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各部をスペックアップした第二世代 2027年モデル
各部をスペックアップした第二世代 2027年モデル
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「きのこの山ワイヤレスイヤホン Pro」が復活

 復活するのは、音質や操作性などを改良した「きのこの山ワイヤレスイヤホン Pro」だ。低音・高音の再生特性を見直したほか、タッチ操作の検知精度も向上。充電ケースは待機時の消費電力を抑え、待機可能時間を約26日から約81日へ延ばした。初代に搭載していた、方言やアクセントを含む144言語対応のAI翻訳機能も引き継ぐ。

 中身は進化するが、外見は初代と同じ。その話を聞いていると、意外なこだわりが出てきた。初代の開発では、中に少しだけ重りを入れたというのだ。

 電子機器なら、少しでも軽くするものだと思っていた。なぜ、あえて重くするのか。担当者によると、軽すぎると、手に載せたときに製品としての存在感が足りない。そこで、1円玉を使って重さの違いを確かめながら、ちょうどいい感覚を探ったそうだ。

 耳に着けて使うものだが、手に取った瞬間の感触にも気を配っていたわけだ。

2024年モデルと2027年モデルの比較(カゴメディアが測定)
2024年モデルと2027年モデルの比較(カゴメディアが測定)
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「きのこの山」らしく見せるために

 もちろん、「きのこの山」らしく見せるための苦労もあった。難しかったのは、チョコレートとクラッカーの色味である。工場からプラスチックのサンプルを何枚も取り寄せ、つやの出し方やマットな質感を繰り返し調整したという。プラスチックで、おいしそうな食べ物の姿をつくるのは簡単ではない。

 今回も、初代の型をそのまま使えば済むわけではなかった。本物の「きのこの山」は、2層のチョコレートを使っている。それぞれの色が占める割合に変更がないか、明治に確認したそうだ。

 初代の開発当時から変わっていなかったため、イヤホンも同じ外見を引き継ぐことにした。さらに、当時の色味や質感を再現できるか、今回も試作して確かめたという。

 イヤホンのモデルチェンジで、お菓子のチョコの色の割合を確かめる。普通の家電の開発では、なかなか登場しそうにない確認事項である。

 ただ、本物に近づければ、それでよいわけでもない。初代の開発で明治が最後まで重視していたのは、誤飲防止だった。形状や色味を細かく検討したという。

 装着したときの見え方にもこだわった。耳に当たる内側の部分は、茶色や黒なども試した上で白を選択。耳に着けたときに、きのこの形がくっきり見えるようにしたそうだ。

外箱のデザインにもこだわった
外箱のデザインにもこだわった
誤飲防止にも配慮
誤飲防止にも配慮

きのこの着け心地と枕づくりの関係

 こうして細部までつくり込んだ初代モデルだが、販売前には、担当者たちも売れ残りを心配していた。話題にはなっていても、実際にどれだけ買ってもらえるかは分からない。売れ残ったら自分たちで何台買おうか、と考えていたほどだという。

 ところが、ふたを開ければ10分で完売。つくり手も驚く結果になった。

 今回は、その姿を保ちながら装着感も見直した。イヤーピースには、低反発の枕などにも使われる「メモリーフォーム素材」を採用。押すとゆっくり沈み、徐々に元の形に戻る素材で、耳の形に沿ってフィットする。長時間でも快適に使えることを目指した。

 初代の製造元であるウェザリー・ジャパンは、低反発素材を使った枕も手掛けている。担当者によると、今回のイヤーピースにも、その素材への知見を生かしたという。きのこの着け心地を支えるところに、枕づくりとのつながりがあったのだ。

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