インタビュー
2006年10月10日 13時58分 更新

PS3でなくてはならない「THE EYE OF JUDGMENT」の真価 (2/2)

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―― ゲームショウでは特に時間制限などありませんでしたが。

渡辺 オンライン対戦では、1ターンあたりの制限時間を設定できるようにしようかと思っています。対戦を始める前にオプションという形で。

―― ゲーム本来のフィールドは固定されているんですよね?

渡辺 ええ。しかし、ユーザーの好みで入れ替えることも可能にしちゃおうかな、と。場合によってはすべてが水属性であったり火属性の土地で対戦なんてこともできると楽しいかな、と。現在、バトルに入った時のステージ(背景)は、各属性1つずつ+αを予定しています。

―― ゲームショウバージョンではテキストチャットが可能でした。

渡辺 少ないプレイ時間だったので、体験された人はそういないと思いますが。本当はボイスチャットもできればと検討中です。

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―― スターターパックの枚数やモードについてはE3の時と変更は?

渡辺 100種類以上の中からバランスを鑑みてクリーチャーとスペル合わせて最低30枚はスターターパックとして送り出したいと考えていますが、まだ調整中です。モードは正確には、オンライン、バトルアリーナ、カードプロフィール、デッキビルド、ジャッジメント(ミニゲーム)があります。ただし、ネットワーク関連については発表されていないこともあり、詳細は後日お知らせしようと思っていますので、それを楽しみにしてください。少なくとも国内のネット対戦は発売と同時にできるようにしたいですね。シングル、オンラインに限らず、E3とは比べものにならないほどビジュアルは向上しています。まるでフィギュアが手の平にいるような感覚を得られる。プリセットデッキの種類も増やし、個々にあわせたAIも調整し、1人でCOM対戦するのも楽しくなっています。


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―― 新型カメラが参考出展されていましたが。

渡辺 現状では参考出展されているものを使用していますが、まだあれが製品版になるかどうかは未定です。ただ、2007年春の発売という時期も見えているので、その前には発表したいと考えています。

―― 本作は各家庭のゲームする環境に大きく影響を受けると思うのですが。

渡辺 それが発売までの課題です。どんな環境でも変わりなく認識できる仕組みをまさに今やってまして、キャリブレーションであったり、ある時間時間で色位置をとって、それで認証する仕組みを仕込んでいます。現状、カメラは上45度からの角度を推奨していますが、かなり広い範囲でも認識できるようになっています。ですからカードプロフィールモードなどでは、カードを動かすのではなく、カメラ自体をぐるぐると移動させカードを写すことで、あたかもビデオカメラで撮っているような感覚も得られるはずです。机の上にジオラマを作っているような感じというのでしょうか。

―― 写されるカード自体にも工夫がされるとのことですが。

渡辺 マットニスやインクでつや消しにして、照明に反射しないようにしようと思っています。また、カードの破損のレベルにもよりますが、認識しないようになっては困るので、持ち位置も指示して、カードの酷使に耐えられるようにしていきたいです。

―― カメラを固定するスタンドは?

;渡辺 東京ゲームショウのものは、あくまでも仮です。カメラの価格も極力抑えて、EyeToyカメラと同等くらいにしたい。しかし、スペックはEyeToyとは比べものにならないくらい向上してますが。VGA、60フレーム、非圧縮だから画像もキレイですし。繊細なコードでも読み取ってくれます。VGAで毎フレーム認証できるというのは、プレイステーション 3ならではなのではないでしょうか。高い解像度の画像を毎フレーム認証し、画面に反映してくれるんですから。

―― これらを同梱するとなるとお値段が気になりますね。

渡辺 パッケージではカメラやスタンド、もちろんカードも含めた遊ぶために必要なものを同梱し、どれだけコストがかかるのかを検討しながら値段を設定したいと考えています。たくさんの人にも遊んでもらいたいので、頑張って抑えるよう努力します。

―― ユーザー向けの大会などは?

渡辺 これは義務だと思っています。こういうゲームを作った限りは是非とも実現したいですね。あくまでもカードゲームなので、プレーヤーにスポットを当てたいんです。究極的にはプレイスタイルに憧れを持たせるよう、カードさばきなんかも指導したり。カードをシャッフルする仕草など、対戦相手には見えなくてもそれぞれが行うとかかっこいいじゃないですか。そういう意味もこめて、PVにはちょっとだけその様子が収録されています。メッセージ性をこめてみました(笑)。

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―― 今後の目標など教えてください。

渡辺 今回の東京ゲームショウではあくまでもビジュアライズされたものを見せることが目的でした。今後はネットワーク関連について知ってもらいたいと考えています。それが見えた時、さらなる興奮が待っていると思うんです。発売前ではありますが、発売した後の展開も考えて仕込んでいるところです。

―― ありがとうございました。



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[加藤亘,ITmedia]

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