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ローソンの斜め向かいに、もう一軒のローソン。距離にして、20メートルほど。こんなに近くにあって、お客さんを奪い合わないのでしょうか。
一方は、おにぎりやパン、ジュースなどが並ぶ、いつものローソン。ところが、もう一方のお店に入ると、キャリーバッグがずらり。価格は約2万~6万円です。お弁当なども扱っていますが、品ぞろえは控えめ。飲み物を買いに立ち寄ったつもりが、旅のお供までそろってしまう。ここは、どんなローソンなのでしょう。

このお店は、東京・羽田空港に隣接する商業施設「羽田エアポートガーデン」にある「スーベニア店」。6月18日にオープンしました。取り扱う約3300種類の商品のうち、約2300種類が観光土産や旅行用品。売り場の7~8割を占める、ちょっと変わった店舗です。
斜め向かいには、以前から営業する「羽田エアポートガーデン店」があります。2店舗を担当するローソンの針生純一さんに、出店の理由などを聞きました。
この場所ならではの事情
国内に1万4000店以上(2026年9月末現在)を展開するローソンでも、同じ商業施設の中で、これほど近くに2店舗があるのは珍しいそうです。それでも出店したのは、既存店だけでは、売れ行きのよい商品を十分に並べきれなくなっていたからでした。

既存店の広さは、一般的なコンビニほど。ホテルの入り口に近く、おにぎりやサンドイッチ、ジュースなど、客室で食べたり飲んだりするものがよく売れていました。「からあげクン」も、同社が運営する店舗の中で販売数が多い部類だったといいます。



背景には、この場所ならではの事情がありました。
「宿泊されている方は、昼間は観光に出かけ、夜に戻ってきます。ただ、周辺の飲食店は午後9時ぐらいに閉まってしまうんです」
観光から戻ったら、まずは夕食を買いたい。そんな人たちにとって、コンビニは頼れる存在だったわけです。
一方で、お土産を求める声も多く寄せられていました。品ぞろえを増やすと、その分だけ売れる。既存店の2026年1~4月の平均日販は、前年同期比115%と好調でした。ただし、売り場には限りがあります。
「お土産を増やすことで、通常のコンビニ商品の品ぞろえを、かなり削っていました」
お土産を買いたい人にも、ご飯を買いたい人にも応えたい。その両方を一つのお店でかなえるのが、難しくなっていました。

