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品ぞろえの手掛かりになったのは
そんなとき、近くの空きスペースを使わないかという話が持ち上がりました。それなら、お土産を中心に扱うローソンをつくろう。最初から、既存店とは違う品ぞろえにすることが前提でした。
売り場の7~8割が旅行用品やお土産という構成について、社内から「多すぎないか」といった異論は特になかったそうです。ただ、針生さん自身も、こうした店舗の運営経験はありませんでした。


品ぞろえの手掛かりになったのは、東京・銀座にある「GINZA SIX」内のローソンです。
2017年4月にオープンした同店は、当初から観光土産に力を入れていました。コロナ禍が明ければ、以前にも増して訪日外国人客が来店するだろう。そう予測し、数年かけて品ぞろえを見直していったといいます。
「ぱっと見て日本を想像できるようなパッケージの商品は、お菓子でも雑貨でも、よく売れます」
ある商品がよく売れたら、同じ絵柄のキーホルダーも置いてみる。それも売れたら、舞妓さんや五重塔など、絵柄を増やしてみる。海外ではどの日本のアニメが人気なのかも調べ、そのキャラクターグッズも置くようになりました。
売上金額のトップ
スーベニア店のオープンまでに、こうした試行錯誤を2年以上重ねました。何が、どのくらい売れるのか。その実績をもとに、新店舗ではどの商品に、どのくらいの売り場を割くかを考えたのです。
キャリーバッグも、売れると見込んだ商品の一つでした。既存店でも扱っていましたが、広い店舗で種類を増やせば、さらに需要に応えられると考えました。


たくさんのキャリーバッグを並べられるよう、専用の陳列棚を設置。柱を囲むように、3段に分けて並べています。高いものは約6万円で、歌舞伎役者の絵が入った商品もあるそうです。
コンビニで買うには、なかなか大きな買い物。それでも、月に100個以上が売れています。
「売上金額でいえば、トップはキャリーバッグですね」
ネックピローや携帯スリッパなど、移動中に使う商品も扱っています。訪れるのは、帰国する人だけではありません。これから京都や北海道などへ向かう旅行客もいる。空港に近い場所だからこその品ぞろえです。

