PS3の発売延期は織り込み済みだったようで……

PS3の発売延期が発表された「PS Business Briefing 2006 March」がトップと思いきや、先週はバンダイホビー事業部の新生産拠点「バンダイホビーセンター」がトップと相成りました。さすがに皆さんも“PS3の2006年春発売はないだろう”と考えていたようです。

[遠藤学，ITmedia]

ITmedia Games
Weekly Access Top10

3月13日〜3月19日

1位 聖地「アナハイムエレクトロニクス」巡礼

2位 「いまから5年後にはすごいことが起きそう」――久夛良木氏

3位 いいものはやはりいい――続編が出る今こそ真のエンディングを

4位 クリスタルホワイトをはるかに上回る人、人、人――「ニンテンドーDS Lite」残り2機種がついに発売

5位 プレイステーション 3は2006年11月上旬発売――日米欧同時

6位 壮大な建造物のような作品――早朝から賑わう「FFXII」発売記念カウントダウンイベント

7位 シリーズ初の女主人公も登場――ニンテンドーDSで新たなロックマン「ロックマン ゼクス」誕生

8位 10年以上を経てもなお色あせない、メガドライブのマスターピース

9位 「ランブルローズ　ダブルエックス」は移植版ではありません。完全新作です

10位 良作に賞味期限なし――帰ってきたあいつらをやってみた

　プレイステーション 3の発売延期が発表された「PS Business Briefing 2006 March」の記事がトップ！　と思いきや、先週は静岡県静岡市にオープンしたバンダイホビー事業部の新生産拠点「バンダイホビーセンター」の記事がトップと相成りました。PS3はどう考えても延期が濃厚であったこともありますが、さすがはガンダム（軍艦や戦闘機、自動車や「宇宙戦艦ヤマト」などのバンダイが販売してきた歴代のプラモデルがありますが、やはり代表格という意味で）と言ったところでしょうか。

　さて、そのバンダイホビーセンターは、5月下旬をめどに一般見学も受けつけるとのこと。応募者が殺到することは想像に難くありませんが、5月と言えば、世界最大のゲームイベント「E3」が開催される月でもあります。今年はPS 3とレボリューション（仮）といった次世代機の詳細を始め、ソフトメーカーも例年通りにこぞって新作情報を出してくることが予想されるため、今から戦々恐々としていますが……まぁ、悩んだからと言ってどうなる問題でもありませんので、しっかりと情報を届けられるように体調管理だけはしっかりとしておきたいところです。

　次世代機という点では、現在、米・カリフォルニア州サンノゼにて開催中のゲームクリエイター対象のカンファレンスイベント「Game Developers Conference 2006」も見逃せません。任天堂代表取締役社長・岩田聡氏による基調講演を始め、PS3関連の技術セッション、そして一足先に次世代機Xbox 360を発売したマイクロソフトによる、Xbox 360やXbox Live関連のセッションなど、見どころがめじろ押しです。一体どんな情報が飛び出すのやら……こちらは随時、セッションのリポートが掲載されていく予定ですので、ご期待ください。

　ところで、3位の「ヴァルキリープロファイル -レナス-」、10位のPSP4本まとめてレビュー（「レミングス」、「I.Q Mania」、「ボンバーマン 爆風戦隊ボンバーメ〜ン」、「XIコロシアム」）と、先週はPSPのレビューが2本ランクインしています。昨年末からニンテンドーDS（DS Lite）に押されっぱなしのPSPではありますが、NDSよりもPSPの稼働率のほうが若干高い身としては、「PS Business Briefing 2006 March」にて、ソニー・コンピュータエンタテインメント 代表取締役社長兼CEOの久夛良木健氏が、「我々が本来の“チャレンジ”を忘れてしまったのかもしれないという反省もある。今後は開発されていないマーケットをいっしょに広げていきたいと思う」と、発言した通りの巻き返しを期待したいところです。