまで、約半年かかった。

たんぱく質は15.4グラム
たんぱく質は15.4グラム

 現在の商品は、1本当たりのたんぱく質量を、発売当初の13.2グラムから15.4グラムに増やしている。「たかが2グラムだが、これが非常に難しい。数値を増やしながら、おいしさと『ちくわ』らしさを失わないのが一番の難所だった」と蔵野氏は振り返る。
 
 鍵は、どの植物性たんぱく質をどう組み合わせるかだった。最初の開発と違い、今回はすでに商品を世に出している。「何が何でも完成させなければならない。最初の開発よりも大変だった」(蔵野氏)

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