「気づいたら平手友梨奈ちゃん見てる」「メンバーの家族も欅ファン」　グランジ遠山・はんにゃ金田・バグベアが夜通し欅坂46愛語った「語るなら欅を」イベントレポート　（3/6 ページ）

» 2020年01月18日 18時00分公開

[Kikka，ねとらぼ]

遠山：欅坂46の曲の中には“僕”っていう存在がいるんです。で、その曲の中の僕に何とかして出会おうとしているわけですよ、平手友梨奈ないし欅坂46は。“僕と出会った”っていうことだけでもすごいけれども、“（平手ちゃんが）僕そのものになってしまうことがある”と思うんですよ。あくまでも憶測（おくそく）ですけれども、周りのメンバーとかも「アイドルなのに何でここまでやらなきゃいけないんだろう」って思った子が絶対いると思う。齋藤冬優花さんとかもインタビューで言ってました。「周りの人からなんであそこまでやるの？」って言われるって。実際そうやって思っている人もいっぱいいたと思うけれども、平手友梨奈ちゃんの楽曲に対する接し方やライブを見て、肌で感じてみると、平手友梨奈ちゃんはグループとも、楽曲とも、“僕”とも心中してると思うんですよ。それはどっかで覚悟決めたから。齋藤冬優花さんも言っていたのは「そうなったときにはもう誰に何を言われようが関係なくなった」って。だから紅白見てても、2019年末の不協和音見てても、異質は異質なのよ。あんなに楽しい雰囲気の番組だよ。楽しく終わる大みそかっていうテーマの中では異質すぎるのよ、あの欅坂46が出てきた瞬間に。もしかしたら楽しくやろうよっていう視聴者もたくさんいると思うけれども、「自分の伝えたいことを伝えるんだ」っていうことをサイレントマジョリティーからずっと言ってきているわけで、それは何にも間違ったことじゃない。あそこで迎合してそっちに染まってしまった時点で終わりなんですよ欅坂46は。だから良いんです、あれで。届く人には届く。って思っていたら、俺、大竹まことさんのラジオ番組よく聞いているんですけど、年末の話題になったときに「紅白の欅坂46の不協和音ってすごかったな」って仰ったんですよ。（その言葉は）真っすぐピンポイント打ち抜けば、必ず届く人がいるという証！

第2部：「サイレントマジョリティー」「不協和音」「僕たちの戦争」の生みの親、バグベアが満を持して登場！

　遠山さん、金田さんの熱いトークの後は、来場した欅坂46ファンが制限時間1分で推しメンへの愛を語る「推しメンには愛しかない（SE:世界には愛しかない）」のコーナーが開かれ、ファンは大白熱。休憩をはさんだ後、不協和音のイントロが流れる中、第2部がスタートしました。

遠山：さぁ、不協和音が流れていますけれども、ここはやっぱり避けて通れないわけですよ。サイレントマジョリティーで幕を開けた欅坂46。それに共感してくれる人達がいて、世界には愛しかないにつながったのかもしれない。出会いがあって、別れもある。そんな季節を二人セゾンで通り過ぎ、その先にやっぱりそれでも戦わないといけないという意思を示したのが不協和音である！　ただ欅坂46は文字通り全てを使い果たし、一度倒れてしまうわけだ。でもそこからも欅坂46は続く。ちょっとぐらい楽しい時期があってもいいんじゃない？　ってことで風に吹かれてもがあったわけだ。今思えば、風に吹かれてもの黒いスーツは喪服だったんではないだろうか。不協和音で一度死んでしまったからね！　でも楽しいだけじゃない、やっぱりぶち破っていくのがガラスを割れ！　だろう。そしてやらないといけないけれどもなんかもう分からないってなったときにアンビバレントな気持ちが交錯して、でもやっぱり自分たちの意見を通さなくてはいけないとたどり着いた場所が黒い羊な訳であった！